TOEFLibt スコア比較

TOEFLは英国圏の大学や教育機関に英語能力を証明するための英語能力判定テストです。このような英語能力を評価するテストは、日本ではTOEICもしくは英検が最も知名度が高いですね。
では、他の英語資格と難易度を比較してみましょう。

TOEIC(LR)にはスピーキングとライティングセクションがないため、厳密に比較することができないため、あくまでも目安としてご利用ください。

TOEFLibtIELTS TOEIC英検
1209.0
1199.0
117-1188.5
109-1168.0970~990
100-1087.5870~9701級
90-997.0820~8701級
80-896.5740~820準1級
69-796.0600~740準1級
61-685.5550~6002級
52~605.0500~5502級
45-514.5450~490準2級
33-444.0300~440準2級
29-323.5291~2993級
ETSウェブサイト一部参照

TOEFLの日本人の平均が73点(2022年の統計)と言われています。IELTSでは5.9が平均です。TOEICの日本人平均点は561点です。TOEICと英検はある程度独学で対応する方が多いと思いますが、TOEFLとIELTSは学校に通い対策を取る方が多いのも現状です。日本人にとって対策が取りやすいかにより難易度が変わるため、一概に比較はできません。例えば、IELTS 7.5を取れた方でもTOEFL100点を取れるわけでないです。また、試験の目的は各テストでそれぞれ違います。自分の目的のためにはどのテストを受けるべきか見極めましょう。

各英語テストの目的

試験目的
TOEFLTOEFLは主にアメリカの大学や英語圏での大学進学の出願に英語能力の証明として使用されるテストです。
IELTSIELTSアカデミックはイギリス発祥のテストでイギリスの大学および英語圏の高等教育の出願に必要な英語力を証明するテストであるほか、IELTSジェネラルは移民や就職目的で使用されます。
TOEICTOEICは職場でのコミュニケーション能力を図るテストで、国内の就職や転職に有利なテストです。しかし海外大学入試などに使用できなことが多いので気をつけましょう。
英検中学校、高校の学習内容と整合性が高いため、国内高校入学に有利になったり、準1級レベルですと就職にも役立つテストです。

海外留学などの英国圏での進学を希望している場合は、TOEICを受け付けている機関は少ないので、事実上IELTSとTOEFLの比較となります。単純にスコアを比較するのではなく、自分の英語の強みや弱点などを踏まえてどのテストが自分にとって点数が取りやすいかを見極めて選ぶ必要があります。逆に大学側がTOEFLしか受け付けていない場合はTOEFLを取る以外には選択肢がありません。

進学に使えるIELTSとはどっちが簡単?

同じ進学の目的で使用されるIELTSの試験とはどちらがスコアが取りやすいか、とよく比較されますが、目標スコアによってどちらが取りやすいかは変わってきます。例えばIELTSでは大学入試に必要なスコアはだいたい6.5となります。TOEFLであれば86-89点が大学入試に必要です。TOEFLの86-89ですとIELTSの6.5の方が取りやすい傾向にあります。先述のように日本人の平均がTOEFLは73点に対してIELTSは5.9となりTOEFLの場合は平均を大幅に上回るスコアが要求されますが、IELTSだと平均ちょい上と考えると分かりやすいでしょう。

またIELTSのスコア換算方式は、4つのバンドスコアを足して4で割ると総合スコアとなります。そのため、2つのセクションで6.0であっても合計点数が(6+6+6.5+6.5)25点、その点数を4で割ると6.25となります。この場合は総合スコアは6.5になります。

トーフルの場合は単純に22+22+21+21であればその4つのセクションの合計86点の総合スコアなるため、86が必要な場合は各セクションで大体20点前後を目指すことになります。下記の表で示したように20点を目指す場合は、各セクションで中上級レベルが必要になります。

セクション別レベル点数
リーディング上級
中上級
中級
初級
24-30
18-23
4-17
0-3
リスニング上級
中上級
中級
初級
24-30
18-23
4-17
0-3
スピーキング上級
中上級
中級
初級
基礎
25-30
20-24
16-19
10-15
0-9
ライティング上級
中上級
中級
初級
基礎
24-30
17-23
13-16
7-12
0-6

しかし、必ずしもIELTSの方が易しいというわけでもありません。IELTSの難しいセクションはライティングです。評価基準が非常に厳しく、IELTSのライティングで最低スコア6.5もしくは7.0を求められている場合はTOEFL対策に切り替える方が近道になるケースが多くあります。逆にTOEFLのライティングで20点を取ることが非常に難しいわけではありません。高得点を取れる書き方を学べば20点を超える点数も可能でしょう。

TOEFLの特長としては統合問題があります。ライティングでもリーディングとリスニングの能力が求められ、スピーキングでもリスニングとリーディングの能力が求められます。そのため、リスニングとリーディングの能力がある程度備わっていると対策が取りやすい試験です。逆にリスニングとリーディングの能力不足ですと高得点を取るのは難しくなるため、IELTSの方で対策を取った方が近道になるでしょう。

IELTSとTOEFL徹底比較は別ブログ記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

TOEFLを勉強するメリット

最後にTOEFLの勉強をするメリットをお知らせします。学生、社会人方で自分の英語力の向上のため、またはいつか留学を考えているためTOEFLの勉強を始める方もいらっしゃいます。まず、TOEICだと4つのセクションを効果的に伸ばすことができないという理由が大きいようです。英検の場合は、社会人にとってはTOEICの方がメリットが多いという理由で選ばない方もいらっしゃいます。

英語力のアップのためにTOEFL勉強に取り組むことは自分の英語力のアップになるのは紛れもない事実です。また、将来、留学や大学院を視野に入れている方であればなおさら、TOEFLのスコアがいつかは必要となることも考えてTOEFL対策を徐々に始める方もたくさんいらっしゃいます。また、外資系への就職や転職の場合はTOEFLのスコア80点を持っているとメリットになるでしょう。このような理由からTOEFLの勉強を始めるのはメリットが多いと言えます。またTOEFLは難しい試験のため、高得点を目指すのであれば長期的な対策が必要ですので、着実な英語力を見つけることができるでしょう。

TOEFLスコア比較 まとめ

進学や留学のためにTOEFLのスコアが必要な方がほとんど。その他にも英語力向上のため、就職に役立たせるためにTOEFL勉強に励む方もいらっしゃいます。TOEFLの難易度は高く、単純にTOEICや英検と比較できませんが、進学なら80点以上が必要な場合が多く、80点以上あれば履歴書に書けるスコアです。

進学のために必要であればIELTSとTOEFLのテストのどちらを選ぶことになるでしょう。どちらかを選べる場合は自分の今のレベルと得意なセクションと苦手なセクションを把握した上で決めると良いでしょう。

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