IELTSライティングの概要
IELTSのライティングはタスク1とタスク2に分かれており、合計60分内に2つのタスクを完成させる必要があります。
■タスク1 (ジェネラル)
依頼・苦情・お礼・お詫びの手紙を150文字で書きます。
文字数は150文字以上の時間制限は約20分です。
■タスク1 (アカデミック)
図表の内容を説明します。タスク1は大きく分けて3つのタイプに分かれます。
①図表の説明
②プロセスマップ
②都市等の移り変わり
文字数は150文字以上の時間制限は約20分です。
IELTSタスク1の形式 | |
1. 図表の説明(円グラフ、棒グラフ、テーブルなどを含む) | 数字や統計などのレポート |
2. プロセスマップ | 何かができるまでのプロセスの説明 |
3. 地図問題 | 都市や町の移り変わりなど説明 |
■タスク2
基本的な問題の形としては、「あるトピックについて議論」するように言われます。トピックスは昨今の健康問題や社会問題についての設問が多く、そしてそれについて賛成なのか反対なのか自分の主張を明確にして、どうして自分の主張が正しいのかを議論していきます。
IELTSエッセイは、大学やカレッジで出されるエッセイとは違い、250文字と短く、セミアカデミックと言われています。時間制限は約40分です。
IELTSライティングの採点基準は以下の4つ (IELTS の公式 band descriptors を参照してください)
① Task Achievement ➡ 質問にきちんと答えているか
② Coherence and Cohesion ➡ 論理的であるか
③ Lexical Resources ➡ 語彙
④ Grammatical Range and Accuracy ➡文法の複雑さと正確性
このうち、わかりやすい③と④を気にする方が多いですが、実は①と②が非常に重要です。Task 1では具体的に言うと、与えられた情報をまんべんなくカバーし、うまくまとめる、ということがこの①と②にあたります。
IELTSライティング タスク1の構成
IELTSライティングの タスク1は、図表のデータや特徴を要約する問題が主に出題されます。タスク1は150文字でまとめることが求められ、与えられる時間は約20分です。パターンは主に3つ
どのタイプでも4段落の構成で書く事ができます。イントロ ➡ 概要(まとめ)➡ 詳細1➡ 詳細2の4段落。こちらの構成通り書く事が、スコアを安定させるポイントです。
段落1 | イントロダクション | 問題文のパラフレーズ (書き換え) |
段落2 | 概要 | 特徴をまとめる: メインの特徴を2つほど挙げて、2, 3文でまとめる グラフや表の場合は大まかな変化を簡潔に述べること <※ここでは詳細な数字は挙げません> |
段落3 | 詳細1 | 特徴を細かく述べる 変化と数字の詳細を述べる <大きい値と小さい値を述べる> |
段落4 | 詳細2 | 段落3以外の特徴を細かく述べる 別の変化や数字を詳細に述べる |
ライティングの採点基準は厳しく、一番の難関と言えます。なかなか6.0も壁を抜け出せない方も多いと思います。しっかりした構成の元にレポートを書く事はまずはとても重要なポイントです。
まずはライティング・タスク1の構成を把握すること。 特に文法の間違いはなくしましょう。
そしてライティングのタスク1で求められる書き方と表現を覚えることで劇的なスコアアップにつながります。
詳しいタスク1のタイプ別の対策は下記をチェック!
IELTSライティング タスク2の構成(アカデミックもジェネラルも同じ)
タスク2は、250文字が最低文字数とされており、40分以内に書きあげる必要があります。
- イントロ (問題文の言いかえ)
- 段落1(トピックに対する答え一つ目)
- 段落2(トピックに対する答え二つ目)
- 結論
第1パラグラフ:イントロ (30文字) | ←定型文をできる限り使用し、時間と労力をかけない |
第2パラグラフ:ボディー1(90文字) | ←時間と労力を使い、試験官にアピール |
第3パラグラフ:ボディー2 (90文字) | ←時間と労力を使い、試験官にアピール |
第4パラグラフ:結論 (40文字) | ←定型文をできる限り使用し、時間と労力をかけない |
文法の間違いが少ないことがまずは大事。文法の間違いが10個以上あると6.0は難しいと言われています。文法のミスを少なく、構成さえしっかりとしていればある程度のスコアが取れますが、6.5以上の高得点を目指す場合は、論理的な文章が論理的に発展されているかが鍵となります。内容もかかわってくるところがIELTSのライティングの難しい所です。
詳しいライティングの構成とエッセイタイプの把握は下記をチェック
まとめ
IELTSのライティングはタスク1とタスク2の2つの課題が出されて、合計60分のテストです。タスク1が20分、150文字を目安に、そしてタスク2は40分、250文字を目安に書きます。採点基準は、「 質問にきちんと答えているか」「論理的であるか」「語彙」「文法の複雑さと正確性」。タスク1もタスク2も4段落構成で書く事が大事です。構成さえしっかりしていればある程度の点数が見込まれます。大事な内容と文法のミステイクをなくしていくことは常に向上あるのみです。
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