TOEICリスニング Part 2 徹底攻略

TOEICのリスニング試験は45分間、合計100問となっています。

その中で2番目に登場するPart 2は「応用問題」となり、配点も各5点刻みで合計125点とTOEIC全体スコアに与える影響が大きいのが特徴です。設問も選択肢も短い文章ばかりですが、引っ掛け問題なども多いので、きちんとした対策が必要です。

この記事では、TOEIC Part 2の問題パターンとその解き方のコツなどを紹介していきます。

TOEICのリーディングパートの詳細や概要は、下記の記事にまとめています。

TOEICリスニング Part 1 徹底攻略

TOEICは7つのパートに分かれており、Part 1~ Part 4はリスニングセクション、その次に来るセクションがリーディングセクションとなり、リスニングセクションの始めに出てくるのがPart 1で

① Part 2: 5W1H疑問文

最初に比較的出題数が多い、5W1H疑問文を紹介します。
WHとは、Who, Why, Where, Howなどの疑問詞を使った問題です。このタイプの問題では、

◎始めの一語を漏らさずに聞き取る

これに尽きます。設問文が完璧に理解できなくても、始めの一語が分かれば、大体の内容を理解することが出来ます。例題を見ましょう。

【例題】

問題文と選択肢は聞き取れましたでしょうか?

Q. What time is the concert?
(A) No, I need a new one.
(B) The tickets were sold out.
(C) The workshop next month.

この例題では、What time…と時間を尋ねれていることに関して、「チケットが売り切れた」ことを伝え、チケットの購入が出来ないことを示唆しています。What time…と聞かれて、two o’clock等の時間が来ることもあれば、このように別の意図を持つ回答になることもあります。正解は(B)となります。

② Part 2: Yes/No疑問文

これは、Is…? Do…? Have…? などYes/No.で答えられるタイプの問題です。
ただしこのYes/No疑問文には、「質問型」「提案や依頼型」の2つに分かれます。

<質問型>
言葉の通り、相手に何かを尋ねている内容になります。

【例題】

単純なYes/No質問でしたね。問題文などを見てみましょう。

Q. Are you available at three P.M. on Thursday for a final briefing?
(A) The fifth floor security desk.
(B) Yes, I can be there.
(C) I’m sorry, it’s out of stock.

この後に追加説明が入ることもありますが、自然な会話の流れを意識すると正解に近づくことが出来ますよ。正解は (B)となります。

<提案や依頼型>
これも言葉の通り、相手に提案をしたり、依頼をする内容の問題になります。

【例題】

今回はお客様の意向を尋ね、お客様も賛成(肯定)して自分の意見を伝えていますね。

Q. Would you like to take a tour of the office space?
(A) A follow-up interview.
(B) Yes, I’d like to see it.
(C) The memo is three pages.

今回はお客様が提案に賛成をしたので簡単でしたが、反対意見も問題として出題されます。
この問題の正しい選択肢は(B)となります。

③ Part 2: 平叙文

疑問文などでもなく、呟きに対しての返答を選ぶ問題のことです。解答の可能性としては以下のようなものが考えられます。

・同意を示す回答
・反対の意見を示す回答
・コメントタイプの回答
・発言に対して逆質問をしたり深堀りをする回答

このタイプの問題は、上記4つの内どれか1つに該当する場合がほとんどです。
きちんと何を言っているか理解が出来れば、確実に点を取れる問題になります。

【例題】

問題文と選択肢を聞き取ることが出来ましたでしょうか?

Q. We have an employee appreciation dinner every quarter.
(A) When is the next one?
(B) I just bought new dishes.
(C) That position has been filled.

問題文では「会社が四半期ごとに、従業員慰労夕食会を行う」ことを述べていますね。
選択肢では問題文が出てきたdinnerと関連するdishesが含まれており、思わず引っかかりそうになりますが、話がかみ合っていないことが分かりますね。(C)はその仕事のポジションが埋まったことを話しており、問題文と関わる要素がありません。よって「次がいつか?」という、深堀りをする質問をしている(A)が正解となります。

④ Part 2: 否定疑問文

Don’t…? (…しませんよね?) や Aren’t…? (…ではないですよね?) のように、否定の疑問詞が使われる問題です。回答の仕方も日本語と異なるので、日本人が苦手とする文法の1つとも言われていますね。早速、例題を見ていきましょう。

【例題】


Q. Isn’t the firm planning to hire more staff?
(A) No, it’s quite soft.
(B) Absolutely, that’s our top priority.
(C) I can’t reach it.

否定疑問文で「会社はスタッフをもっと採用する計画ではないか?」という質問をしていますね。
これに対して、(B) Absolutelyと強く肯定の意思を示している、(B)が正解です。
否定疑問文のポイントは、

◎疑問詞が肯定でも否定でも、肯定の内容を表現する際はYes/Absolutelyのようなワードを使用し肯定を、逆に否定の内容を示す場合にはNoを使って表現する

ことです。先の例題では「会社内での最優先事項」だと言っているので、Abslutelyを使って肯定していますが、もし否定だった場合は、「No. 会社内での最優先事項ではない」という答え方になります。問題文のfirmを「堅い」と意味を取り違えた場合、(A)を選んでしまう可能性もありますので、きちんと問題文を最後まで聞き、文脈を判断しましょう。

⑤ Part 2: 付加疑問文

…, isn’t it? (…ですよね?) や … don’t you? (…ですよね?)などを代表とする付加疑問文。
付加疑問文には「・・・ですか?」のように質問を表す場合と、「・・・ですよね?」のように確認を表す2種類があり、文意によって意味が若干異なってきます。

また付加疑問文は文末まで聞かないと分からない質問タイプとなり、平叙文だと思って問題文を聞いていると、最後に付加疑問詞が登場し、混乱をする受験生も少なくはありません。付加疑問文の問題は、

◎疑問文に切り替え、Yes/No疑問文として扱う

ことで正解を導くことが出来ます。ただ選択肢にYes/No両方が入り、受験者を惑わせる問題もありますので、こちらも選択肢をきちんと聞き取ることが重要になります。

【例題】

携帯電話について話している設問ですね。

Q. The new mobile phone is being launched today, isn’t it?
(A) No, not until next week.
(B) Extended battery life.
(C) My telephone extension is 56.

〜, isn’t it?を付けて、本日発売されるのかどうかを確認している問題文となっています。これに対し、否定の意を示し、来週発売の旨を伝えている (A)が正解となります。

⑥ Part 2: 選択疑問文

Would you like A or B? などのように、2つの対象物から1つを選ぶように問う問題です。
この手の問題の場合、回答としては5通り予想されます。

・両方を選択
・片方を選択
・決めかねている
・どちらでもいい
・その他 (他の人に聞いて、など上記に当てはまらない場合)

例題を一緒に見てみましょう。

【例題】

Q. Should I buy this black jacket or the blue one?
(A) Less than ten miles away.
(B) because it’s sunny outside.
(C) Which one is warmer?

A or Bの形で、「黒いジャケットか青いジャケットのどちらを買うべきか?」と尋ねる質問ですね。
これに対し「どちらの方が暖かいか?」と判断材料を求めるために逆質問をしている(C)が正解になります。これは上の5パターンの、「その他」回答に当てはまります。

これも選択肢と問題文をきちんと聞き取れれば正答率を上げることが出来ますので、取りこぼしがないようにしましょう。

次は、効率良く解くためのポイントを紹介していきます。

ポイント①: 似た音の語句には注意

Part 2では英文が短いので、聞き取れた単語が印象に残りやすいのが特徴です。
特に質問文が終わる直前に聞いた語句と、同じ語句が入った選択肢を選んでしまう仕掛けの問題が出題される傾向にあります。

よってPart 2では、「問題文と同じ語が入った」選択肢や「似た音の語句が入った」選択肢を選ぶのは止めましょう。ただしこのやり方が通用するのは、Part 2のみなので、他のPartでは使えないことを心に留めておいてください。

ポイント②: 正解選択肢3パターンを知る

ここまでPart 2のあらゆるタイプの問題を紹介してきましたが、全タイプに共通して、正解の選択肢は大きく3つに分けることが出来ます。

1. 直接的な回答: 質問に対して直接的に回答する返答です。25問の半分以上がこの手の設問と言われています。

2. 間接的な回答: 上記とは逆に、質問に対して間接的に答える返答です。例えば「次の会議はいつですか?」という問題文に対し、「メールを見て下さい」というようなものです。難易度が高い問題の多くがこのタイプとも言われているので、ハイスコアを目指している方は絶対に押さえておきましょう。

3. 質問返し: 質問に対し、質問で答える返答です。【選択疑問文】の例題のようなパターンです。

ポイント③: 不正解選択肢3パターンを知る

ポイント②では、正解選択肢パターンを紹介しましたが、逆の不正解選択肢も併せて押さえておくことが大事です。

1. 回答が無関係な内容: 問題文と全く関係がない内容が選択肢となっている場合。出題率は、不正解選択肢の半数以上と言われているので、聞き取り間違いなどが内容に気を付けましょう。

2. 連想的な内容: 特徴的な単語から内容を連想させる、いわばひっかけ選択肢。これは、よく聞けば「間違いだ、ひっかけだ」と気付くことが出来ます。

3. 似た音や同じ語を含む選択肢: ポイント①の通り、似た音や同じ語が含まれている場合は、大抵の場合、返答として間違っていることが多い事を留意しましょう。

TOEICリスニング Part 2 まとめ

・Part 2の問題傾向は、5W1H疑問文、Yes/No疑問文、平叙文、否定疑問文、付加疑問文、選択肢疑問文となる

・似た音や同じ語を使用している選択肢は、ひっかけ問題の可能性あり

・正解選択肢と不正解選択肢は形(パターン)があるので、

・25問一気にやり通すので、集中力を切らさないように。万が一、集中力が切れた場合には、その問題は諦め、気を入れなおして次の問題へ進む