IELTSライティング・アカデミックのタスク1は、図表、地図、プロセスの内容をリポートする課題です。
最近の傾向として、マップ上のロケーションを説明する問題が以前より出題されることが増えています。
この記事では、ロケーション問題の解答テクニックについて紹介していきます。
IELTSライティングのマップ問題について
IELTSアカデミックライティングのタスク1における出題テーマは、主に以下の3つに分類できます。
- 図表の解析
- 都市の移り変わり(地図問題)
- プロセスマップ
地図問題は、約3割ぐらいの割合で出題されています。
その中でも、ロケーションについて説明を求められる問題の出題頻度が上がっています。
出題傾向はまだ高くありませんが、対策を知らないと解答しづらい問題なので、演習を重ねて問題に慣れましょう。以下の記事も参考にしてください。
ロケーション問題の例題と解答の構築
ロケーションについて説明する問題の例題を紹介します。
例題
The map below is of the town of Garlsdon. A new supermarket (S) is planned for the town. The map shows two possible sites for the supermarket.
Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.
日本語訳
以下はGarlsdon townの地図である。新しいスーパーマーケット(S)の建設を計画している。地図には、スーパーマーケットの建設可能な場所を示している。
主な特徴をリポートし、比較しなさい。
解答の構築
この地図問題では、都市や公園などの移り変わりを表す問題とは違い、ロケーションの説明をします。
- S1 (site 1 for a new supermarket)
- S2 (site 2 for a new supermarket)
場所について説明する際は、以下のような表現が便利です。
表現 | 解答例 |
---|---|
is located | S1 is located in the north west of the town centre. |
is situated | S2 is situated in the town centre. |
lies | S1 lies north west of the town. |
is | S2 is (in/on)the north west of the town. |
keyを見逃さない
マップで示されている、道や鉄道、都市の人口、位置、方角などの情報を「key」と呼びます。
地図上に記載されているkeyは、必ず書く必要があります。忘れずに解答の中に盛り込みましょう。
例題のkey
- countryside
- town centre
- housing
- industry
- railways
- main roads
言い換えを行って解答する
表現を言い換えることは、他のセクションでも有効ですが、ライティングでは特に言い換え表現が重要になります。
keyの言い換え例
- countryside = suburb
- housing = residential area
その他の便利な表現
その他の便利な表現として、run through/cross/pass through/go throughなどがあります。
例文1:The railway run through the town centre from north to south.
例文2:The main road goes through the town centre.
人口を表す表現
問題のマップ上に人口が書かれている場合は、the population is/is populatedという表現を使って説明しましょう。
この情報もkeyですが、書かれていないこともありますので、注意しましょう。
例文1:The population of the town is 60.000.
例文2:60.000 people are populated the region.
例文3:~Toronto, which has a population of 60.000.
解答例
例題に取り上げたGarlsdon townのマップ問題の解答例を掲載しますので、ぜひ参考にしてください。
ライティングでは、モデルアンサーを真似して書いてみることも勉強になります。
The map shows two potential locations (S1 and S2) for a new supermarket in a town called Garlsdon.
The main difference between the two sites is that S1 is outside the town, whereas S2 is in the town centre. The sites can also be compared in terms of access by road or rail, and their positions relative to three smaller towns.
Looking at the information in more detail, S1 is in the countryside to the north west of Garlsdon, but it is close to the residential area of the town. S2 is also close to the housing area, which surrounds the town centre.
There are main roads from Hindon, Bransdon and Cransdon to Garlsdon town centre, but this is a no traffic zone, so there would be no access to S2 by car. By contrast, S1 lies on the main road to Hindon, but it would be more difficult to reach from Bransdon and Cransdon. Both supermarket sites are close to the railway that runs through Garlsdon from Hindon to Cransdon.
ロケーション問題が出題される頻度は高くはないですが、解答の構築方法を知らないと、時間をロスしてしまう恐れやスコアにつながらない可能性があります。
いざ出題された時に備え、しっかりと対策することが重要です。
通常の地図問題の解答構成についても、以下の記事で併せてチェックしてみましょう!
IELTSライティング タスク1 地図問題 まとめ
マップ形式のライティングは、IELTSのアカデミックモジュールのタスク1で出題されます。
地図問題もは全体の3割ほどの確率で出題され、その中でも、位置関係を示すことを求められるタイプの問題の出題頻度が高くなってます。
場所やkeyの情報を説明するために便利な表現を覚えておき、効率よく解答できるようにしましょう。
IELTSライティングのことなら