IELTSスピーキングで同じ問題が出るの?

単刀直入に言うと、出題される時もあります。

別のブログページで記載したように、ELTSスピーキングには(ライティングも同様)4カ月毎にアップデートされる問題プールというものが存在します。問題プールとは、繰り返し使用できる問題の集まりです。その中からスピーキングとライティングの課題は選ばれます。とすると、IELTSのテストは繰り返して出題されることがあるという結果になります。特にライティングやスピーキングは同じ内容の問題、または非常に似た内容の問題が出されることがあります。

同一問題が出やすいセクションは?

実は同一問題が出やすいセクションは、スピーキングだけでなく、ライティング、リスニング、リーディングすべてのセクションであります。テストセットというのが存在して、セットは膨大な量のプールから選択されて組み合わされますので、同一のものは存在しません。ということは、リスニングで同じ問題が出たとしても、他のセクションで同じということは絶対にないということです。

プールが存在するスピーキングでは、可能性は高いですが、言い方をちょっと変えて質問をしてくるケースが多いようです。そのため似たような課題が出やすいとは言えるでしょう。ライティングも似たり寄ったりのトピックはあると思いますが質問形式(エッセイタイプ)が違ったりするので全く同一の課題に当たる可能性は低いです。 ここがライティングの難しいところ。似たような問題が出たからといって同じエッセイタイプとは限りませんので、要注意です。

ライティングエッセイタイプについての記事はこちら

★スピーキング試験官が同じことは充分にありえます。

立て続けに受験すると、同じスピーキング試験官になることは結構あると聞きます。得に日本などのアジア圏ですと、試験官不足があげられるでしょう。しかし、心配する必要はありません。同じ試験官にあたっても、その試験官が被験者の前回のスコアを覚えている確率は低く、不公平な点数をつけることはまずないです。また最近、ビデオコーリングというビデオでのスピーキングが導入されています。ライブビデオで行われるスピーキングシステムです。アジア圏のスピーキングの試験官不足の解消につながっています。

「ビデオコーリングシステム」についての詳しい情報は下記から

どのぐらいの頻度で同じ問題にぶちあたるのか?

問題プールは実はかなりの量があります。その膨大な量の中から出題され、テストセットはすべて組み合わせが違いますので、頻繁に受けていても、一つのセクションで同じ問題にあたる可能性は非常に少ない(立て続けに受講する環境で)と考えましょう。試験頻度や時期がその時々に違うことを考慮すると、可能性はまたぐんと下がります。

また、同じ課題のテストを受けたとしても、特にリスニング、リーディングでは、(問題用紙を持ち帰りはできないので)内容を確認して復習できる環境ではありません。復習できないのであれば、同じ課題が出題されてもスコアアップに必ずしもつながるわけではありません。

逆にスピーキングとライティングでは、このような内容が出たということで、課題について考えたりすることで(復習ができていなければ効果なし)スコアアップにつながる可能性は高いでしょう。

変化するテーマについて

課題が変更される理由は、社会的な問題が変化しているからです。その時代にあった課題を出すように対応することはどのテスト機関でも大事なことです。「最近のテクノロジーの発達」など、「今の社会問題(老齢化社会)」などが追加されるのが通例です。ですので、出題問題によっては背景知識がある人にとっては少し有利に働いてしまうこともあります。

スピーキングに関して言うと、よく出る頻出課題はあります。例えば、”talk about your favoire xxx”などです。スピーキングの練習をする際にはその考えを持っておくことは大事ですので頻出トピックはカバーしておきましょう。

IELTSの同じテスト内容に頼りすぎない

自分が経験したテスト内容を思い出し、特にスピーキングとライティングではもう一度復習するということはとても有効です。もし直近で受験の予約をしている場合、同じ内容が出題される可能性も全然ないと言えないからです。しかし、自分が一度受けたことのある同じ問題が出題されることを祈ってIELTSに臨むことは絶対にやめましょう。先述したように、確率はゼロではありませんが、かなり低いです。

一番大切なのは、問題形式やカバ―させるトピックなどの傾向と対策です。それによって似たり寄ったりの課題にであっても、対応することができます。

別記事の「スピーキングプールに頼ってはいけない理由」でも述べているように、プールに頼るのではなく、自分の英語力を伸ばす学習ということが一番大事な要素となります。英語学習者が意識をもって取り組んで欲しいことです。

まとめ

IELTSの問題で同じ問題に出会う可能性はゼロではなく、特にスピーキングとライティングは問題プールというのが存在するため可能性は他のセクションよりは高いと言えます。しかし、全体的に立て続けにIELTSテストを受けるケースが頻繁にあるわけでないので、いろんな環境下で考えると同じ問題が出ることはかなり稀です。

  • IELTSの問題(ライティングとスピーキングは特に)は繰り返されて出題されることはある
  • 可能性はかなり低い
  • 同じ問題が出題されることに頼りすぎるのはよくない
  • 自分の英語力を鍛えよう

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