IELTSリスニング┃復習が大事な理由

リスニング力は、様々な方法で向上させることができますが、実は、復習を行うことも非常に効果的です。

この記事では、どのようにリスニングの復習を行うか、学習方法について紹介していきます。

目次

なぜ復習が重要なのか

リスニング力を高める方法としては、次のようにたくさんの方法があります。

  • ディクテーション
  • リテンション
  • ボキャブラリーの強化
  • 発音のチェック

これらの演習は、ただ演習して終わりではなく、復習を欠かさないことがとても重要です

静聴を行う

リスニング力を高めるためには、「精聴」と「多聴」を繰り返すことが効果的です。

「精聴」は、注意深く、集中して音声を聞くこと、
「多聴」は、たくさんの音声を幅広く聞くことです。

音声を聞いた後にスクリプトを確認し、解答がどのように導かれたか、どこがわからなかったかを明確にしましょう

清聴することで、弱点がわかり、効果的な対策を行うことができます。

リスニングに苦手意識がある方は、次の記事で聞き取りができない理由を紹介しているので、参考にしてください。

IELTSリスニング復習方法

リスニング対策として復習を行うステップを紹介していきます。

STEP
問題を2回解く

1回目は、本番の試験を想定し、最後まで音声を止めずに、設問を解いていきます。

2回目は、同じ問題を解きますが、何度も音声を聞いたり止めたりしても構いません。

1回目と2回目の解答は分けておき、どちらも解き終わってから、解答を参照しましょう。

STEP
スコアを確認する

解答を参照して、1回目と2回目のスコアの差を確認します。

2回目でスコアが獲得できていれば、基礎知識があり、単純にリスニング力が不足していることになります

聞き取れない原因を突き止め、対策を行っていきましょう。

STEP
スクリプトで音声を振り返る

スクリプトを目で追いながら、再度音声を聞いていき、意味が理解できるかを確認しましょう。

文章を読んでも内容がわからない場合は、英文法や構文の知識を強化する必要があります

「読めない文書は聞けない」とも言い、英文法を理解するでリスニングの対策にもつながります。

STEP
単語や表現を覚える

スクリプトを見ながら音声を聞き、内容を理解した後は、知らない単語や表現を覚えていきます

専門用語などを無理に覚える必要はありませんが、穴埋め問題など、解答で問われる単語は暗記しましょう。

知らない単語や表現を復習の度に覚えることで、語彙力を磨くことにつながります

STEP
音声だけで聞いてみる

単語や表現を確認し内容が理解できたら、今度はスクリプトを見ずに、音声だけで理解できるか試しましょう

一度理解した文章と内容なので、最初に比べて、すんなりと内容が理解できるようになっているはずです。

STEP
本番と同じように解く

同じ問題を、改めて本番と同じ形式で解答します。

設問形式や内容に対して、すでに知識があるので、ほとんどの問題を正解している状態が理想です。

STEP
解答を振り返る

解答を間違えてしまった問題があった場合は、なぜ、どこを間違えたのかを、再度分析してみましょう

STEP
満点になるまで繰り返す

同じ問題に対して、期間を空けながら、解きなおし全問正解になるまで演習を繰り返します

期間が短すぎると、記憶に定着しないので気を付けましょう。

リスニング力は、復習を行うことで劇的に改善されます

自分の弱点を把握し、その弱点を徹底的に克服することで、正答率を上げていきましょう。

聞けない理由を明確にする

復習を取り入れることで、なぜ聞き取れなかったかを明確にでき、効果的な対策を行うことができます

  • 語彙力不足の方は、語彙力の強化が必要
  • 単語が聞き取れない方は、正しい発音を覚える
  • 文をかたまりで理解できない方は、文法の知識を増やす
  • スペルミスをなくしたい方は、単語をしっかりと書いて覚える
  • 先読みができない方は、リーディング力を強化する対策を行う

次の記事では、リスニング力を底上げする学習方法について詳しく紹介していますので、参考にしてください。

おすすめリスニング教材

IELTSのリスニングでは、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの英語が使用されています。

ブリティッシュアクセントが苦手な方は、音声を収録した教材を使用することで、発音に慣れていきましょう

 ブリティッシュ アクセントを収録したリスニング教材

    【初級者用】

    Collins
    Listening for IELTS

    【中級者用】

    リプロダクショントレーニング
    アドバンス編

    【上級者用】

    イギリス英語を聞く
    THE RED BOOK(CD付) 
    コリンズの「Listening for IELTS」

    初級者の方にはとてもいい教材です。言い換え表現など、語彙力の強化にも役立るだけでなく、スピーキングの練習も含まれており、総合的なIELTS対策ができる教材です。

    リプロダクショントレーニング

    アドバンス編と書いてありますが、音声のスピードはそれほど速くなく、内容も日常的な話題についてなので、取り組みやすいです。

    イギリス英語を聞く

    上級者向けの教材になるため、リスニング上記2つの教材に慣れ、さらに高得点を目指す方はぜひ試してください。

    リスニングの教材は、必ず自分のレベルにあったものを選びましょう。レベルが高すぎてしまうと、モチベーションにも悪影響です。

    まとめ

    リスニング力の向上には、演習だけでなく、復習を行うことも欠かせません。
    復習を行うことで、まずは自分に足りないものを把握しましょう。そして、弱点を克服するための対策を取りながら、同じ問題を全問正解になるまで解き直しましょう。
    ブリティッシュのアクセントが苦手な方は、音声を収録した教材の使用がおすすめです。

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