TOEFLとIELTS どっちを受験するべき?

IELTSとTOEFL徹底比較<完全保存版>

TOEFLとIELTSはよく比較されるテストです。なぜかというと、どちらも大学への進学に必要とされる英語力の判定試験でよく使われるからです。

IELTS( International English Language Testing System )は、ブリティッシュ・カウンシル、IDP : IELTSオーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機関が運営する、世界で幅広く受け入れられている英語能力を証明するものであり、受験者数が最も多いテストのひとつです。IELTSアカデミックモジュールとジェネラルモジュールがあり、アカデミックは海外の教育機関への留学、進学をするための英語能力の判定基準として使われ、ジェネラルは英語圏への移民申請をするためのテストです。

TOEFLにはジェネラルモジュールはなく、アメリカなどの英語圏の大学進学に必要とされるアカデミックテストです。どちらのテストもリスニング、リーデング、ライティング、スピーキングの4つの技能を評価されます。
セクション別能力によって向き不向きが分かれます。

TOEFL、IELTSは、それぞれ特徴がある試験です。進学希望先がどちらのスコアも受け入れている場合、自分の英語力、試験の特徴を比較してどちらを受験するか決めましょう。

そしてTOEFLのスコアをIELTSに換算するとどのくらいになるのか把握してどちらのテストが自分に合っているか、最短で目標スコアを達成できるのかを検討しましょう。今の自分の英語力で取れるTOEFLスコアを知るためにもぜひ参考にしてみてください。

比較は早見表でまずはご確認ください。

IELTS vs TOEFL

スクロールできます
IELTS AT&GTvsTOEFL
イギリス・オーストラリアアクセントアメリカ(ナチュラルスピード)
移民・進学・留学目的進学・留学
筆記/コンピューター
R/Lでも筆記あり
形式コンピューター
R/Lは選択問題
全国各地
コンピューター版は制限あり
受験会場全国各地
コンピュータ版の試験は頻繁に実施
ペーパー版は主に毎週土曜日
試験開催主に毎週土日に実施
約3時間テスト時間約2時間
制限なし
受験期間を空ける必要なし
受験回数制限なし
受験期間を3日空ける必要あり
25,380円(ペーパー版)
27,500円(コンピューター版)
受験料テスト7日前まで:US$245
(1ドル150円の場合36,750円)
それ以降からテスト2日前まで:US$285
ペーパー:2週間
コンピューター:最短3営業日
試験結果約2週間後にマイページでスコアが閲覧
初回:無料
2回目以降:6,300円/1回
申込内容の変更テスト4日前までUS$60
申込締切日まで、6,300円キャンセルテスト4日前まで、50%返金
4つのセクションの平均を出し、最も近い整数または半分のバンド スコアに四捨五入されるスコア換算方法粗点換算でセクション別30点満点を足して総合合計となる
受験日から6週間以内であれば再採点(Enquiry on Results)を申請可能。一律15,000円再採点スコア再採点の申請は、受験日から30日以内。手数料として、各セクションにつきUS$80(ライティングとスピキングのみの再採点)
2年間有効期限2年間
TOEFL/IELTS比較表

TOEFLは2023年にダミー問題が撤廃されて試験時間がぐっと短くなりました。一方IELTSは約3時間、またスピーキングが午後に入ったり、午前に入ったりするため(コンピューター版のテスト予約時間による)拘束時間がかなり長いと言えます。IELTSをコンピュータで受験する場合は頻繁に行われており、テスト結果も3日で受け取ることができます。上記の違いはテスト自体の違いであり、試験の内容やテスト形式等を比べてどちらのテストを取るべきか、を判断したほうが良いでしょう。

IELTSとTOEFLの試験目的

英語能力を証明するためのテストという意味では同一で、IELTSもTOEFLの世界中の大学で認定されている試験です。TOEFLの母体はETS(Educational Testing Service)でアメリカの機関である一方、IELTS(International English Language Testing System)で British Council, IDP and Cambridge Englishの3団体によって運営されているイギリス生まれのテストです。

TOEFLはアカデミックモジュールのみですので進学や就職の目的で使われますが、IELTSは大きく2つあり、アカデミックとジェネラルモジュールに分かれ、ジェネラルモジュールは海外移住やビザ申請のために利用されます。

英語圏での進学、特にアメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどへの留学や進学にはどちらかのスコアの提出が出願の条件になっています。

TOEFLはアメリカのETS主催ということもあり、主に北米で広く受け入れられており、 IELTSはイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパで活用されています。しかし、どちらの試験も受け入れている大学がほとんどですが、中にはTOEFLのみの受け付けている大学もあるので事前に確認しておきましょう。

日本国内での進学や就職にもTOEFLもIELTSのスコアは活用できます。しかし、日本の大学への編入や進学ではTOEFLが使われることが現状多いので、帰国子女の方は事前に何点が必要かを把握しておきましょう。

IELTSの特徴

  • 筆記とコンピュータ形式が選択可能
  • イギリス・オーストラリア英語
  • 選択問題が多いTOEFLと違って、IELTSは穴埋め形式の問題もあり、単語のスペルが問われる
  • スピーキングのスケジュールが、同日の午後になったり後日になったりと、場合によって待ち時間が長くなるので、合計試験時間(スピーキングを抜いた3技能)は2時間45分とTOEFLより拘束時間がぐんと長くなる。
  • スピーキングは面接官とのインタビュー形式(約14分)
    一部のコンピュータ形式の試験会場ではビデオコール・スピーキングテストが行われる
  • ライティングは task1(20分)と task2(40分)に分かれている。ジェネラル task1 では表やグラフの分析を問われる。task2 ではジェネラル・アカデミックともに最近の社会問題などの質問に答える形式(ライティング能力のみが問われる)
  • ライティングのタスク1では150字以上、タスク2では250字以上の文字数が必要
  • リスニング(40分)では聞きながら答える形式(ノートテーキングの能力は必要なし)
  • リーディング (60分) では IELTS Academic の方がTOEFLのリーディングより少し難易度が高く、長文〈約2ページ〉が多い (速読力も問われる)
  • ライティングの難易度が高く、ライティングはTOEFLの方が易しい
  • TOEFLに比べてIELTSのぺーバー版だと年間の試験回数が少なく(毎週土曜日が主)、しかしコンピューター版だと頻繁に行われている
  • 受験料は【コンピューター形式】27,500円【ペーパー形式】25,380円 (2024年5月現在)
  • 日本では試験日の変更は、5日前まで可能ですが、5日を過ぎると手数料として6,050円(税込)を受験料から差し引いた金額が返金される
  • 受験回数に制限はなく、次の試験まで期間をあける必要もない
  • 試験結果はコンピューター形式だと3日、ペーパーだと約2週間かかる
  • Retakeのサービスがあり、一セクションのみ再試験可能(一律18000円)

【2023年からの新形式】TOEFLiBTの特徴

  • 大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定される
  • コンピューター上で行われる試験
  • 主にアメリカ英語(ナチュラルスピード)
  • 選択問題
  • テスト時間は約2時間
  • スピーキング (16分) はコンピューターに向かってスピーチをする形式 (リスニング能力が問われる)4つの設問に答える。
  • ライティング(全2問、30分) のパート1では、文章を読み、それについての説明やレクチャーを聞き、さらにそれを受けて出題される問題の解答を整理して文章に書く統合問題 という複数の作業が組み合わされる。実際の留学生活で必要な作業 (教科書を読み、授業を聞き、レポートを書く) が問われる
  • ライティングのパート2は、Academic Discussion Taskはオンライングループレッスンの中で、ある課題についてのディスカッションに貢献することが求められます。インストラクターの質問に対して自分の意見を述べますが、他の生徒の意見を踏まえ独自の理由を述べる必要がある
  • ライティングで高得点を取るには、第1問目では250以上、2問目で150字以上の文字数が必要
  • リスニング (36分) は長いレクチャーを聞いた後に質問に答える形式で note-taking のスキルが問われる
  • TOEFL のリーディング (35分) の方が文章がやや短く、段落毎に設問が順番に設定されている
  • リーディングの設問のパターンは同じ(例:必ずvocabulary question と指示代名詞の問題がある)
  • 日本ではIELTS よりも年間の試験回数は少ないが、IELTSと同様に全国主要都市で受験可能。受験料はUS$245(2024年5月現在)最近では日本円で表示されるがその日の換算レートによって料金が変動する
  • 申込済みのテスト日やテスト会場の変更がテスト日の4日前まで可能だが、変更手続きにはUS$60の費用がかかる。4日前にキャンセルした場合は受験料の半額が返金される
  • 受験回数に制限はないが、次の試験まで中3日あける必要がある

TOEFLとIELTSの総合スコア算出方法

IELTSでは、バンドスコア (Band Score) は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各モジュール毎にスコアがつきます。

4つのセクションのスコアを足して4で割った合計(平均点)が オーバーオールバンドスコアとなります。小数点以下の数字が 0 以上 0.25 未満の場合は切り捨てられ、0.25以上0.75未満の場合は0.5になり0.75以上は切り上げになります。

例1】 セクション別スコアが下記の場合

 リスニング リーディング ライティング スピーキング
BAND 6.5BAND 6.5 BAND 5.0 BAND 7.0

トータルバンドスコアの平均値 =(6.5+6.5+5.0+7.0)÷ 4 = 6.25 

小数点以下が 0.25 ですので 0.5 となります。そのためオーバーオールバンドスコアは 6.5 となります。
➡総合スコアは 6.675 を切り捨てて 6.5 となる

つまり6.75 以上は総合スコア 7.0 になりますが、6.675 未満の場合は 6.5 が総合スコアとなります。詳しいスコア換算方法は下記をチェック

TOEFLの場合は、各RLWSセクション0-30、4セクションの総合スコア0-120で表示されます。リーディングとリスニングは正答率の割合で1-30スケールに換算されます。スピーキングはAIと採点官が1-4の素点を付けてから1-30スケールに換算されます。ライティングはAIと採点官が1-5の素点を付けてから1-30スケールに換算されます。詳しいTOEFLのスコア換算方式は下記をチェック!

TOEFLとIELTSのスコア換算

スコア換算はETSのウェブサイトより参照しております。IELTS7.5が取れても、TOEFL102が取れないケースも多々あります。その理由は、IELTSの総合スコア算出方法で7.25は7.5のオーバーオールスコアとなるためです。TOEFLはそれに対してシンプルに各スコア30点満点を総合的に足したものが総合スコアとなります。

この採点方式の違いもどちらを受験すれば目標に早く達することができるか、の判断の基準になるでしょう。

IELTS TOEFLiBT
9.0118
8.5115
8.0110
7.5102
7.094
6.579
6.060
5.546
5.035
4.532
4.00-31
ETSウェブサイト参照

TOEFL vs IELTS 各技能ごとの違い

IELTSとTOEFLの科目ごとの違いを説明します。それぞれの違いを比較して、どちらの方が自分の「英語の得意」に合っているか参考にしてみてください。

リーディング

IELTSのリーディングもTOEFL のリーディングも難易度にあまり違いはありません。

IELTSのリーディング(アカデミックの場合)は2ページ分の長文が3つ、それぞれ13-14問ずつ、合計40問を60分で解きます。4択問題だけでなく英単語の空欄を埋める問題があります。スペルも問われてますのでスペルに自信がある人はIELTSで対策するとよいでしょう。また、早く概要を読める方にはIELTSのリーディングの方が点数が取りやすいでしょう。

TOEFLのリーディングの試験時間は長文2つが出題され合計35分。IELTSよアカデミックな大学講義の専門用語が使われている場合が多いものの、TOEFLのリーディングの方が文章がやや短く、段落ごとに問題が設置されているため、内容がどこに書いてあるかを探す必要はありません。読む時間が遅い方には向いています。

リスニング

IELTSのリスニングは、試験時間(音声が流れる時間)は30分で、問題数は40問です。筆記試験の場合は解答を書き写す時間を10分間、音声が流れ終わった後に与えられます。IELTSは筆記・コンピューター試験に関わらず、英単語で空欄を埋める問題があり、スペルに気を付ける必要があります。音声の速度は、問題によりますが、TOEFLよりも遅い場合がほとんどです。リスニングが苦手な方は断然IELTSの方をおすすめします。

TOEFLのリスニングは、問題数は28問の36分の試験時間です。ナチュラルスピードの会話文や長いレクチャーを聞いた後に問題に答えます。すべて選択・分類問題ですが、問題を先に見ることができないため、リスニングの内容を詳細に、正しくメモを取る力が必要です。また、リスニングの前に短めのリーディングが含まれる問題もあり、速読力も試されます。リスリング以外でもライティングとスピーキングでリスリング力や読解力が問われる統合問題があるため、リスニングを苦手とする方はIELTSを選ぶとよいでしょう。

ライティング

IELTSもTOEFLも2つの課題が出されます。

IELTS(アカデミック)の場合、図表の分析を行うタスク1で150語以上、最近の社会問題などがテーマのエッセイのタスク2で250語以上のライティングが求められます。試験時間は2つのタスク合計で60分。タスクごとの時間配分は受験者の自由です。ライティング能力のみが問われますが、内容など論理性も関わるため、点数が非常にとりづらいセクションです。

TOEFLのライティングの大きな特徴は、トピックに関連する文章を読み、その内容に関するレクチャーを聞いてライティングを行うIntegrated Task (統合問題)が1問出題されることです。つまり、ライティングの試験ですが、読解力とリスニング力も問われます。もう1問は単純にライティング能力が問われるAcademic Discussionです。こちらはInstructor の質問に対して自分の意見を述べる投稿形式。100文字以上で回答しますが、130文字ぐらいを目指しましょう。試験時間は合計30分で、Integrated Task(20分)、Academic Discussion (10分)それぞれ解答時間の配分が明確に決まっています。

IELTSのライティングで6.5以上の高得点を取ることは非常に難しいと言われています。TOEFLは少ない時間で多くの語数を書く必要があること・リーディングとリスニング力が必要となりますが、進学先の要件としてIELTSのライティングで7.0以上を求められている場合は、TOEFLを選択した方が早く目標を達成できるでしょう。しかしセクション毎の最低スコアが決められていない場合は、IELTSのリスニング、リーディングのインプットの方で点数をとれれば、ライティングとスピーキングの方が低くても総合スコアは7.0をとることができるため、セクション毎の最低スコアが決められているかどうかはしっかりと把握しましょう。

総合スコア7.0目標の場合】
L7.5 R:7.5 W:6.0 S6.0 総合バンドスコアは7.0となります。

スピーキング

IELTSのスピーキングは面接官と個室に入って、直接対話する形式です(約14分)。最近ではビデオコーリングというコンピューターを介しての面接も行われますが、個室で一対一の面接形式には変わりがありません。一方で、
TOEFLのスピーキングは、コンピューターに向かってスピーチを行います(17分)。スピーキングだけ個室で行うことはなく、周りに受験者がいる中でスピーキングのテストを行います。

IELTSの場合は、試験官とコミュニケーションをとることができるので、例えば質問の意味が分からない時や、理解できているか不安な時は聞き返すことができます。一方TOEFLは質問をすることはできず、解答時間も厳密に決められています。主に60秒で答えるタイプです。自分のスピーチを録音されるため、いかに自分の回答を時間内に収めるかが重要となり、リスニング力、メモ取りの能力を必要とする統合問題となります。

スピーキングはIELTSの方がやりやすい、点数が取りやすいと言えますが、TOEFLのスピーキングの形式に慣れればテンプレートを使用することができるので練習次第ではスピーキングで高得点を取ることも可能でしょう。やはりリスニングの能力次第と言えます。

試験の頻度と結果通知

日本で受験する場合、TOEFLはだいたい水曜日、土曜日、日曜日で試験を実施しています。多くて週3に対してIELTSのコンピューター試験が受験できる場所は限られますが、ほぼ毎日開催しております。

TOEFLはETSのパートナーの学校や機関が試験を開催するのに対して、IELTSは母体が主に3つあり、(IDP,英検(ブリティッシュカウンシルと共同)とJSAF)その各団体が試験を主催しているため、試験回数の多さがあげられます。もちろん地域にお住まいの方で試験会場が遠い方、コンピューター版のテストが受けられない場合は受験頻度に制限が出てしまうは確かです。

また、IELTSの場合は試験まで受験間隔を中3日(受験日含まない)空ける必要がありますが、IELTSはそのような制限はなく、試験を立て続けに受けることも可能です。

結果報告はIELTSのコンピューター版ですと3-5日とかなり早いのが特徴です。IELTSぺーバー版ですと受験日から約13日後にオンラインで確認できます。それに対してTOEFLはリスニングとリーディングは試験直後に仮スコアとして確認できますが、正式な験結果は4〜8日後にオンラインで確認可能。

そのため、IELTSの方が受験頻度、受験間隔の制限なし、結果の速さから受験しやすいとは言えます。

IELTSとTOEFLの最大の違い

IELTSのコンピューター版の場合は、実施頻度が高く結果が早いということです。これはIELTSコンピューターの最大のメリットと言えます。また、IELTSのスコア換算は4つの合計を足して4で割り平均を出します。それを一番近い整数に当てはめる(四捨五入)、例えば6.25は6.5になります。TOEFLは逆に、粗点(ロースコア)を30満点に換算します。そしてセクション別の点数をシンプルに足した合計です。

テストの内容の一番の違いは、ライティングが手書き(IELTSコンピュータ受験は除く)かタイピングか、スピーキングが面接形式なのか、コンピューターに話しかけるのか、の違いです。一部の会場ではビデオコール・スピーキングテストが実施されますが、スピーキングは試験官との1対1の個室での対面式はそのままです。その一方でTOEFLはスピーキングは個室では行われず、他の受験者がいる中で行うため非常にやりにくいと言えます。

コンピューターに向かって一定の時間内で話すのが苦手な人はIELTSをお勧めします。TOEFLは統合問題というリスニング/リーディングの作業が組み合わされる問題が出るため、中級以上のリスニング能力が必須となります。ノートティ―キングの能力も必要です。そのため、試験対策をして、試験形式に慣れてしまえば、IELTS の方が点数が取りやすいと言えます。また、統合問題がないため、IELTSの方がセクション毎に取り組みやすいテストです。

スコアの取りやすさ

上記のスコア換算表からすると、大学IELTS6.0がTOEFLの60点に値するようですが、実際の英国圏の大学でIELTS6.0を求める機関でも、TOEFLの80点が必要です。IELTS6.5を要求する大学は、だいたいTOEFL88点が必要です。

もちろん大学によって要求するIELTSのスコアとTOEFLのスコアは違います。IELTSの6.0とTOEFL80のどちらが難しいかは一概に言えませんが、対策しやすいのはIELTSです。統合問題がないのがやはり一番の取り組みやすさにつながります。また総合バンドスコアがいわゆる四捨五入となるため、実際に6.0をすべてのセクションでとらなくてもよいことが点数の取りやすさにつながります。IELTS6.5とTOEFLの88点を比べると、こちらはほぼ同じ難易度といっていい。IELTSのライティングで6.5の点数を取るのは非常に難しいため、他のセクションで7が必要です。IELTSも6.5をとるとなると6.0を取るのとは断然に難しくなります。英語のリスニングにそれほど苦手意識のない方であればTOEFLの方がスコアが取りやすくなるでしょう。しかし、TOEFLの100点とIELTSの7.5であれば、IELTSの方がスコアは取りやすいということは言えます。TOEFLの100点の壁は非常に高いです。

各テストの詳しい情報

各テストの詳しい情報は下記団体のホームページをご覧ください。IELTSは母体が大きく2つありますのでどちらで受験を予定するかは実施予定日と会場の有無で選びましょう。

スクロールできます
IELTS JapanTOEFL Japan
公益財団法人 日本英語検定協会
(ブリティッシュ・カウンシルと共同運営)
TOEFL ETS
IDP Education
日本の試験団体のホームページ

IELTSとTOEFLのそれぞれの詳しいテスト概要については下記をチェック

まとめ

IELTSとTOEFLはどちらも共通して4つの英語技能を図るテストです。難易度はそれぞれの試験形式により異なりますが、TOEFLは統合問題があるのである程度のリスニング力が必要です。そのためリスニングを苦手とする方はIELTSを選ぶことをお勧めします。ライティングはTOEFLの方が取りやすいですが、スピーキングはTOEFLの方が難しいため、自分の得意なセクションかつ伸ばせるセクションはどこかによってどちらのテストが自分に向いているかを選ぶと良いでしょう。

IELTSを受験するか、TOEFLを受験するかで決めかねている方も多いと思います。自分にはどちらのテストが合っているかを見極めるのもまた難しい判断です。当校のコースはIELTSのコースからTOEFLのコースに途中変更可能です。またどちらのテストに決めるべきか迷われている方はぜひお問合せください。

Metropolitan Academy of English

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