Video-Call Speaking (VCS)システムによるスピーキング
IELTSのスピーキングテストは、従来から1対1の面接形式で、 直接対面式のテストが行われています。 最近ではアジア圏のスピーキング試験官不足のため、Video-Call- Speaking(VCS)システムを利用してスピーキング試験を実施している会場が増えています。しかしながら、ビデオコール・スピーキング テストが実施されている会場は限られます。受験者がスピーキング試験の日程をより柔軟に選択できるようにするためで、遠隔地の試験会場の場合は導入されていることが多いと言えます。
ビデオコール・スピーキング テストって何 !?
試験官と1対1のインタビュー形式はそのまま、試験官とオンラインビデオ通話にてスピーキング試験を行います。スピーキングテストは自宅ではなく、会場で行われます。ビデオスクリーンを介しての面接ということで、前もって録音されているものではありません。ヘッドホンを使用してノートパソコンの画面を介して試験官と通話する形です。アカデミックとジェネラルともにどちらの形式にも対応しております。
VCSシステムのよるスピーキングテストでも、試験内容、スコア、試験時間、タイミング、難易度、質問の形式、セキュリティ水準の点で、従来の対面形式によるスピーキングテストとまったく同じとされています。。試験官とのスピーキングが行われる前に、スタッフがIDの確認や音声のボリュームなどのチェックを行います。その後、スタッフは部屋から退室しますので、スピーキングを聞かれることはありません。テストセンタースタッフの助けが必要な場合は、いつでもテーブルのベルを鳴らして呼ぶことができます。
詳しい情報は IDP IELTS 日本のホームページへ!
➽ ビデオコール・スピーキング テストの注意点
①ヘッドホーンを使用する必要がある
②デバイスやカメラに触れることができない
③テーブルの上にある鉛筆やノートその他の物にむやみに触れることはできない
④音声のクオリティーに影響を与えないためにも顔の周りやマイクなどに触れない
⑤パート2のトピックカードは画面上に現われる
➽ ビデオコール・スピーキング テストのメリットとデメリット
《メリット》
- サウンドクオリティーが良くないとして、何度も聞き返すことができる
- 直接対面式より緊張しない方もいる
- マスクをつける必要がない
《デメリット》
- ジェスチャーを使用することに躊躇しなければならない(注意点にあるようにあちこち触れることがを制限されるため)
- 日本にいる試験官とお話するわけでないので、地元や日本の文化が伝わりずらい
- ビデオ対面の方がやりずらい方もいる
- クリアなサウンドでない場合もある
➽ ビデオコール・スピーキング テストを導入している試験会場
カナダでも試験会場によってはビデオコール・スピーキングテストを実施しております。IDP及びブリティシュカウンシルの両方の会場で導入されています。
日本では、IDPもしくはJSAFのコンピューター形式で行うテストセンターで既に導入されております。今後、増えていくかどうかは公表しておりませんが、下記の会場でビデオコール・スピーキングテストが実施されています。
《試験会場》
▶ IDP 東京テストセンター【新宿】
▶JSAF IELTS 大阪 – CD IELTS(西梅田)
▶ バークレイハウス:
名古屋:〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-23-17 笹島ビル5F
東京:〒162-0844 東京都新宿区市谷八幡町 2-1 DS市ヶ谷ビル 7F
▶ IDP IELTS – 沖縄ビジネス外語/Okinawa Business Gaigo
まとめ
Video-Call Speaking (VCS)システムによるスピーキングテストは、一部のテスト会場でのみ利用可能です。1対1の対面形式と全く変わらないのですが、メリットとデメリットはあるでしょう。ビデオを介さない直接対面形式の方が緊張しない方もいらっしゃいますし、ビデオスクリーンを介してのほうがやりやすいという方もいらっしゃいます。自分に合っているスピーキングの形式とその対策をとり自信をもって望みましょう。