TOEFL iBTとは?

TOEFL iBTとは?

TOEFLとは、アメリカの教育団体(ETS)が主催する英語能力判定試験のひとつで、大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定するテストです。

アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの英国圏の大学の入学や移民申請をするのに必要なテストという意味ではIELTSと同じですが、TOEFLはアカデミックモジュールのみです。

最近ではIELTSの知名度が高まっていますが、TOEFLはキャンパスライフや講義などにちなんだトピックが多いので、大学に入学する時に最も役に立つテストと言えます。
TOEFLは日本でも知名度は高く、英語能力の証明としてTOEICと並んで人気のテストです。

※2019年8月から、リスニング、リーディング、スピーキングセクションにおいて設問数や時間の変更があります。設問内容や問題形式の変更はありません。

TOEFL iBT テスト概要

TOEFLには以下の2つのフォーマットがあります。

  • コンピューターで行われるTOEFL iBT
  • 筆記試験(ペーパー版)のTOEFL PBT

98%がTOEFL iBTを受験している状況で、コンピューターにアクセスができない地域にのみTOEFLペーパー版が実施されています。
日本では、TOEFL iBTのみ実施しています。

試験科目は、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング。
各セクション30点満点で、合計120点満点のスコアになります。
所有時間は約3時間から4時間(進み具合によって時間が異なる)。
スタート時間はだいたい9時半からですが、案内される順番によって10時になることもあります。
筆記用具(メモをとるための紙や鉛筆)は準備されているので持参する必要はありません。
長い試験ですが、合間に10分間の休憩があります。
ただし、昼食をとる時間は設けられていません。

TOEFL iBT 試験実施回数と受験料

日本では毎週土曜日、日曜日に開催されているのでかなり頻度の高いテストと言えます。
試験日の6ヵ月前から7日前まで申し込みが可能です。
受験料は日本円での表示になりましたが、$235ですので、その時の換算レートによって異なります。
申込済みのテスト日やテスト会場の変更もテスト日の4日前まで可能ですが、変更手続きにはUS$60の費用がかかります。
4日前にキャンセルした場合は受験料の半額が返金されます。
受験回数に制限はありませんが、次の試験まで12日間の期間をあける必要があります。

TOEFL iBT テストの流れ

リーディング 52分または74分(3-4パッセージを読み、1パッセージにつき10問、合計30-40問の問題をとく)

リスニング 41分または57分(キャンパスでの会話・講義を聞き、合計28-39問の問題をとく)

休憩10分

スピーキング 17分(4つの課題について答える)

ライティング 50分(タスク1と2)

TOEFL iBT 科目別評価基準

Reading, Listening, Speaking, Writing 各セクション30点満点で、合計120点満点のスコアになります。

Reading 評価基準

リーディング は3パッセージであれば54分 、4パッセージであれば72分の時間割です。
4パッセージの時は、どこかの1パッセージ分採点されない問題(ダミー問題)が含まれます。「どのパッセージがダミー問題か」は残念ながら分かりません。また、スコア換算表も公表はされていませんし、問題の難易度によって点数が変わると言われています。
しかし、大まかな換算方法はあります。1つのパッセージあたり10問、3パッセージで30問、これをTOEFLのスケール1~30で表します。とすると、1問当たりおよそ1.0となります。

TOEFLのリーディング問題の対策は以下の記事でまとめています。

Raw Point(素点)間違いTotal Scaled Score(換算された点数)
30030
29129
28228
27327
26426
25525
24624
23723
22822
21921
201020
191119
181218
171317
161416

Listening 評価基準

リスニングの制限時間は41分~57分です。
通常は、会話が2つ、講義が3つの構成で41分ですが、リーディングと同様にダミー問題がある場合は、会話が3つ、講義が4つの構成で57分となります。
リスニングの方が、リーディングよりもダミー問題が頻繁に出題されます。
リーディングと同様、ダミー問題が一番最後にくるとは限りません。
通常は28問で、ダミーがある時は合計39問が出題されます。

TOEFLのリスニング問題の対策は以下の記事でまとめています。

Raw Point(素点)間違いTotal Scaled Score(換算された点数)
28030
27129-30
26227-29
25326-27
24425-26
23524-25
22622-24
21720-22
20819-20
19918-19
181017-18
171116-17
161215-16
151414-15
141413-14
131512-13
121610-12
11169-10
10188-9
9197-8

Speaking 評価基準

スピーキングは4つの質問で構成されています。
スピーキングセクションは約17分。
1つの質問に対する回答は、各2名の評価者が4つの質問に対して0~4点スケールで採点し、合計24点(素点)となります。これをTOEFLスケールの30点に変換します。
TOEFLのスピーキングの採点基準は、以下の4つです。

  1. General description:概要―全体的に質問に答えているかどうかが判定される
  2. Delivery:話し方(流暢さ、発音やイントネーション)が判定される
  3. Language use:文法の正しさと適切な語彙の使い方が判定される
  4. Topic development:話の論理的な展開が判定される

TOEFLの公式スピーキング採点基準は、以下のウェブサイトをご確認ください。
https://www.ets.org/s/toefl/pdf/toefl_speaking_rubrics.pdf

TOEFLのスピーキング問題の対策は以下の記事でまとめています。

Raw Point(素点)Total Scaled Score(換算された点数)
4.0030
3.8329
3.6628
3.5027
3.3326
3.1624
3.0023
2.8322
2.6620
2.5019
2.3318
2.1617
2.0015
1.8314
1.6613
1.5011
1.3310
1.169
1.008

Writing 評価基準

ライティングは課題が2つで合計50分。
①Integrated taskと②Independent taskで構成されています。
どちらも0~5点で評価され、人間の採点官とコンピューターによって採点されます。
最終的に2つの平均点を統計処理し、0~30のスコアへ換算します。
TOEFLのライティングの採点基準は、以下の4つです。

  • development:文章構成・展開のわかりやすさ
  • organization:文章のまとまり・一貫性
  • grammar and vocabulary:文法・語句の使用の適切さ・正確さ
  • accuracy and completeness:内容の充実さ・正確さ(Integrated taskのみ)

TOEFLのライティング問題の対策は以下の記事でまとめています。

Raw Point(素点)Total Scaled Score(換算された点数)
5.0030
4.7529
4.5028
4.2527
4.0025
3.7524
3.5022
3.2521
3.0020
2.7518
2.5017
2.2515
2.0014
1.7512
1.5011
1.2510
1.008

IELTSとのスコア比較

他に、大学への進学に必要とされる英語力の判定試験でよく使われているのがIELTSです。
TOEFLの公式サイトには、IELTS overall score(総合スコア)6 は TOEFL 60-78点 に相当するとされています。

TOEFL、IELTSは、それぞれ特徴がある試験です。
自分にどちらが合っているかは、当校のIELTS/TOEFL比較ページを参考にしてみましょう。

https://www.ets.org/toefl/score-users/scores-admissions/compare/ より

日本人のTOEFL平均点

2019年のETSの統計では72点でした。
近隣の英語を母国語・公用語としない国々と比べると10点ほど下回ります。
ちなみに、当校の所在するカナダの平均点は94点でした。

リーディングリスニングライティングスピーキング合計
Japan1818171872
China2120202081
Korea2121202082
Canada2324242394

TOEFL 勉強法

トーフルの対策においては、リーディングとリスニングの強化、つまり英語の基礎力をつけることが最も大切です。

まずは、単語や表現を覚えるインプットを中心に行います。
リスニング力を伸ばすため、日々のリスニングに加え、リテンション・ディクテーションの練習を取り入れましょう。→ TOEFL対策 L, S, W に必須!リスニング力を向上させるには?

インプットが万全になってからスピーキング・ライティング、つまりアウトプットの練習をしましょう。
スピーキングは時間内に答えられるよう練習を繰り返します。
ライティングでは、様々な言い換え表現を覚えて、具体例を書く練習をしましょう。

セクションごとの問題形式・対策をまとめた記事はこちら。

TOEFL リーディング 問題形式と対策法
TOEFL リスニング 問題形式と対策法
TOEFL スピーキング 問題形式と対策法
TOEFL ライティング 問題形式と対策法

TOEFL iBTの特徴 まとめ

  • 大学のキャンパスや教室などの実生活でのコミュニケーションに必要な「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定される
  • 試験はコンピューター上で行われ、選択問題が多い
  • 主にアメリカ英語(ナチュラルスピード)
  • 受験料はUS$235(2020年12月現在)
    最近では日本円で表示されるが、その日の換算レートによって料金が変動する
  • テストの日程や会場の変更、キャンセルはテスト日の4日前まで可能(費用がかかる)
  • 受験回数に制限はないが、次の試験まで12日間空ける必要がある
  • テスト時間は3時間半から4時間
  • スピーキング・ライティングでも速読力・リスニング力が必要になる