IELTSライティング|6.0以上を目指す!注意すべきこと10点

IELTSライティングは、4セクションの中でも特に難易度が高いと言われています。

スコアが伸び悩む、何をすればいいか迷ってしまうという受験者の方も少なくありません。

この記事では、IELTSライティングの採点基準と、注意すべきポイントについて紹介していきます。

目次

IELTSライティングの評価基準

IELTSのライティング試験は、次の4つの厳密な評価基準の基に採点されます。

  1. Task Achievement(質問にきちんと答えているか)
  2. Coherence and Cohesion(論理的であるか)
  3. Lexical Resources(語彙はあるか)
  4. Grammatical Range and Accuracy(文法の複雑さと正確性

IELTSのライティングでスコアを上げるためには、問題点を具体的にし、克服する必要があります

詳しい内容については、IELTSの公式 band descriptors を参照してください。 

スコア6.0の採点基準

日本人のIELTSライティングの平均スコアは6.0を下回っています。まずは6.0を目指しましょう。

 トピック完成度 首尾一貫性 単語 文法
定義– addresses all parts of the task
although some parts may be more fully
covered than others

– presents a relevant position although
the conclusions may become unclear or
repetitive

– presents relevant main ideas but
some may be inadequately developed /
unclear
– arranges information and ideas coherently
and there is a clear overall progression

– uses cohesive devices effectively, but
cohesion within and /or between sentences
may be faulty or mechanical

– may not always use referencing clearly or
appropriately

– uses paragraphing, but not always logically
– uses an adequate range of
vocabulary for the task

– attempts to use less common
vocabulary but with some
inaccuracy

– makes some errors in spelling and/or word formation, but they do not impede communication
– uses a mix of simple and
complex
sentence forms

– makes some errors in grammar and punctuation but they rarely reduce communication
日本語訳– すべてのポイントがカバーされている
が、
偏りがある

– トピックに関連する意見を述べること
ができるが、結論がはっきりしない、
もしくは繰返しが多いことがある

– トピックに関連する考察を述べること
ができるが、詳細が十分でない、もし
くははっきりしないことがある
– 情報や考察を一貫して述べることができ、
論理的な順番になっている

– 文章を繋げる表現を効果的に使っている
が、間違いもしくは不自然なことがある

– 具体例を持ってくるのが正しくない、
もしくははっきりしないことがある

– パラフレーズを使っているが、正しくない
ことがある
– トピックに適切な単語を使っている

– アカデミックな単語を使おうとしているが正しくないことがある

– スペルミス、語の並びに間違いがあるが意味は伝えられる
– 基本および複雑な文法を使っている

– 文法と句読点で間違いがあるが意味は伝えられる

IELTS Writing Assessment Criteria band 6

スコア7.0の採点基準

スコア7.0は、ライティングでは高得点とされています。スコア向上に向けて、しっかりと評価点を確認しましょう。

 トピック完成度 首尾一貫性 単語文法
定義– addresses all parts of the task

– presents presents a clear position
throughout the response

– presents, extends and supports main ideas,
but there may be a tendency to overgeneralise
and/or supporting ideas may lack focus
– logically organises information and ideas; there is clear progression throughout

– uses a range of cohesive devices appropriately although there may be some under-/over-use

– presents a clear central topic within each paragraph
– uses a sufficient range of vocabulary to allow some flexibility and precision

– uses less common lexical items with some awareness of style and collocation

– may produce occasional errors in word choice, spelling and/or word formation
– uses a variety of complex
structures


– produces frequent error-free sentences

– has good control of grammar and punctuation but may make a few errors
日本語訳– すべてのポイントがカバーされている

– トピックに関した自分の意見が明確に示されている

– トピックのメインアイデアが提示されており、
理由がしっかりと裏付けされている が、自分の
考えを一般的な意見にあてはめ過ぎている、
もしくは自分の考えを十分に支持しきれていない部分がある
– 情報や考察を一貫して述べることができ、論理的かつ明確なトピックの発展がある

– さまざまな文章を繋げる表現を適切に使っているが、使われ過ぎ、もしくは不足していることがある

– 各段落には明確な主旨が述べられている
– 適切かつ柔軟に様々な語彙が使われている

– アカデミック用語や表現、熟語を適切に使用している

– 単語の使用法やスペル、語形成(造語法)において時々間違いがみられる
– 複雑な文法(複文、複合文)を使用している

– 文法ミスのない文が頻繁にある

– 文法と句読点を適切に使用しているが、少々の間違いが見受けられる
IELTS Writing Assessment Criteria band 7

ライティングの落とし穴、注意すべき点10点

IELTSの採点基準をもとにした、ライティングの落とし穴、注意すべき10点は次の通りです。

  • テンプレートで使われている表現を多用している 
  • むやみに長いが内容が薄い(反復表現が多い)
  • アカデミックな表現と口語表現が混ざっている
  • 接続詞などの文をつなぐ役割をする linking words が不適切に使用されていたり、もしくは不足していたり、多用されていたりする
  • スペルエラーや大文字、小文字、ピリオド、コンマが不適切に使用されている
  • ボディー1、2ともに、firstly, secondly , thirdly のような決まりきった形の構成で書かれている
  • 三人称単数のSの誤使用や、複数名詞なのに単数の動詞で受けたりするような文法ミスがある
  • 良い表現を使う努力は見られるが、不適切に使用している
  • 同じ表現(冗長表現)が多い
  • 意味が明確でない文章がある

この項目は、特にスコア6.0以上を目指す方にとって非常に有効ですので、ぜひ確認し、克服してきましょう。

それぞれの項目については、次の記事でそれぞれ詳しく紹介していますので、参考にしてください。

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