IELTS独学勉強法で目標スコア達成!【例題付き】

IELTSなどの英語資格を目標に、自分の英語スキルを伸ばしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、IELTSの勉強を始めたばかりの方や、これから始めようとしている方が抱きやすい、「IELTSは独学でも対策が可能なのか?」「どこから勉強を始めたら良いか?」などの質問にお答えしていきます。

目次

独学でIELTSの目標スコア達成できる?

IELTSを独学で勉強してスコアアップすることは、もちろん可能です。

スクールなどに通わず完全に独学で対策をする場合は、しっかりとした勉強計画と長期的な対策が必要です。

独学には、正しい知識を得られているか、モチベーションを維持できるかなど、落とし穴がたくさんあり、道は険しいです。

独学を成功させる秘訣は、地道な対策、普段から英語に触れてる時間の量を増やす努力を重ねることです。

スクールに通っている方でも、独学(自習)は必要です。試験を受けるのは受験者自身なので、宿題や課題には積極的に取り組みましょう。

まずは何から始めればいい?

独学でスコアアップを達成するためには、次のポイントが重要です。

  • 適切な学習プランを立てる
  • スケジュールを管理する
  • 手を広げすぎない

適切な学習プランを立てる

学習を始める前に、まずは自分に合った学習プランを立てることが大切です。

目標とするスコア、試験までの期間を明確にし、長期・中期・短期の成果目標や勉強量を定めましょう。

明確なゴールを設定することで、モチベーションの維持につなげることができます

スケジュールを管理する

学習プランに沿って勉強を進めるためには、しっかりとスケジュール管理を行うことも大切です。

独学の場合、スケジュールやモチベーション管理は自分次第なので、メリハリをつけて取り組みましょう。

手を広げすぎない

学習する上で、今の勉強方法や教材に不安になってしまうこともあるかと思います。

そんな時に大切なことが、情報を集めすぎない、手を広げすぎないことです

オンライン上には様々な情報がありますが、情報が多すぎると不安になり、ネガティブになってしまいます。

あくまで自分の信頼する勉強サイトや教材に絞り、定期的に成果を振り返ることでモチベーションを維持しましょう。

おすすめの勉強サイト
  • BlogMAE
  • IELTS Liz
  • IELTS Simon

モチベーションが下がってしまったら

モチベーションを維持するには、定期的に模試を受けて成果を振り返ることや、環境を変えることが有効です。

それでもモやる気が上がらなかったり、学習方法に不安がある場合は、スクールも視野に入れましょう。

モチベーションの低下が続くと自信の喪失にもつながるので、専門的なアドバイスを受けることも重要です。

独学で目標スコアを達成するにはどれくらいの時間が必要なの?

IELTSのスコアは、1.0から9.0まで、段階的に評価され、0. 5刻みで4技能のバンドスコアが提示されます。

一般的に、個人差はありますが、IELTSのスコアを0.5上げるためには、約200~300時間が必要と言われています。

つまり、スコアを0.5~1.0上げるには、約3ヶ月が必要ということです。

日本人の平均点

IELTSの日本人の平均スコアは2022年の統計ではオーバーオールで5.9です。

各セクションのスコアは次の表のようになっています。

 リスニング リーディング ライティング スピーキング 総合スコア
 アカデミック6.06.15.75.55.9
ジェネラル6.05.75.75.75.9

自分の英語力を評価する

IELTSを勉強する上で大切なことは、自分の英語力を過信しないことです。

本試験の前に模擬テストなどを受け、今の自分のレベルを客観的に把握し、勉強計画を立てましょう。

自分の英語レベルと目標スコアの差を客観的に見比べ、学習期間を逆算し、学習目標を立てましょう。

各試験とのスコア換算

TOEIC、英検、TOEFL IBTを受験したことがある方は、換算表をもとに大まかなIELTSスコアを予想できます。

【IELTS/TOEIC/英検/TOEFLのスコア換算表】

IELTSTOEIC英検TOEFL ibt
5.5 600~740点英検2級以上~46~59
6.0741~819点準1級60~78
6.5820~870点1級79~94
7.0871~970点1級以上95~101
7.5971~990点1級以上102~110
8.0990点1級以上111~120
スコア換算表

オンラインで受けられるMAEのIELTSレベルチェックテストを行い、今の自分の実力を測ってみましょう。

IELTSでは語彙力が鍵

IELTSでは、全セクションにおいて、語彙を増やして英語の基礎を固めることが効果的です。

特にリスニングとリーディングは、専門的な単語を使った表現や知識を求められるので、より語彙力が問われます。

単語の学習方法

IELTSの英単語帳は、市販のものを使用していくのが手っ取り早くおすすめです。

語彙力の強化は、IELTSに限らず英語を学ぶ上でとても大事なので、まずは単語を覚えることから始めましょう。

「単語の覚え方」はMAEのYouTubeチャンネルも参照してみてください

1日に10個新しい英単語を暗記する!など、具体的な目標を立てて取り掛かるのもおすすめです。

おすすめの単語帳については、下の記事で詳しく紹介しているので、参照してみてください。

セクション別IELTS独学におすすめの勉強法

IELTSリスニング 独学勉強法!

IELTSのリスニングは、4つのセクションから構成されています。

セクション1

セクション1では、2人で行う会話が流れてきます。全セクションの中で最も易しく、日常会話レベルです。

セクション1は、できるだけケアレスミスをなくし、確実にスコアを取ることが重要になります。

穴埋め問題が多いので、設問を先に読み、解答に何が入るのか?を文法的に判断することが大切です。

解答時は、次のポイントに注意しながら解答しましょう。

  1. スペルの間違い
  2. 大文字、小文字
  3. 複数形、単数形
  4. 1語の複合名詞か

解答のポイント

ポイント1

リスニング力強化のために、ディクテーション(書き取り)、シャードーイング等の練習を重ねましょう。

ポイント2

IELTSでは、イギリス英語だけでなく、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど、様々な国の英語のアクセントが使われます。日頃からBBCなど、英語音声のニュースを聞く、海外映画を吹き替えなしで見るなど、英語に耳を慣れさせましょう。

ポイント3

リスニングの最も効果的な勉強法は、IELTSの参考書や問題集をただ解くだけでなく、何度も繰り返し復習することです。リスニング力を鍛えながら、同時に設問形式に慣れること、問題文を先読みテクニックができるように速読力も身につけましょう。

セクション1例題

Section 1 Question 1-10
Questions 1 and 2
Choose the correct letter, A, B, C.

Example

Example

Penny’s interview took place
A. yesterday
B. last week
C. two weeks ago

1 What kind of shop is it?

A. a ladies’ dress shop
B. a department store
C. a children’s clothes shop

2 What is the name of the section Penny will be working in?

A. the Youngster
B. the Youngset
C. the Young Set

Questions 3-10
Complete the notes below.
Write NO MORE THAN TWO WORDS AND/OR A NUMBER for each answer.

Pay: $6.50 an hour

Break: One hour for lunch and 3………………… coffee breaks

Holidays: three weeks a year in the first two years
four weeks a year in the 4 ………………

Staff training: held on the 5…………….. of every month

Special staff
benefits or ‘perks’: staff discount of 6…………………. on
everything except sale goods

セクション2

セクション2は、話の内容は日常的なものですが、会話ではなくモノローグ (スピーチ)です。

ナレーターが登場人物と状況の説明を行なうので、情報を確認し、大体の内容を把握することがポイントです。

問題形式

セクション2では、広告や地図問題、表の穴埋め問題の他、3択や穴埋め、マッチング問題の出題が多いです。

内容を正確に把握していないと、ひっかけ問題に引っかかってしまうので、注意して解答しましょう。

このセクションからは、リスニングの能力が問われるので内容を正確に把握できているかを確認する必要があります。

ひっかけ問題について詳しく知りたい方は、下の記事も参照してください

セクション2例題

Complete the table below
Write ONE WORD OR A NUMBER for each answer

スクロールできます
Venue Event DateTime Admission Price
Gallery 1Regional Art exhibition
– all works for sale
4 March – 10 April11a.m. to 4 p.m.
11…………….
No charge
Gallery 212……………. of the 21st Century exhibition – by students 10 March – 4 April10 a.m. to 3 p.m. Mon,
Wed, Fri, & Weekends
No charge
Theater 1Shakespeare’s Romeo & Juliet 5 March –
3 April
Daily at 8 p.m. Adult 13 $………..
senior $20
The 14……………..Shannon Keel – fork/pop/country 1 April 15………… p.m.$12.50
The ShowroomClass Act – 16……………..
music & cabaret
1-30 April 11 a.m. Fridays only $14
Concession $12
公式問題集より抜粋

セクション3

セクション3は、2人から3人の会話が流れます。会話の内容がよりアカデミックになり、難易度が上がります

2人の学生がプロジェクトやリポート、課題について話し合う場面や、先生と生徒が課題などについてディスカッションする場面が流れます。

このセクションでは、問題文をしっかりと読んで、問われている内容・意味を理解することが大切です

セクション3の例題

Section 3 Questions 21 – 30

Questions 21 and 22
Complete the sentences below.
Write NO MORE THAN TWO WORDS for each answer.

Research Project
・ Harry and katy have to concentrate on coastal change for their next project.
21. Their work could be delayed by the …………………………..
・ They plan to get help from the Marine Biology Unit.
22 Before they go to the beach, they need to visit the……………………

例題のような穴埋め問題の場合は、ほとんどの場合、前後の単語が言い換えられているので注意しましょう。

問題を復習する際は、音声のスクリプトを参照し、知らない単語だけでなく、言い換え表現も覚えることが重要です。

セクション4

セクション4は、アカデミックな内容のスピーチです。出題形式は、単語の穴埋め問題がほとんどです。

スピーチの内容は、産業革命について、テクノロジーの発展など、課題は多岐にわたります。

解答のポイント

穴埋め問題が多いため、セクション1と同様、スペルミスで得点を失わないようにしましょう

穴埋め問題は、音声が流れる前に設問を先読みし、空欄に入る単語を品詞から想像することが大切です。

品詞としては、主に名詞が入ることが多いですが、形容詞が入る場合もあるので、しっかり判断しましょう。

パート4で解答となる語彙

パート4のテーマは専門的ですが、解答で専門用語が問われることはなく、以下のような一般的な単語のレベルです。

ただし、不意を突いて楽器の名前(clarinet, violin)など、専門用語が問われることもあるので注意しましょう。

解答になる単語の例

wealth
technology
power
textile(s)
machines
newspapers
local
lighting
windows
advertising
sustainable
profit

復習の際には、セクション3と同様、知らない単語や表現は、意味だけでなく発音もしっかりと覚えましょう。

リスニング解答のコツ

リスニングの対策は、普段からリスニング力を鍛える練習をすることが最も効果的です。

耳を英語に慣れさせるために、ディクテーション、シャドーイングなどを練習に取り入れましょう。

英語でYoutubeを見ることやpodcastを聞くことなども英語耳を作るために効果的です。

IELTSの模擬問題を使用する場合は、復習が最も大事です。リスニング練習の際は、以下の復習を必ず行いましょう。

復習のポイント

①スクリプトを見ながら聞く
②リーディングと同様、知らない表現や単語があれば書き出して覚える
③スクリプトを読解して内容を把握する
④再度スクリプトを見ながら聞き、内容がすんなり入るか確認する
⑤スクリプトを見ないで聞き、内容が理解できるか確認する
⑥再度同じ課題を解いてみる

IELTSリーディング 独学勉強法!

IELTSアカデミックのリーディングでは、3つの長文が出題され、制限時間60分以内で40問を解いていきます。

ジェネラル・トレーニングでは、広告や比較的短い文章を含む2つのセクション(合計で4つの文章)と1つの長文が出題されます。

解答のコツ

アカデミックでは、短い時間でたくさんの文章を読む必要があるので、速読力と、語彙の豊富さが求められます。

ジェネラルでは、解答の鍵となる場所が、本文中から設問番号順に見つけることができますが、アカデミックでは、そうとは限りません。

つまり、必ず本文を先に読む必要があります。時間の無駄を省くためにも、問題文を先に読む必要はありません

スキミングを行う

本文を読む際には、スキミングを行いましょう。スキミングとは、ざっとあらすじを掴む読み方のことです。

アカデミックリーディングは特に、時間を節約して効率的に解答することが重要です。

STEP
本文をスキミング

最初から精読すると時間が足りなくなってしまうので、この段落はこのことについて書いてある、と要点を掴んでいきましょう。段落の横にメモを取るのもおすすめです。

STEP
設問を読む

設問を読んだ後に、関連する段落を本文中から探し出し、今度はその場所を精読することで解答を導いていきます。

速読力を鍛える

文章を素早く、ざっと読むスキミング力や速読力は、多読、精読を繰り返すことで鍛えることができます

また、リーディング試験では「速読わざ」も、試験テクニックとして非常に役立つので、覚えておきましょう。

速読わざ

IELTSのリーディング試験では、次の方法で本文を読むことで、読む速度が速くなります。

STEP
第1段落を読む

長文では、第1段落は必ず読みましょう。この段落はイントロダクションになっており、これからどのような話が始まるかを紹介する大事な部分です。

STEP
2段落目以降は要点を掴む

2段落目以降は、中間は飛ばして、最初の1~2文と、最後の1~2文を読みます。この部分を読むことで、段落の内容を大まかに把握できます。

段落の最初の1~2文は、「トピックセンテンス」と言われ、段落の要約になっていることが多いです*。中間は、理由や具体例など、最後の1~2文は、結論が記述されています。

*IELTSのリーディングでは、わざと段落を細かく分けたり、トピックセンテンスが第1文ではない時もあるので注意しましょう

STEP
最後の段落を読む

本文の最後の段落は、今後の見通しや筆者の考え、結論などが記載されています。とても重要な段落なので、必ず読むようにしましょう。

リーディング力を鍛える

リーディング力を鍛える上で最も大切なことは、日々の練習を重ねることです。

短い文章でも毎日必ず1つは読む、などの目標を決め、コツコツ練習に取り組んでいきましょう。

教材として、IELTSの問題集や模擬テストを用いる場合は、次の順序で演習することがおすすめです。

  1. 時間内に問題を解く
  2. 解答を見ずに自分のペースでもう1度解く
  3. 解答を確認し、復習を行う

1回目と2回目の結果を比較し、解けなかった問題や解ききれなかった問題の原因を分析して、対策を行いましょう

この時に、知らない単語や表現は、発音や例文と併せて確認しておくこともおすすめです。

知らない単語があまりにも多い場合は、まずは語彙力の強化に徹底するために、やさしい教材に切り替えましょう。

文法を見直す

リーディング力を養うためには、文法のおさらいをすることも大切です。

文章を読みながら次のように感じることがあったら、文法的な問題の可能性が高いので、復習してみましょう。

  • 読むスピードに関係なく、内容を理解できない
  • 正しい解答を導けない

英文を理解するためには、「主語や修飾語、動詞がどこにあるか」などを正確に把握することが大切です

文法理解は、ライティングでのミスを避けるためにも役立つので、しっかり対策しましょう。

読解力と語彙力の強化

リーディングの練習を続けていくことで、自然と読解力と語彙力を強化することにもつながります

焦らず、コツコツと練習を積み重ねることで、確実にスコアアップを目指していきましょう。

STEP
自分に合った教材を選ぶ

最初からIELTS試験本番に近い問題集を選ぶと、難易度が高く続かない可能性があります。文章を読んで、理解できるレベルのものから始めましょう。

STEP
過去問を解く

文章を読むことに慣れ、教材のレベルも上がったら、IELTSの過去問題を解いてみましょう。

STEP
復習する

問題は、1度解いて終わりではなく、何度も復習することが大切です。

正解した問題は、解答の根拠がしっかりしているか、間違えた問題は、なぜ間違ったかをしっかり確認し、対策を行っていきましょう。

IELTSライティング 独学勉強法!

IELTSのライティングは難易度が高いため、独学での対策が難しく、スコアも伸ばしずらいと言われています。

しかし、長期的な学習プランを考えて対策を行うことで、独学でも十分にスコアアップを実現することが可能です。

ライティングの評価基準

まずは、IELTSライティングの評価基準を知ることが大切です。採点において確認される項目は次の通りです。

  • 質問に答えているか
  • 論理的であるか
  • 語彙が正しく使えているか
  • 文法が正しいか

目指すスコアによって、どの項目を重点的に対策するかが異なるので、自分の目標と併せて確認しましょう。

スコアごとの重要な項目
スコア6.0前後

まずは、文法やスペルのミスなど、減点対象を少なくすることが効果的な対策となります。

語彙の強化や文法の復習に重点を置いて対策を行っていきましょう。

スコア6.5以上

高得点を目指す方は、語彙や文法はもちろん、設問に的確に答えているか、文章が論理的か、という点が重要になります。

自分の書いた文章を、単語や文法だけでなく、内容まで含めて客観的に評価し、対策しましょう。

自分の書いた文章を見直す

自分の書いた文章を客観的に評価することは難しいので、校正サイトやChatGPTなどを用いることもおすすめです。

これらのサービスは、無料で使えて、語彙や文法のチェックも行えるので、ぜひ活用してください。

ただし、内容が論理的かどうかなど、100%正しい評価ができるわけではないので、使い方には気を付けましょう。

ライティングで大切なこと

エッセイを書くにあたって、ただ書き続けるのではなく、次のポイントに意識して演習することが大切です。

  • 基礎を固める(文法を振り返る、語彙を増やす)
  • 図表の書き方とエッセイの書き方を熟知する

特に、エッセイの書き方を熟知することで、時間をかけずに文章を作ることができるようになります

IELTSライティングにおけるタスク1、タスク2の構成は次の通りで、いずれも4段落構成で書いていきます。

イントロや結論で使えるテンプレートをいくつか覚えて、表現にバラエティーを持たせることをおすすめします。

タスク1の構成
  1. イントロダクション
  2. 特徴のまとめ
  3. 数字を入れて具体的に述べる段落
  4. 残りの目立った情報を述べる段落
タスク2の構成
  1. イントロダクション
  2. ボディー1
  3. ボディー2
  4. 結論

ライティングの演習

ライティングを向上させる1番の近道は、とにかく書く練習を重ねることです。

しかし、ただ書いているだけでは不十分で、復習、インプットを重ねることも非常に重要になります。

インプットを続ける

英語の記事や文章を読み、リーディングの練習をすることは、ライティングでも大切です。

英語の自然な表現や語彙力を増やすためにも、文章を読む練習は毎日コツコツ、欠かさず行いましょう

復習をする

文章をただ書いて終わり、ではなく、モデルアンサーなどと比較して、自分の書いた文章を振り返りましょう

お勧めサイトは IELTS LIZ で、さまざまなモデルアンサーが掲載されています。

モデルアンサーは、オンラインでも検索できますが、全てが高得点につながるわけではありません。信頼できるサイトに掲載されているモデルアンサーを参照しましょう。

モデルアンサーと比較した後は、そのトピックに関する信頼できる記事を読むことで、分野別に使用される専門用語も覚えましょう。

IELTSライティング独学のステップ

IELTSライティングでは、完全に独学で6.5以上を取得することは難しいです。

しかし、長期的な計画を立て、しっかりとステップを踏んでいけば、不可能ではありません。

学習を始める前に、しっかりと自分の実力、目標、目標までの期間を定め、早めにに対策を行っていきましょう

IELTSライティング独学のステップ
  1. タスク1、タスク2のエッセイの書き方を学ぶ
  2. テンプレートを覚えて課題に取り組む
  3. Glammarlyで文法の間違いをチェック
  4. オンラインでモデルアンサーを参照してみる
  5. トピックに関する記事を読み一般知識と分野別単語等を学ぶ
  6. 再度学んだ表現や考え方を参考にして書きなおす

IELTSスピーキング 独学勉強法!

スピーキングは、採点基準が低く、IELTSでは最も点数が取りやすいセクションと言われています。

一方で、試験官と面接形式で行われる試験なので、独学での対策が難しいセクションでもあります。

スピーキングの採点基準

スピーキングで評価されるポイントは、次の4つです。

  1. 流暢さ
  2. 語彙力
  3. 文法
  4. 発音

特に、流暢さと発音が重視されるので、最初のうちは文法よりも、無言になる時間が内容気を付けましょう。

実際のスピーキング試験

IELTSのスピーキング試験は、以下の動画のような形式で展開していきますので、確認してみましょう。

スピーキング6.0のサンプルアンサー

このように、パート1からパート3まで、試験官と対面式(オンライン試験では画面越し)で試験が行われます。

パート1

パート1は、難易度が最もやさしく、家族や友人、趣味など、日常的なことについて聞かれます。

比較的答えやすい質問が出題されるので、うまくアウトプットできるよう、質問例を参考にして練習しましょう。

質問例は、オンライン上でも検索できるので、それぞれの質問に対して大まかな解答を用意しておきましょう

パート1は、特に流暢さにフォーカスして練習しましょう。

沈黙が1番大きい減点対象となってしまうので、滞りなくスムーズに話せるまで練習しましょう

以下の記事で、スピーキングパート1の詳しい対策について紹介しているので、参考にしてください。

パート2

パート2は、試験官からトピックカードが渡され、カードに記載されているトピックについて、2分間スピーチします。

2分間のスピーチは思っているより長いので、具体的に、内容を肉付けしながら話していくことが大切です。

カードが渡されてから、考える時間が1分間与えられるので、この時間を有効に活用しましょう。

トピックカードにメモをすることも可能なので、伝えたいことを箇条書きにして、具体的に話せるように用意しましょう。

パート2の対策

パート2の練習は、実際にストップウォッチで時間を測りながら行っていきましょう。

スピーチの長さは、1分45秒~2分10秒であることが望ましいです。特に、短くならないように注意しましょう。

スピーチが短すぎると、試験官からもっと話してとジェスチャーされ、続行されます。

長い場合は、同様に試験官が止めますが、減点にはならないので安心してください。

録音後は、音声を振り返り、内容や話すスピード、文法や発音の間違いなどチェックしましょう。

特に、話す際の癖などは自分で気づかないことも多いので、しっかりと改善点を見つけて対策しましょう。

ストーリー仕立てで話すことが大切です。また、練習を重ねることで、2分間がどれくらいの長さか、感覚的にわかるようにもなります。

以下の記事で、スピーキングパート2の詳しい対策について紹介しているので、参考にしてください。

パート3

パート3は、パート2のトピックに関連した抽象的な内容に関して、試験官とディスカッションを行います。

パート3は、スピーキングで最も難易度が高いとされ、普段あまり考えないような難しい質問が多いです。

対策として、事前に出題頻度の高い質問例を確認し、大まかな自分の意見をまとめておきましょう

解答のポイント

パート3では、いい淀みや反復がないように気を付け、言い換え表現を意識しながら話しましょう。

ストラクチャーやテンプレートが有効なので、これらを活用しながらスムーズに話せるよう練習しましょう。

スピーキングのテンプレート
  1. 自分の意見を述べる
  2. その理由を1つ、もしくは2つ述べる
  3. その具体例を述べる

以下の記事で、スピーキングパート3の詳しい対策について紹介しているので、参考にしてください。

スピーキングの独学対策

スピーキング力を上げる1番の近道は、実際にアウトプットすることです。

動画を見るだけ、音声を聞いて頭の中でイメージするだけではスピーキング力を高めることはできません。

スピーキングを独学で対策していくためには、次の3ステップでの学習が大切です。

STEP
試験の流れをつかむ

Youtubeなどで試験動画を確認し、実際の試験がどのように展開されるか、流れを把握しましょう。

STEP
アウトプットを繰り返す

頻出スピーキング課題に取り組み、とにかくアウトプットの練習を増やしましょう。

STEP
復習する

音声は録音し、練習後に必ず復習することが大切です。語彙や文法、発音など、改善点があれば対策していきましょう。

IELTSスピーキングの頻出課題は、次の通りです。頻出トピックを抑えることで、流暢さを鍛えましょう。

スピーキング頻出項目
  • 友達・家族・親戚について
  • 自分の仕事や勉強について
  • 自分の趣味や興味について
  • 最近の社会問題について
  • テクノロジーの発展について
  • 環境問題について
  • 教育問題について

瞬間英作文

英語初心者の方は、「瞬間英作文」を練習に取り入れるのも効果的です。

瞬間英作文は、日本語の文章を瞬間的に英語の文章に変換する演習です。

連取を重ねることで、文章の即時変換だけでなく、英語のパターンやチャンクを覚えることもできます

瞬間英作トレーニングについては、以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

IELTS独学での対策におすすめの参考書

IELTSの対策本や参考書は非常に多く、教材選びに悩む方も少なくありません。

教材選びは、モチベーションの維持に直結するため、自分に合った教材を選びことは非常に大切です。

おすすめの教材

IELTS完全対策&トリプル模試

英語初心者の方におすすめの教材です。

IELTSリーディングでは特に、解答とそれを導く根拠を理解することが重要になります。

この教材は、解説が丁寧なので根拠を論理的に理解できます。模擬テストが3つ付いている点もおすすめです。

IELTS スピーキング・ライティング完全攻略

スピーキングとライティングは、アウトプットがメインのため、なかなか対応しずらいです。

この教材は、どちらのセクションでも、しっかりと演習することができます

IELTS ライティング完全攻略

ライティングのみであれば、この参考書がおすすめです。

タスク1とタスク2の書き方、演習問題がついているので、英語での表現力を養うことができます

模擬テストにおすすめ

模擬テストを行う場合は、IELTS公式問題集、またはケンブリッジナンバーシリーズ問題集がおすすめです。

これらの教材は、実際の試験に近い形式の問題が掲載されているため、本番と同じレベルの問題を演習することができます。

リスニングとリーディングは、正答数をもとに現状の英語力を知ることもできます。

以下の記事で、IELTSの専門講師がおすすめする対策本について紹介しているので、参考にしてみてください。

IELTS独学勉強法で目標スコア達成! まとめ

IELTSを独学で勉強する場合、初めにしっかりとした計画を立てることがまずは大切です。ただ漠然と対策を取るだけでは、モチベーションの維持が難しく、目標にたどり着く前に挫折してしまいます。長期計画になることが多いので、スケジュール管理をしっかり行い、早めに対策を行いましょう。

独学でIELTSを勉強することは、決して簡単なことではありません。目標スコアと今の自分のレベルのギャップを認識し、達成時期を決めましょう。本番前に何度かテストを受けることで、達成状況も確認しましょう。実際に試験を受けることで、モチベーションの維持にもつながります。

独学に限界を感じたら、見切りをつけるのも大切です。与えられた時間は限られているので、状況に応じてレッスンの受講も考えましょう。短期で目標スコアをとるために、独学と組み合わせて、自分のペースで学習できるスクールを探してみましょう。

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