IELTSスピーキングは、一対一の面接形式で行われます。3つのパートに分かれており、試験時間は一人当たり14分程です。
このブログでは、まず、スピーキングのテストはどのような内容で、どのような課題ができるのかについてお話します。
IELTSスピーキングはどのように行われるの?
IELTSのスピーキングは、事前に何時から始まるか?の時間が決められています。
コンピューターテストでも筆記テストでも一対一の個室で行われる面接形式は変わりません。
ただし、ビデオコーリングといって、個室に通されてから、コンピューター越しに試験官とスピーキングのテストを行う会場もあります。

IELTSスピーキングの時間と順番はどのように決められるの?
朝の9時から筆記(リスニング&リーディング&ライティング)の試験が始まるテストの場合、スピーキングは午後に入ってくるのが普通です。午後から筆記が始まる場合はスピーキングは午前中に入ってくることが普通です。
先述のように、一人一人の受験者は時間が決められており、その時間は大体、試験の申込み順に埋めていく形と言われています。
つまり、早めに予約をした方は、待ち時間が少なく、3技能(リスニング、リーディング、ライティング)の試験が終わってすぐに面接会場に行くように指示されます。
後の方の方は、2,3時間後に会場に戻ってくるように指示されますので、一度会場を後にすることができます。
試験会場には早めにつくことを指示されますので、指定時間に遅れないように、余裕をもって、会場に戻れるの場所の範囲で休息をとっているといいでしょう。
IELTSスピーキングの構成と内容は?
IELTSのスピーキングはパート1、パート2、パート3から構成されています。
【パート1の内容】
パート1は、身近な日常的な話題についての質問に答えるタイプです。いわゆる自己紹介的なパートです。
質問されたら、即答することが求められますので、考える時間はありません。
身近な話題が多いので一番易しいパートになります。
- What do you study?
- Why did you choose that subject?
- Do you plan to get a job in the same field?
【パート2の内容】
パート2はQカード(もしくはトピックカード)と言われるカードが渡されて、その課題について2分間スピーチを行います。
2分間ギリギリになるまで話すことが重要で、そうなるとかなり具体的に話す必要があります。
その為、交流会などで初めてあった人にある出来事をお話するような感じで話します。背景の説明やその出来事に至ったいきさつなどを入れると長く話せるでしょう。
スピーチは2分前後。1分45秒から2分15秒内で入っていきましょう。1分30秒ぐらいだと、「もっと話せ」と試験官にジェスチャ―されます。
逆に2分15秒ぐらいまで行くと、勝手に切られて終わりにさせられます。
練習していく中で2分が大体このぐらい!という感覚をつかみましょう。
Describe a child that you know and like a lot.
You should say:
- Who the child is
- How you know them
- What they enjoy doing
Explain why you like them a lot.
【パート3の内容】
Part2で話したトピックを発展させた内容について聞かれます。こちらは即答が必要で、社会問題などのテーマについて質問されます。
一番難しいパートで、試験官と、あるテーマについてディスカッションをします。
基本、自分の意見をしっかりと根拠を持って言えれば良いでしょう。
論理的な理由があればあるほどスコアにつながります。以下の質問例から分かるように難易度の高い質問ですね。
- Should children be allowed to spend a lot of time watching TV or playing computer games?
- Is it important for grandparents to help raise their grandchildren?
- When does a child become an adult?
IELTSスピーキングはどのように評価されるの?
IELTSのスピーキングは4つの評価基準を設けています。その時に担当した試験官がその場で受験者のスコアを出します。
評価基準は以下の通り
- 流暢さと一貫性(Fluency and Coherence)
- 語彙力(Lexical Resources)
- 文法と文法の複雑さ(Grammatical Range and Accuracy)
- 発音(Pronunciation)
流暢に聞こえるためには、Connectives(Linking wordsとも言う)と言われる接続詞や副詞を活用して、文と文をつなげてみましょう。
このことにより、スムーズに話が発展しているように聞こえて得点につながります。
この中で流暢さが大事ですので、流暢に話せるように練習しましょう。
- and, or, but, yetなどで文章をつなぐ
- now, before, these days, recently などの時間を表す副詞を使う
- because, for that reason, this is why などで理由を表す
- as a result, so trhat などで結果を表す
- for example, to illustrate などで例を提示する
- on the other hand, in contrastなどで対比させる
- acutally, I mean, in other wordsなどで言い換える
まとめ
IELTSのスピーキングとは、試験官と個室に入っての一対一の面接形式で行われる試験です。一人当たり14分ほどで終わります。
試験時間はすでに指定されています。
パートは3つに分かれており、一番易しいパートがパート1です。
4つの評価基準のうち流暢さが大事なので、Connectives を活用して流暢に聞こえるように練習しましょう!