IELTS ライティング 5.5の壁から抜け出す!Task 1 とTask 2の構成

「IELTS ライティングで 5.5 という壁から抜け出せない!!」と思っている方、何回受けても 5.5 止まりになってしまうという方、意外と多いのでは?

IELTS のライティングは一番の難関と言えます。現在のスコアが 5.5 の人が、6 もしくは 6.5 以上を取るためには、どうすればいいのでしょうか。

まずはライティング・タスクの構成を把握すること。 特にタスク2のエッセイでは文法の間違いをなくしましょう。
そして次の項目であげるライティングの問題点のいくつかを克服していけば、5.5 の壁は必ず破ることができます。 

IELTS ライティングとは?

IELTSのライティングはタスク1とタスク2に分かれており、合計60分内に2つのタスクを完成させる必要があります。

■タスク1 (ジェネラル)

依頼・苦情・お礼・お詫びの手紙を150文字で書きます。
文字数は150文字以上の時間制限は約20分です。

■タスク1 (アカデミック)

図表の内容を説明します。タスク1は大きく分けて3つのタイプに分かれます。
①図表の解析
②プロセスマップ
②都市等の移り変わり
文字数は150文字以上の時間制限は約20分です。

■タスク2

基本的な問題の形としては、「あるトピックについて議論」するように言われます。トピックスは昨今の健康問題や社会問題についての設問が多く、そしてそれについて賛成なのか反対なのか自分の主張を明確にして、どうして自分の主張が正しいのかを議論していきます。
IELTSエッセイは、大学やカレッジで出されるエッセイとは違い、250文字と短く、セミアカデミックと言われています。時間制限は約40分です。

IELTSライティングの採点基準は以下の4つ (IELTS の公式 band descriptors をご参照ください) 

①質問にきちんと答えているか
②論理的であるか
③語彙
④文法

このうち、わかりやすい③と④を気にする方が多いですが、実は①と②が非常に重要です。Task 1では具体的に言うと、与えられた情報をまんべんなくカバーし、うまくまとめる、ということがこの①と②にあたります。

IELTS ライティング Task1 の構成

ライティングタスク1は、4段落構成 (ジェネラルモジュールの手紙は別)で書きましょう。IELTSでは段落と段落の間は一行開けましょう。
タスク1は150文字です。20分で書き上げるようにしましょう。書きすぎには絶対に気を付けてください。
高得点をとるためには文字数 (QUANTITY) よりも QUALITY です。
※IELTS ライティングは減点方式なので間違いが多いほど点数が引かれます。

TASK1の構成(アカデミック) 

  1. イントロ(問題文の書き換え)
  2. 概要(目立つ特徴を述べる)
  3. 詳細1(数字を必ず入れる)
  4. 詳細2(比較級を使う)

TASK1の構成(ジェネラル)になります

  1. イントロ(手紙の主旨-何のために手紙を書いているのか)
  2. ガイドラインの1について
  3. ガイドラインの2について
  4. ガイドラインの3について
  5. 結びのあいさつ

IELTS ライティング Task2 の構成(アカデミックもジェネラルも同じ)

Task 2は、250文字が最低文字数とされており、40分以内に書きあげる必要があります。

  1. イントロ (問題文の言いかえ)
  2. 段落1(トピックに対する答え1)
  3. 段落2(トピックに対する答え2)
  4. 結論
第1パラグラフ:イントロ  (30文字)←定型文をできる限り使用し、時間と労力をかけない
第2パラグラフ:ボディー1(90文字)←時間と労力を使い、試験官にアピール
第3パラグラフ:ボディー2 (90文字)←時間と労力を使い、試験官にアピール
第4パラグラフ:結論 (40文字)←定型文をできる限り使用し、時間と労力をかけない
エッセイのストラクチャ

文法の間違いが少ないことがまずは大事。文法の間違いが10個以上あると6.0は難しいと言われています。文法のミスを少なく、構成さえしっかりとしていればある程度のスコアが取れますが、6.5以上の高得点を目指す場合は、論理的な文章が論理的に発展されているかが鍵となります。内容はなんでもいい!ということは絶対にありません。

IELTS ライティングの10個の問題点

IELTSのライティングは厳密な評価基準の元に採点されます。ですのでライティングである程度の点数をとるためには以下の具体的な問題点を克服する必要があります。こちらは6.0以上の点数を取る方に有効です。6.0なくても大丈夫という方でも確実に点数を取りたい方は絶対に認識しておくべきポイントです。

  • テンプレートで使われている表現を多用している
  • むやみに長いが内容が薄い(反復表現が多い)
  • アカデミックな表現と口語表現が混ざっている
  • 接続詞などの文をつなぐ役割をする linking words が不適切に使用されていたり、もしくは不足していたり、多用されていたりする
  • スペルエラーや大文字、小文字、ピリオド、コンマが不適切に使用されている
  • ボディー1、2ともに、firstly, secondly , thirdly のような決まりきった形の構成で書かれている
  • 三人称単数のSの誤使用や、複数名詞なのに単数の動詞で受けたりするような文法ミスがある
  • 良い表現を使う努力は見られるが、不適切に使用している
  • 同じ表現(冗長表現)が多い
  • 意味が明確でない文章がある

まとめ

IELTSのライティングは構成(ストラクチャーとも言います)はとても大事です。アカデミックはタスク1とタスク2ともに4段落構成で進めましょう。ジェネラルの場合はタスク1は5段落構成となります。段落と段落の間は一行開けるのがIELTSでは通例となっているのでそのルールに従いましょう。

また上記の具体的な問題点をクリアすることでスコアアップにつながります。問題点については一つひとつ細かく説明してきます。

Metropolitan Academy of English

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