IELTS ライティング タスク2 対策

IELTSライティングのタスク2は、エッセイライティングです。課題に対して、250文字以上のエッセイを約40分で書き上げます。

この記事では、解答例を参考にしながら、タスク2の段落構成や書き方を解説します。

タスク2の基本構成

タスク2のエッセイは、タスク1に比べ配点が高いので、基本構成を覚えて、スコアアップにつなげましょう。

基本構成

タスク2のエッセイは、以下の4段落に分けて書きましょう。

• イントロダクション
• ボディー1
• ボディー2
• 結論

この基本構成で解答することで、エッセイの内容が理解しやすくなり、高得点を狙えます。各段落の詳細については、以下の記事でより詳しく紹介していますので、参考にしてください。

基本的な注意点

IELTSタスク2では、問題形式がいくつかありますが、どの形式でも、以下の注意点に気を付けて解答しましょう。

• 文法のミスをなくす
• 課題に対しての適切な解答が書かれている
• 効果的にパラフレーズができている
• 基本構成の4つの段落で解答されている
• 具体例を述べて自分の主張がバックアップされている

この注意点はタスク2のエッセイどのタイプの問題形式でも重要なポイントです。
では、「advantage/disadvantage essay type」の例題をもとに解答例を見ていきます。

解答例と構成

ここでは、例題に対する解答例を参考に、各段落の解説をしていきます。

この例題は、テーマに対して、賛成・反対を問わず意見を述べる必要がある「ディスカッションエッセイ」です。

例題

Discussion Essay＜advantage/disadvantage＞

解答例

段落1：イントロダクション

イントロダクションは、問題文の言い換えと、自分の意見もしくはエッセイのプランを記載します。文字数は、40文字くらいを目安にしましょう。

赤字の部分は、テンプレートとして、他の解答にも使用できます。

1文目

Recently, many people have been talking about playing video games.

訳）ビデオゲームをすることについて話す人が最近は多い。

ここでは、「最近は～」というように、問題に関連した一般的なことを言っています。

2文目

There are some arguments about online games.

訳）ビデオゲームについて、様々な意見がある。

ここで、エッセイの結論を述べています。この例題は、賛成・反対の意見ではなく、どちらの立場も肯定するような姿勢で記述します。

3文目

This essay will discuss the benefits and drawbacks of this development.

訳）このエッセイでは、この開発の利点と欠点について論じる。

自分の意見を聞かれていない時は、自分の意見の代わりにこのエッセイでこれから述べること＜エッセイのプラン＞を述べる。

段落2：ボディー1

ボディー1は、メインなアイデアの1つ目と、その理由を提示します。文字数は、90文字くらいを目安にしましょう。

赤字の部分は、テンプレートとして、他の解答にも使用できます。

1文目

On the one hand, it is plausible to say that video games have several positive aspects. 

訳）一方においては、ビデオゲームは良いものだ、という意見は理にかなっている。

1文目は、トピックセンテンスと言われ、段落の主旨（自分の1番言いたいこと）を先に述べます。ここでは、パラグラフの結論として、ビデオゲームのメリットを先に言及しています。

2文目

Playing video games often helps users relaxed and it can be a good hobby.

訳）ビデオゲームはやる人をリラックスさせるし、良い趣味にもなり得る。

ここでは、1つ目の理由を記載しています。

3文目

Many people can be stressed at work and they need some time away from the real world.

訳）たくさんの人たちは、仕事でストレスがたまり、現実世界からの逃避がたまには必要だ。

理由1に対する具体例を記載し、理由をバックアップしています。

4文目

Furthermore, video games can be educational.

訳）さらに、ビデオゲームは教育的にもなり得る。

ここで、2つ目の理由を述べています。

5文目

For example, people can learn English through some games which enable them to have fun while learning and they may be encouraged to spend more time studying.

訳）たとえば、人々はゲームで英語を習うこともでき、そのゲームは楽しみながらでき、勉強する時間を持とうと思えるかもしれない。

ここでも、理由2に対して具体例を述べ、意見の根拠を強めています。

段落3：ボディー2

ボディー2では、ボディー1に続く、アイデアの2つ目と、その理由と具体例を記述します。文字数は、90文字くらいを目安にしましょう。

段落の構成は、ボディー1と同じです。赤字の部分は、テンプレートとして、他の解答にも使用できます。

1文目：トピックセンテンス

On the other hand, it is true that there are some downsides to playing video games.

訳）他方では、ビデオゲームには欠点がある、という意見も真実である。

2文目：理由1

Firstly, gaming can be addictive because people who play games always have new targets, goals and scores to achieve.

訳）まず第一に、ゲームは中毒性がある、ゲームのユーザーは常に新しい標的、目標、スコアを達成しないといけないからだ。

3文目：具体例

Many children, who love video games, compete or cooperate with other players online and do not know when to stop. As a result, they lose their time to study or go outside to play with heir friends or neighbours, affecting their mental and physical development.

訳）ビデオゲームの好きな子供立ちは他のプレイヤーとオンラインで競ったり協力したりしており、なかなか止められない。その結果、勉強の時間と外で友達や近所の人と遊ぶ時間が減り、心身の成長に悪影響を及ぼす。

4文目：理由2

Secondly, it negatively affects their health, because too much gaming can be harmful not only to their visions, but also to their fitness. This lack of exercise can eventually lead to obesity, which is a serious social issue these days.

訳）第二に、ゲームをする人たちの健康に影響がある。ゲームをやりすぎると目が悪くなるだけでなく、運動不足で太る。肥満は深刻な現代病です。

5文目：具体例

For instance, statistics show those who spend a great deal of time gaming suffer from obesity and the number is increasing year by year.

訳）例えば、統計によると多くの時間をゲームに費やす人は、肥満に苦しんでいて、その数は年々増えている。

統計を例に挙げる時は、もっともらしい例を提示しましょう。思いついた数字を使用することはお勧めしません。

6文目：結論

Therefore, playing games too much can bring detrimental effects on their life. 

訳）したがって、ビデオゲームをやってばかりいると、生活に支障をきたす。

段落4：結論

最後の段落は、ボディーのまとめとなる、結論を書きます。

結論は基本的に、問題文を再度言い換えて、自分の意見を述べます。自分の意見を聞かれいない設問では、ボディ-1とボディー2のアイデアをまとめます。文字数は、30文字くらいを目安に仕上げます。

結論の段落なので、詳細を書かないこと、ボディー1と2に述べていない新しい情報を入れないことに注意しましょう。

1文目

In conclusion, there are convincing arguments whether video games are beneficial or not.

訳）結論として、ビデオゲームが有益かどうかについては、説得力のある議論がある。

ここでは、ボディー2の内容をまとめています。イントロダクションの2文目と同じで、問題文の内容を言い換えています（パラフレーズ）。　

2文目

Involving in playing games can be harmful on their health.

訳）ゲームに没頭することは健康に害を及ぼす可能性がある。

ここで、ボディー1の内容についてもまとめています。

3文目

However, there are also advantages that children can learn a lot from them.

訳）しかし、子供たちが彼らから多くを学べるという利点もある。

この設問では、反対意見の存在も示されているため、自分が支持しない意見についても肯定する形で文章をまとめます。

IELTSライティングタスク2の対策

IELTSライティングのタスク2では、5つの出題パターンがあります。

ここでは、どの形式で出題されても、高得点につながる内容を記述するための対策を紹介します。

時事問題にアンテナを張る

IELTSライティングのタスク2では、現在の社会問題に関連したテーマが出題されやすいです。

普段からニュースなどで時事問題に対する自分の意見を持っておくことで、試験でもスムーズに解答できます。

自分の意見をバックアップする

どの出題形式でも、エッセイに「自分の主張」と、「そのための論理的な理由」を解答することが必要になります。

意見を支える理由を記述することで、自分の主張がバックアップされ、エッセイがより論理的になり、6.0以上の高得点を狙えます。

「なぜ、そう思うのか」「なせそうなのか」を考えて、一般的な意見、世間で言われている事を把握しておくと良いでしょう。

課題に関連するニュースを調べる

バックアップとなる意見は、一般的で、信頼がおけるものである必要があります。

そこでおすすめなのが、取り組んだ課題に関連するニュースやオンライン記事を読むことです。

今回の課題であれば、「Smart phone advantages and disadvantages for children」などで検索し、個人が出しているブログサイトなどではなく、教育機関や公的団体のウェブサイトを参照し、バックアップとなる理由を探しましょう。

Task1の詳細と、別のエッセイタイプの解答例は以下の記事で紹介しますので、参考にしてください。

IELTSライティングタスク2の答え方と解答例のまとめ

タスク2のエッセイは、イントロダクション、ボディー1、ボディー2、結論の4段落に分けて書きましょう。
タスク2の解答例を参照して、簡潔で分かりやすいエッセイを書けるように意識しましょう。イントロと結論はテンプレートを使用して、なるべく早く書き終えることで、ボディーに時間をかけることができます。
ボディーはアイデアと理由だけでなく、具体例も入れて肉付けすることで、スコアアップを狙えます。

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