IELTSとは…
IELTS の受験者は年々増加傾向にあります。IELTSは国際的に認知されているテストで高い信頼性を持った英語能力判定テストです。日本でも年々受験者数が増え続ける国際的な英語資格試験のIELTS。IELTSとは「International English Language Testing System」 の略で 、英語圏の大学に進学、就労、移住を目的とする人が英語力を測るための試験です。
IELTSはブリティッシュ・カウンシル、IDP education、ケンブリッジ大学英語検定機構が運営するテストであり、世界で毎年350万人以上の人々が受験しているほど、年々IELTSの需要が高まってきています。
海外への留学や移住に必要な英語能力を証明する試験として、世界中にある多くの教育機関や専門機関でIELTSが受け入れられるようになりました。
IELTSはイギリス発祥の英語試験であるため、80% がイギリス、オーストラリア、ニュージーランド英語で成り立ち、それ以外はほぼアメリカ英語と言われています。
IELTSの試験では、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの技能を測定します。試験の所要時間は約2時間45分です。
スピーキング試験は、ペーパー版の場合は試験の最後に割り当てられますが、コンピューター版の時では午後からのテストもあるので、テストの前後に割り当てられます。
とにかく、試験は一日がかりの体力勝負の試験であることを認識しておきましょう。
IELTSの勉強を始めようとしても、IELTS を受験したことがない、そしてそもそもその試験について熟知していない場合は何から手を付けていいか分からない方がほとんどではないかと思います。模擬テストをやったけど間違いだらけ。
まずは、IELTS がどのようなテストか把握することからIELTSの対策は始まります。
IELTSの概要
IELTSでは、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングという4つの技能の英語力を測る試験です。
海外留学、就労、移住などの目的に応じてグローバルに使われている英語4技能試験。「IELTS アカデミック」と「IELTS ジェネラル」の2つのモジュールが用意されています。
IELTSアカデミックは、英語圏の大学や大学院に留学する方が取得する試験です。また、日本の大学院でも要求される機関もあります。したがって、試験内容は大学での講義や学術的な場面が多く、IELTSジェネラル・トレーニングよりもよりアカデミックな内容となります。
一方、IELTSジェネラル・トレーニングは、海外での就労、移住を希望する方が受ける試験ですので、現地の生活に困らない英語力があるか判断するためのものになります。試験内容は主に日常会話や職場環境になります。
IELTSアカデミックとIELTSジェネラル・トレーニングの2つのタイプがあり、目的によってどちらのモジュールを受けるのか変わってきます。
ジェネラルモジュールとアカデミックの違いについては下記を参考にしてください
IELTSテスト運営母体
日本では、日本英語検定協会とIDP EDUCATION、ブリティッシュ・カウンシルを始めとした複数の機関がIELTSの試験実施を主催しています。コンピュータ試験も導入され、主要都市ではIELTSテストをコンピューターで受験することができます。
IELTS試験時間
IELTSでは、英語の4技能すべてをテストするため、試験は半日から1日かかります。ペーパー版の場合は、試験開始はだいたい午前9時頃で、ライティング、リーディング、リスニングのテストに3時間程かかります。
その後、スピーキングテストが実施されます。スピーキングテストの受験までに大幅に待ち時間が発生する場合がありますので、あらかじめ会場周辺で時間を潰せる場所を探しておくといいかもしれません。
コンピューター版のテストですと午後にテストを受験することができるため、その場合はスピーキングは午前に行われます。
IELTS試験結果
試験結果は、コンピューター受験だと2~5日後にオンラインで発表されます。ペーパーベース(筆記試験)だと、2週間後にオンラインでチェックすることができます。
IELTS受験料
IELTSの受験料は1回あたり25,380円となっています。コンピューター版は27,500円です。(2024年5月)
IELTS for UKVIって何…
その他にも、IELTS for UKVI (UK Visa and Immigration)というテストもあり、英国政府が認める Secure English Language Test (SELT) のひとつで、英国ビザ申請のために必要な英語能力証明テストです。
IELTS for UKVI もアカデミックとジェネラル の2種類の試験形式に分かれますが、一般のIELTSアカデミックとジェネラルと試験形式は全く変わりません。
IELTSの評価スケール
IELTSの評価スケールは0から9のバンドスコアで計られます。
ほとんどの場合、大学進学にはIELTS アカデミックの6.0以上、大学院進学には7.0以上が求められます。ご希望の大学や進学先から要求されるスコアを確認して対策を取りましょう。全体(Overall)のスコアだけでなく、各セクションごとの要件が設定されている場合も多いです。
移民の場合は、カナダではIELTS ジェネラルの6.0以上が求められますが、IELTSのスコアが高ければ高いほど移民申請に有利だと言われています。こちらも国によって要件が違うため、対策を始めるまでに把握してかなくてはなりません。
★バンドスコアの評価基準は以下の通りです。
IELTSのスコアは0.5刻みで0から9段階のバンドスコアで評価されます。
スコア | レベル | 基準 |
---|---|---|
9.0 | エキスパートユーザー | 十分に英語を駆使する能力を有している。適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。 |
8.0 – 8.5 | 非常に優秀なユーザー | 時折、非体系的な不正確さや不適切さがみられるものの、十分に英語を駆使する能力を有している。慣れない 状況においては、誤解が生ずることもありえる。込み入った議論に、うまく対応できる。 |
7.0 – 7.5 | 優秀なユーザー | 時折、不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を 有している。複雑な言語も概して上手く扱っており、詳細な論理を理解している。 |
6.0 – 6.5 | 有能なユーザー | 不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。 特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすことができる。 |
5.0 – 5.5 | 中程度なユーザー | 部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味をつかむことができる。ただし、 多くの間違いを犯すことも予想される。自身の分野においては、基本的なコミュニケーションを行うことができる。 |
4.0 – 4.5 | 限定的ユーザー | 慣れた状況においてのみ、基本的能力を発揮できる。理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言語は使用できない。 |
3.5 | 非常に限定的なユーザー | 非常に慣れた状況において、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。コミュニケーションが頻繁に途絶える。 |
以下は、リスニングとリーディングのセクションのバンドスコアを表したグラフです。
【IELTSリスニング】
Band Score | 9 | 8.5 | 8 | 7.5 | 7 | 6.5 | 6 | 5.5 | 5 | 4.5 | 4 | 3.5 | 3 | 2.5 |
Score /40 | 39-40 | 37-38 | 35-36 | 32-34 | 30-31 | 26-29 | 23-25 | 18-22 | 16-17 | 13-15 | 10-12 | 8-10 | 6-7 | 4-5 |
【IELTSアカデミックリーディング】
Band Score | 9 | 8.5 | 8 | 7.5 | 7 | 6.5 | 6 | 5.5 | 5 | 4.5 | 4 | 3.5 | 3 | 2.5 |
Score /40 | 39-40 | 37-38 | 35-36 | 33-34 | 30-32 | 27-29 | 23-25 | 19-22 | 15-18 | 13-14 | 10-12 | 8-9 | 6-7 | 4-5 |
【IELTSジェネラルリーディング】
Band Score | 9 | 8.5 | 8 | 7.5 | 7 | 6.5 | 6 | 5.5 | 5 | 4.5 | 4 | 3.5 | 3 | 2.5 |
Score /40 | 40 | 39 | 37-38 | 36 | 34-35 | 32-33 | 30-31 | 27-29 | 23-26 | 19-22 | 15-18 | 12-14 | 9-11 | 6-8 |
以下は、バンドスコアごとの英語能力を説明した表です。
バンドスコアについての詳細は、下記のページでご確認ください。
もちろん志望大学にもよりますが、留学に必要なIELTSのスコアは、大体6.0~7.5を必要とされます。
英語圏の大学やカレッジ進学には6.0~6.5、大学院レベルですと6.5~7.0が必要です。
ちなみに日本人の平均点はOverall 5.9です。
高校英文法ができており、試験対策を行えば6.0~6.5は十分狙える範囲です。
7.0となりますと壁は高いです。特にライティングは非常に難易度が高いと言われており、幅広い語彙を使用すること、テンプレートに頼らない文章構成を行うこと、論理的に話を展開させること、そしてコンプレックスセンテンス(複文)を使うなどして、エッセイを書く必要があります。
逆にスピーキングはそこまで難易度が高いと言われていません。日常英会話ができればさほど苦労するセクションではありません。しかし、4つの技能のスキルを習得するには、知識とある程度の時間を要します。
IELTSテストのポイントまとめ
- 4つの英語技能(ライティング、リーディング、リスニング、スピーキング)を測る
- テストは2つのモジュールがあり、留学や進学の目的ならアカデミック、就職や移住目的ならジェネラル・モジュールを選ぶ
- スコアスケール(バンドスコアと呼ばれる)1(最低)から9(最高)の段階評価で示され、0.5刻みで示される
IELTSコンピューター版とペーパー版
受験方法は筆記のペーパー版かコンピューター版かの2択になりますが、IELTSのスピーキングのみ共通して面接官との対面式面接となります。
最近、アジア圏ではビデオコーリングシステムによりスピーキングを行う会場も多くあります。しかしオンラインを介するにせよ、個室に通される一対一の面接形式には変わりがありません。
日本では2019年よりコンピューターでの受験が採用されました。コンピュータ―版は受験料がペーパー版より高く設定されていますが、結果が出るのが早いという利点があります。
筆記で受けるかコンピューターで受けるかは、それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、自分に合った方法を選択するようにしましょう。詳しくは下記を参考にしてください。
IELTSの各セクション時間
★IELTS試験は以下4つのセクションから成り立ちます。
セクション | 問題数 | 時間 |
---|---|---|
リスニング | 40問 | 約40分 |
リーディング | 40問 | 60分 |
ライティング | 2問 | 60分 |
スピーキング | パート1,2,3 | 約14分 |
IELTS各セクションのテスト内容
アカデミックとジェネラルはリスニングとライティングの難易度に違いがあり、リスニングとスピーキングは同一のテストです。
リスニング(アカデミック・ジェネラル共通)
リスニングは聞きながら穴埋めをする(スペルが問われる)、選択問題に答えるタイプです。全40問、メモを取ったりはせず、聞きながら問題文を読み進めることになりますのでマルチタスクが必要です。
聞き取れただけではなく、内容がしっかり理解しているかが問われます。パート1が一番易しく、パート3が一番難しいとされています。リスニング自体は約35分ほどで終了します。
リスニング(アカデミック・ジェネラル共通)設問形式
設問形式は、穴埋め、選択問題、マップ問題等、リーディングと同様、いつも決まっています。セクション1が一番易しく、難易度はセクションが進むにつれて高くなっていきます。
リスニングでも記述式なので、穴埋め問題は単語のスペルを正しく書かなくてはいけません。
リスニングは、2人の会話や説明文、講義の聞き取りです。イギリスやオーストラリアのアクセントを主流としています。
リスニングのスピードはそれほど速くないですが、パートが進むごとにひっかけ問題があり、内容を理解していないと解けない問題になっています。
セクション1: 2人で話す日常会話
セクション2: 日常を題材とした演説
セクション3: 2~3人による会話、討論
セクション4: 学問的な内容とした演説
リーディング(アカデミック)
学術的な内容のパッセージが3つあり、各パッセージ毎に設問が12~13問あり、全40問。60分の時間制限です。1パッセージ当たりにかける時間は20分程と、時間との戦いになります。
✅アカデミックな内容の長文問題3つを読む終えるためのタイムマネージメントが必要です。おおまかに1パッセージあたり20分で解きますが、パッセージ1が一番易しく、パッセージ2か3が難しいため注意が必要です。
リーディング(ジェネラル)
3つのセクションから成り、セクション1とセクション2では広告や職場関連の短文2つずつ、セクション3ではアカデミックに近い長文問題1つ、こちらも全40問で60分以内に解答します。
リーディング(共通)設問形式
設問形式は決まっていて、選択問題、穴埋め、TRUE/FALSE/NOT GIVEN (YES/NO/NOTGIVEN)、タイトル付け等の問題が出題されます。動物のリサーチや環境問題などの学術的なトピックについてのリーディング課題です。パッセージ1が最も易しいと言われています。読解力に加え語彙力、言い換えを瞬時に見分ける能力が問われます。
ライティング(アカデミック)
タスク1とタスク2の2つのタスクがあり、計60分です。タスク1は20分以内に、タスク2は40分以内に書くことが求められます。
ライティング(ジェネラル)
スピーキング(アカデミック・ジェネラル共通)
スピーキングは面接形式の約14分のテストです。
パート1は友達、家族、趣味や仕事などの日常的な話題についての質問になります。自己紹介的なパートで答えやすい質問が6つほど出題されます。このパートが一番質問数が多いので、あまり長くならないように注意しましょう。
パート2の内容
トピックカードには、話す内容のポイント(ガイドライン)が3つから4つ書かれていますが、このガイドラインについて必ずしも話さなければいけないものではありません。ガイドラインだけ話しても2分間続かないことも多々あります。2分間続けるためには具体例を入れ、肉付けしていく必要があります。そして2分ぎりぎりまでしゃべることがスコアアップにつながります。
パート3の内容
トピック多岐にわたりますが、通例の社会問題などが聞かれたり、最近のトレンドのことについて聞かれます。試験官からの質問に対して即返答します。
パート3ではなるべく長く答えることを意識しましょう。理由はなるべく2つ挙げ、具体例を入れて自分の意見を伝えましょう。
TOEFLとの違い
よく比較される試験はTOEFL。TOEFLはETSが主催するアメリカ発祥の英語検定試験です。
IELTSと同様、海外の大学に留学する際に語学力の証明としてTOEFLのスコアを提出することができます。
TOEFLには筆記試験はなくリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのテストは全てコンピューターを使って受験します。
また、IELTSとの大きな違いはイギリス英語を採用するIELTSとは対照にTOEFLではアメリカ英語を主体としています。
スピーキングはコンピューターに向かてスピーチを行い60秒以内にまとめる必要があるなどIELTSのスピーキングとは大きく異なります。
リスニングでは、聞きながら設問に答えるのがIELTS。聞く、読む、理解するを同時に行います。TOEFLの場合は先に音声が流れるので内容をメモする必要があります。
また、TOEFLは統合問題があるのでリスニング力が試験のスコアを左右しますが、IELTSではそれぞれの技能毎に対策が取りやすいと言えます。
違いはそれぞれありますが、両方の特徴を把握した上で、どちらが自分に合っているのか見極めましょう。
TOEFLとIELTSの違いについては下記の別ブログページで詳しく述べています
IELTSを効率よく学習するには…
IELTSは「リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング」それぞれ各セクション対策をしなければならなく、漠然とした英語の勉強だけではよい結果は出ません。
その上、IELTSはひっかけ問題も多く含まれるため、コツやテクニックを知る必要があります。つまり、英語力とは別にIELTS独特の試験スキルも身に付けなければなりません。
IELTSを独学で勉強しようと考えられる方もいるでしょう。もちろん、それで目標スコアを獲得できるのであれば問題ありません。一方、ライティングとスピーキングにおいては、実際に書いて話して実践しない限りスコアに反映させるのは難しいです。
特にこのライティングとスピーキングのセクションは、自分が考える回答に対して第三者によるアドバイスは欠かせません。外部の添削サービスなどを使うなどするのも一つの手でしょう。
IELTSのスコアを0.5~1.0上げるためには、一般的に約3か月かかると言われています。
早めの対策が必要ですが、限られた期間で目標スコアを達成するのには、IELTSを専門とする講師からレッスンを受けることも考えてみましょう。
特にお仕事で忙しい社会人の方や学校が近くにない地方のお住まいの方は、IELTSをオンラインで学ぶのも一つの方法です。
短期間で効率よく点数を上げたい方は、日本人講師から学ぶのが最短の道となるでしょう。
6.5以上のハイスコアを目標とする方は、特に正しい試験の知識を必要とし、資格のある講師から正しい知識とコツを得る必要があり、効率的な学習法を心がける必要があります。時間は限りなくあるわけではないです。
「初心者がするべきこと」
- IELTSの勉強を始める方は、まず英単語やイディオムを覚えて、語彙を増やすことが大切です。
✓ 語彙力はIELTSの全てのセクションで求められます。まずはリーディングの練習、語彙の強化、文法の復習など、インプットから始めましょう。
✓IELTS単語のアプリでの学習もおすすめです。
✓ IELTSでは言い換え表現が多く見られるため、同義語や類義語も覚えておきます。言い換え表現は、リーディング・リスニングだけでなく、ライティング・スピーキングといったアウトプット科目でも求められます。 - 文法がおろそかな方は文法のおさらいをしましょう。IELTSの試験はTOEICと違って直接文法を問われる問題はありませんが、読解力やリスニング力、スピーキング力を底上げするのは基礎的な文法は欠かせません。
- 基礎英語力がついたら、読解力を養いましょう。IELTSの教材を使用できる方は使用しても構いませんが、少し難しすぎると思う方は短めのリーディングテキストを使用して読解力を養いましょう。
- リスニング力を養いましょう。リスニングは短い音声のものでも構いませんし、英語のYoutubeを聞くことでも役に立ちます。日々欠かさず「英語を聞く」ことで英語を聞き取ることができるようになります。ディクテーションやシャドーイングを取り入れて少しづつ向上させましょう。
- IELTS過去問題を使用してIELTSの傾向や設問タイプに慣れましょう。
目標スコアごとの IELTS 勉強計画
IELTSの受講料は税込25,380円と、決して気軽に何度も受けられる値段ではありません。対策を始める前に、目標スコアを確認し、しっかりとした対策をして臨みましょう。
IELTSのスコアを1.0上げる勉強法は?
IELTSの総合スコアを1.0上げるのには、約3カ月かかると言われていますが、IELTSのスコアを5.0から6.0に上げることはさほど難しいことではありません。
IELTSに特化した試験対策と、英語基礎能力を高める勉強法、つまり語彙の強化、文法のおさらい、リスニング強化対策(シャドーイングとディクテーション、リテンションの練習)を組み合わせていくことで1.0のスコアアップも目指せるでしょう。
IELTSのスコアは、6.0→7.0にすることが最も難しいと言われています。まずは、しっかりとした対策を取り、IELTSの試験に臨みましょう。
一発で合格点を取れる人は少ないことを念頭に入れてください。「試験の環境になれていない」「緊張してしまう」など、本来の実力を発揮できないことを避けるため、余裕をもって望むことが必要です。
IELTSとは【概要と対策】まとめ
IELTSとはグローバルに受け入れられている英語能力試験。最近では受験者数は年々増加している傾向にあります。
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つのセクションで構成される約3時間の試験です。
進学のためのアカデミック、移民や就職のためのジェネラルの2つのモジュールに分かれます。
留学先の国や学校の種類によって、必要なスコアが違ってきますので、ご自分の目的、目標スコア、取得時期を見極めて、それぞれのセクション対策を早めに行うと良いでしょう。
- IELTSとは、イギリス発祥の英語検定試験でTOEFLと同様にグローバルでポピュラーな試験
- 海外の大学に進学する際に必要な IELTSアカデミックと海外で就労、または移民を目的とする際に必要なIELTSジェネラル・トレーニングの2つのタイプがある
- 筆記またはコンピューターを使っての受験を選択することができる
- リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング、4つのセクションから成る
- IELTSのスコアは0.5刻みの9段階で評価される
- 効率よくスコアアップを目指すのであれば、長期的な対策が必要
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