IELTSの必要性
大学生が英語圏の大学院に出願するため、もしくは交換留学生として留学するために必要となってきている英語資格試験IELTS。
TOEFLと同様、IELTSの選択肢も大幅に定着してきました。
TOEFLかIELTSかで悩むこともあるかと思いますが、TOEFL iBTではコンピューター上のテストのみになりますので、高得点を取るためにはリスニング力が非常に重要です。
一方で、IELTSは筆記試験をベースとしますが、コンピュータ上でも試験を受けることができ、また、スピーキングは対面での面接形式ですので、対応しやすいという利点が挙げられます。
大学生がIELTSを取るメリット
大学生のうちにIELTSの点数を取ることには、たくさんのメリットがあります。
まず、受験英語を勉強をしてきて間もない大学生の方は、さほど英語から離れている期間が長くはないため、文法、構文、単語等に詳しいことが利点となります。
これは社会人になり英語を使う機会が減ってから、改めて英語を一からおさらいするよりもはるかに効率がいいと言えます。
また、多くの大学が学内で留学プログラムを用意しています。その中で学内の選考を通過するためにIELTSのスコアを要求されるというケースが多く、たくさんの大学生がその目的のために当校をお選びいただいております。
大学時代に留学を経験したい方、または大学を卒業後、大学院を目指す方はIELTSを一度受験しておくと自分の留学の可能性を大きく広げることができるでしょう。
海外で働きたい方もIELTSのジェネラル6.0以上を持っていると有利に働くことから、IELTSは取れるうちに取っておく資格試験の一つと考えましょう。
その上、TOEIC,TOEFLなどの資格試験と同様に履歴書にIELTSのスコアを記載すれば、自分の英語力をアピールすることができるという特典もあります。
まず、現役大学生の平均スコアはいくら!?
英文学科や、留学を経験した大学生の場合は、スコアが6.5と高く出る人もいるでしょう。大学受験に備えて英語の勉強をしてきた方の場合、英検2級程度の実力があると想定できますので、IELTSに換算すると約4.5~5.0ぐらいといえます。
英検1級を持っている方、センター英語でほぼ満点が取れる方、TOEIC L&Rで800点以上を持っている大学生は、およそ6.0ぐらいと考えられます。
TOEIC / 英検 / TOEFLibt レベル換算表
IELTS | TOEIC | 英検 | TOEFLibt |
5.5 | 600~740点 | 英検2級以上~ | 46~59 |
6.0 | 741~819点 | 準1級 | 60~78 |
6.5 | 820~870点 | 1級 | 79~94 |
7.0 | 871~970点 | 1級以上 | 95~101 |
7.5 | 971~990点 | 1級以上 | 102~110 |
8.0 | 990点 | 1級以上 | 111~120 |
大学生が目指す目標スコア
大学生で交換留学生として留学をお考えの方は6.0を目指す方が多いかと思います。
大学院進学の場合は6.5~7.0が求められるでしょう。国内就職に役立つようにIELTSジェネラルを受験する方は、ジェネラル6.5~7.0、IELTSアカデミックであれば6.0以上のスコアが自分の英語力をアピールできるスコアとなるでしょう。
IELTS 6.0の対策は下記を参照してください
IELTS7.0の対策は下記を参照してください。
目標までの準備期間を見極める!
目標スコアが判明したら、今の自分のレベルを判断してどれぐらいの期間が必要か逆算しましょう。
IELTSのスコアを0.5アップするには、最低3か月かかると言われていますので、1.0アップするには6か月以上かかると考えましょう。
しかし、6.0から7.0への道のりはもっと長くなります。5.0から6.0よりも難しいと思ってください。
つまり、目標スコアが高ければ高いほど早めの対策が必要です。
まとめ
目標スコアによっては、短期間の対策でIELTSのスコアをあげるのは正直難しいです。余裕をもって対策することをおすすめします。
また、大学生は学校の勉強もあるかと思いますが、勉強をすることが本職です。
この時期を有効に使い、英語の勉強をプラスすることで最大限の効果をもたらします。英文系の学科の方はこれに越したことはありませんね。ぜひ、大学生のうちにIELTSにチャレンジして自分の将来の選択肢を広げましょう。
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