【ダミー問題は2023年の7月の新形式に変更になってから、完全になくなりました】
TOEFLを勉強していると一度は「ダミー問題」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか?
ダミー問題とは、スコアに加算されないサンプル問題です。
実際の試験にて採点される問題に混ざって出てきます。例えば、リーディングセクションでいうと採点される問題が3問、採点されない問題が1問の計4問を本試験で解かなくてはなりません。
当然のことながら、ダミー問題が出題されることによりその分テストの時間も長くなります。
しかし、全ての技能でこのダミー問題が出題されるわけではなく、リーディングまたはリスニングセクションのどちらかで出題されます。
ダミー問題は何のため?
簡単に言うとTOEFL試験の難易度を知るためにダミー問題が導入されています。
ETSが実施するTOEFLやTOEICでは、過去の問題を繰り返し再利用することがありますが、かと言って同じテストを何回も実施することはできません。
定期的に新しいバージョンのテストも開発しなければならないため、特定の質問に対する解答という形で情報を収集し、研究や定期的な見直しのためにダミー問題が使われます。
ダミー問題はどうやって出題される?
ダミー問題はリスニングセクションかリーディングセクションのどちらかで出題され、両方のセクションで出されるというわけではありません。
リスニングの場合
ダミー問題なし 5問
会話 | 会話 | 講義 | 講義 | 講義 |
ダミー問題あり 7問
会話 | 会話 | 会話 | 講義 | 講義 | 講義 | 講義 |
試験時間は問題により41~57分が設けられ、ダミー問題がない場合は41分、ダミー問題がある場合は57分となります。
リーディングの場合
ダミー問題なし 3問
問題1 | 問題2 | 問題3 |
ダミー問題あり 4問
問題1 | 問題2 | 問題3 | 問題4 |
こちらもダミー問題がない場合の試験時間は54分、ダミー問題がある場合では72分制限時間が設けられます。
こう見るとダミー問題があるのとないので違いがはっきり見られます。
ダミー問題が出たらどうする?
残念ながらTOEFLのダミー問題は何問目に出題されるのか等決まっておらず、どれがダミー問題なのか見分けることは現段階で不可能です。
したがって試験本番では全ての問題に手を抜かず解答する必要があります。
また、ダミー問題がある場合はない場合と比べて、20分弱 試験時間が長くなります。集中力を高め持続させる訓練と、多くの問題を解く練習を日頃から行うとよいでしょう。
まとめ
TOEFL試験では、難易度を測るためにダミー問題が出題されます。
全てのセクションで導入されているわけではなく、リーディングセクションとリスニングセクションのどちらか一方で出題されます。
順番通りに出てくるとは限らないので、どれがダミー問題なのか識別することはできません。