IELTSは、英語圏の大学院への出願や、交換留学生としての留学に必要とされている英語資格です。
近年では知名度が上がり、進学や留学のためにIELTSを選択する方が増えてきています。
この記事では、大学生のうちにIELTSの学習、取得をするメリットについて紹介していきます。
IELTSの必要性
留学などに使用する英語資格として、IELTSの他にもTOEFL iBTなどがあります。
それぞれに特徴があるため、留学先の要件なども考慮して、どちらを受験するかを判断しましょう。
コンピューター上のテストのみ
高得点を取るためにはリスニング力が非常に重要になる
筆記試験がベースだが、コンピュータ上でも試験を受けることができる
スピーキングは対面での面接形式のため、対応しやすい
大学生のうちにIELTSを取るメリット
大学生のうちにIELTSの学習、受験を行うことで次のようなメリットがあります。
- 英語学習のブランクが短い
- 文法、構文、単語などの基礎英語力がある
- 学習する時間を確保しやすい
このように、すでに基礎英語力がある状態で勉強を開始できるので、効率的に学習を進めることができます。
留学に必要なIELTS
すでに留学を決めた状態でIELTSを学習する方も多いですが、これから留学を希望する方も受験はおすすめです。
多くの大学で留学プログラムが用意されていますが、要件としてIELTSのスコアが決められている場合もあります。
早い段階で受験することで、将来の留学の可能性を広げていくことができます。
就職活動にも使える
IELTSは、留学だけでなく海外で就職する際にも、有利に働く資格です。
海外では英語でのコミュニケーションが基本なので、履歴書に記載があると採用の可能性がぐんと上がります。

日本国内でも少しずつ致命ぢが上がっているので、国内での就職にも役立ちます。
現役大学生の平均スコア
IELTSのスコアとその他の英語資格を換算した数値が計算されており、次の表のようになっています。
IELTS | TOEIC | 英検 | TOEFLibt |
5.5 | 600~740点 | 英検2級以上~ | 46~59 |
6.0 | 741~819点 | 準1級 | 60~78 |
6.5 | 820~870点 | 1級 | 79~94 |
7.0 | 871~970点 | 1級以上 | 95~101 |
7.5 | 971~990点 | 1級以上 | 102~110 |
8.0 | 990点 | 1級以上 | 111~120 |
大学生の平均スコアは、専攻科目や基礎英語力によって変わりますが、おおよそ以下の通りです。
- 英文学科、留学経験者:スコア6.5
- 大学受験レベル:約4.5~5.0
大学生の目標スコア
IELTSの目標スコアは、用途や留学先によって異なりますが、目安として次のように設定される方が多いです。
- 交換留学生として留学:6.0
- 大学院進学:6.5~7.0
- 海外就職(IELTSジェネラル):6.5~7.0、
- 海外就職(IELTSアカデミック):6.0以上
IELTSアカデミックで6.0を取得する難易度と対策方法は、次の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。


また、高得点と言われるスコア7.0の対策は、以下の記事で紹介しています。


目標までの準備期間を見極める
目標スコアを定めたら、今の自分のレベルを判断し、目標までどれぐらいの期間が必要かを逆算しましょう。
一般的に、スコアを0.5アップするには、最低3か月かかると言われているので、1.0アップでは6か月以上です。
留学を見越している方は、早めに対策を行い、しっかりと準備した状態で試験に臨みましょう。



6.0から7.0への道のりは5.0から6.0よりも難しく、もっと時間がかかります。目標が高い方ほど、早めに準備を行いましょう。
まとめ
目標スコアは人によって異なります。まずは自分のレベルと目標とするスコアを決め、目標までの期間を明確にしましょう。短期間の対策で劇的にスコアを上げることは難しいので、余裕をもって対策しましょう。
また、大学の勉強もあるため、時間を作れない方もいるかもしれませんが。毎日コツコツ継続しましょう。この時期を有効に使い、英語の勉強をプラスすることで最大限の効果をもたらします。
ぜひ、大学生のうちにIELTSにチャレンジして自分の将来の選択肢を広げましょう。
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