帰国子女TOEFL

帰国子女大学受験のためのTOEFL iBT

海外に長期間住んでいる高校生は、大学受験ではいわゆる「帰国子女枠」として特別な選抜基準が設けられています。そして、帰国子女の方々の英語力の証明としては、日本国内ではTOEFL iBTの需用が根強くあります。

帰国子女枠で大学受験をする場合に必要なTOEFL iBTの点数

帰国子女にとっては避けられないTOEFL iBT対策。それでは、実際に帰国枠で日本の大学にTOEFLのスコアを提出する場合は、どのくらいの点数が必要なのでしょうか。

学校にもよりますが、以下の点数が目安と言われているようです。
難関国立大学:100点以上
難関私立大学:90点以上
中堅私立大学:75点以上
有名私立大学:65点以上

こちらの点数はあくまでも合格された方々の点数の目安です。出願自体はもっと低い点数でも受け付けている場合が多いので、希望進学先の要件をよく確認しましょう。一般的に合格に必要と言われている点数より低いスコアで難関私立大学に出願し、合格された方も当校の生徒様の中にはいらっしゃいました。

いずれにせよ、なるべく高いスコアを取得しておく方が有利なことには間違いありません。まずは、希望進学先の帰国枠の募集要項を見て、必要な点数・時期を確認しておきましょう。

【日本】大学一般入試におけるTOEFL iBT利用状況

2018年にTOEFLを運営するETSによって行われた調査によると、大学の一般入試においてTOEFL iBTのスコアを考慮する大学が以下の通り公開されております。

TOEFL iBTテストの大学における活用状況

こちらの調査によると、回答を行った560大学のうち、337校がTOEFL iBTテストのスコアを入学選抜に利用すると回答しています。こちらは2018年の調査であることと、新型コロナウイルスの影響により集団での試験の実施を控える大学もあることから、帰国枠以外でも、現在ではより多くの大学がTOEFLを学生の選考に利用していると言えるでしょう。

TOEFL iBT MyBest™ Scoresとは?

2019年8月より、過去2年間に受験した全てのTOEFL iBTのテストスコアから、各セクションの最も高いスコアを組み合わせた「MyBest™スコア」が導入されています。受験者にとっては、MyBestスコアの導入によって、出願要件を満たす志望先が増える可能性があるので、非常に有利な制度と言えます。ただし、MyBestスコアを活用するかどうかはスコアの受取団体によりますので、自身の希望進学先がMyBestスコアを受け入れているかチェックしておきましょう。

MyBest™スコア を受け入れている教育機関は、以下のETSのページより検索することができます。
https://www.ets.org/toefl/test-takers/ibt/scores/understanding/mybest-acceptance/

帰国子女入試の場合、いつからTOEFLの準備をするべき?

それでは、帰国枠で日本の大学に進学したい場合、TOEFL対策はいつごろから始めれば良いのでしょうか?

当校には、海外の高校に進学されていて、TOEFL対策講座を受講されている現役高校生の生徒様も多くいらっしゃいます。

海外の高校に通っているからといって自然に英語ができるようになるわけではありません。進学先の環境によりますが、中には日本人同士で固まってしまって、授業以外では英語を使う機会があまりない・・・という生徒様もいらっしゃいました。他には、あまり英語の文法を勉強することがないまま留学し、意思疎通はできるけど、文法がわからない方も。

今留学していて、帰国後にTOEFLを使った帰国子女枠での大学進学を検討している場合は、なるべく早く試験を意識した英語の勉強を開始しましょう。

学習を開始するにあたっては、まずTOEFL iBTを受験するか、問題集を解いてみて今の自分の実力を確認しましょう。そして、目標点数に合わせてTOEFLへのアプローチを工夫していきます。

点数がTOTAL 40以下の場合、どの点数を目指す場合も、英語の基礎から勉強を始めた方がいいでしょう。また、基礎からおさらいする場合は時間がかかります。TOEFLはリスニング力が重要なので、目標点数にもよりますが、学習期間の目安としては、スコアの取得期限の1年前には英語に特化した勉強を始めることをおすすめします。

TOTAL 41~60の場合、英語の基礎が不安定なところがあります。目標点数が60点台でしたら、TOEFLの問題集に取り組みながら、わからない単語や文法を同時並行でおさらいしていきます。学習期間は半年を目安に集中して対策を行いましょう。

TOTAL 61~70の方は、目標点数が71以上80以下でしたら、TOEFLの特徴や戦略を抑えておけばTOEFLに特化した対策で目標を達成することは可能です。3か月程は集中してTOEFL対策に取り組む必要があります。

現時点でTOTAL 71以上で、100点以上を目指す場合、TOEFL対策と並行して英語の文法知識や表現の幅を広げるような勉強も行う必要があるため、最低でも6か月は勉強期間を設けましょう。実は、70点以上ある状態から100点を目指す場合がTOEFLでは一番難しいと言えます。TOEFLで100点以上を取ることは簡単ではありません。特にライティング・スピーキングで独学での対策が難しい場合は、TOEFLに特化したコースを受講するのも手です。

TOEFLの概要はこちらの記事で詳しく説明しています。

TOEFL iBTとは?

TOEFL iBTとは?

TOEFLとは、アメリカの教育団体(ETS)が主催する英語能力判定試験のひとつで、大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合

希望進学先が、TOEFL、IELTSどちらのスコアも受け入れている場合は、どちらのテストが自分に合っているか確認してから対策を進めていきましょう。

大学進学のためのTOEFL iBT まとめ

  • 帰国枠で日本の大学に進学する場合、TOEFL iBTのスコアがほぼ必須。
  • 点数は進学先によって異なるため、希望進学先の要件を確認しておくこと。
    →MyBestスコアを使えるかどうかも要確認。
  • 帰国枠受験を考えている場合、まずTOEFL iBTを受験するか、問題集を使って自分の実力を把握する
    →今の実力と目標点数を見て対策を行う。基礎が不安な場合は文法から見直しましょう。
  • 目標スコアが高ければ高いほど対策が必要。
    特に100点以上を目指す場合は根気よく取り組まなければいけません。

効率よくTOEFLのテクニックを身に着けたい場合や、ライティング・スピーキングのスコアアップに苦労している場合、プロの手を借りるのも手です。当校のTOEFL対策コースはオンラインで世界のどこからでも受講でき、実際にTOEFLでハイスコアを取得したバイリンガル講師が目標達成をサポートします。