TOEFLライティングは、エッセイを書くのではなく、短く正確に書くテストへと変化しました。
TOEFL ライティングの概要
TOEFL ライティングセクションの概要を確認しておきましょう。
TOEFLのライティング問題は、3つのタスクで構成されています。
ライティングの試験時間は合計23分で、以下の3つのタスクに分かれます。
| タスク1 | 「Build a Sentence」 ▶文構築問題 | 6分(10問) |
| タスク2 | 「Writing an Email」 ▶文構築問題 | 7分(1問) |
| タスク3 | 「Academic Discussion」 ▶ディスカッション投稿 | 10分(1問) |
この3つのタスクでバランスよく以下の能力を測定する構成となっています。
文法力(Build a Sentence)
実用英語(Email)
論理的意見(Discussion)
まずは、TOEFLの概要を知りたい方は下記のリンクを参照ください。

TOEFL ライティングタスク別対策
タスク1 Build a Sentence
文構築問題と言われ、選択肢の中のバラバラの単語を並べです。正しい英文を作るタスクになります。
提示される語は5〜7つの単語もしくはチャンクになります。余る語はないといわれています。
文法や 語順、 基本的な英語構造の理解が必要で、必ず関係代名詞や分子構文などの用法が頻繁に出題されています。
文構築の問題なので、まずは文の骨格である、主語と動詞を見つけのがコツです。10問を約6分ぐらいで解くと考えると、1問あたり約45秒以内に完成させることをおすすめします。
時間が終了すると自動的に次のタスクである「Write an E-mail」に進みます。
【例題】

What was the highlight of your trip?
The ___ ___ ___ ___ ___ ___ ___ fantastic.
the / was / old city / showed us / who / tour guide / around
この例題のように、答えのある部分を示してくれる場合もあれば、すべての文を構築する場合もあります。
余る語がある場合があります。
➡ 基本はすべて使いますが、一部の問題で「文法的に不要なダミー語」が1つ混ざるパターンがあります。
タスク1のポイント
- 「意味」より「形(文法)」を重視
- 文法の法則:主語 + 動詞: 3人称単数(-s)や時制が一致する組み合わせを即座に見つける。
- 熟語のペア: not only があれば but also を探す、depend があれば on を探すなど。
- 修飾のカタマリ: 関係代名詞(who/which)や分詞(-ing/-ed)がどの名詞にかかるかを特定。
- 「端っこ」から埋める
- 文の「最初」と「最後」を固定すると構造が見えやすくなる。
- 文頭: 大文字で始まっている語句。
- 文末: ピリオド(.)がついている語句。
タスク2 Write an Email
この2つ目のタスクは、その名の通り、E-mail作成のタスクです。大学の教授や職員に対して、特定の目的でメールを書くシチュエーションが多いのが特徴です。
大体100から120文字ぐらいで書きましょう。制限時間は問題文のシナリオを読む時間も含めて7分です。
カジュアルすぎず、丁寧なフォーマル(礼儀正しい)表現を使えているかが大事なポイントになります。
7分が終了すると自動的に「Academic Discussion」に移動します。
【例題】
Situation:
You are a student in Professor Miller’s biology class. You are having difficulty understanding a complex topic discussed in the last lecture.Task:
Write an email to Professor Miller (approximately 100 words). In your email, you must:
- Explain why you are writing.
- Describe the specific topic you find difficult.
- Propose a time to meet during his office hours.
タスク2の採点基準
Emailの書き方のルールに沿って、①タスクの要求にこたえているか (タスク達成度)、②文法の正しさと複雑さ、③一貫性とつながり、④状況にあったトーンの4つの項目に沿った採点となります。
ライティングはAI(自動採点システム)と人間の採点官の両方によって採点されます。以下の1~5までの評価基準に従い算出された素点を1.0-6.0に換算されます。
- 5点: すべての指示を網羅し、丁寧な言葉遣いで、文法ミスがほぼない。
- 3点: 指示は満たしているが、言葉遣いがカジュアルすぎたり、不自然な表現が目立つ。
- 1-2点: 指示を書き漏らしている、または文法ミスが多くて内容が理解しづらい。
タスク2 E-mail の構成&テンプレート
メールを書くにはメールを書くルールがあります。宛名や結びは必須です。しっかりした構成(ストラクチャー)が重要です。
ストラクチャーを理解し、使いこなし、本番までにある程度のストラクチャーを暗記しておくことが必要です。
メールは、宛名・メールの目的(ガイドライン1)・ガイドライン2・ガイドライン3・結び(著名を含む)にします。
| 項目 | テンプレート |
| 宛名 | Dear Professor, |
| メールの目的(理由などガイドライン1に相当します) | I am writing to [ask / inform / request] you about… |
| ガイドライン2 | Specifically, [explain the situation based on the prompt]. |
| ガイドライン3 | Would it be possible to [propose a time / ask for help]? |
| 締めの言葉 | Thank you for your time and consideration. |
| 著名 | Sincrely, Your name |
タスク3 Academic Discussion
大学のオンラインディスカッションの場面で、インストラクター(Professor)の質問に、クラスメートの意見に触れつつ、自分の意見を論理的に展開するタスクです。
単なる自分の意見だけでなく、「他の学生の発言に対しての意見を含める」ことで高得点が狙えます。
10分以内に100文字以上150文字ぐらいで書きます。トピックは多種多様ですが、以下のような問題が頻出されます。
■ 教育: 宿題は廃止すべきか?、大学に行く価値はあるか?、子供にプログラミングを教えるべきか?
■ 社会/環境: 公共交通機関を無料にするべきか?、都市開発と緑地保護のどちらを優先すべきか?
■ テクノロジー: AIは人間の仕事を奪うか?、SNSは人間関係に悪影響を与えているか?
■ ビジネス/経済: 週休3日制(週4日勤務)の導入について、リモートワークの利点と欠点。
【例題】
TasProfessor:
Today, we will discuss urban planning. Many cities are growing rapidly, and there is a debate over how to use remaining land. Some believe we should prioritize building more housing, while others argue we should preserve green spaces (parks). Which approach do you think is better for a city’s future?Student A (Kelly):
I believe we should prioritize housing. Rent is becoming too expensive, and many people cannot afford to live near their jobs. Building more apartments will make the city more accessible for everyone.Student B (Andrew):
I disagree. We need green spaces. Parks improve the air quality and provide a place for residents to exercise and relax. Once you build a building, you can never get that nature back.
タスク3の採点基準
①議論への貢献度、②論理性、③展開と具体性、④言語使用の正しさの4つの項目のもとに採点されます。言語使用の正しさの中には、文法や語彙の正確さと、その「幅」が採点の基準となります。
- 語彙: 同じ言葉(good, bad, thinkなど)を繰り返さず、トピックに関連した適切な単語(sustainable, affordable, perspectiveなど)を使えているか。
- 文法: 複雑な構文(関係代名詞、受動態、仮定法など)を自然に使いこなせているか。
タスク3もタスク2と同様に、AIと人間の採点の掛け合わせです。1~5の採点基準をもとに採点され算出した素点が、最終的な1.0-6.0のスコアに換算されます。
- 5点(最高評価): 誤字脱字がほとんどなく、語彙が豊富で、議論に深く食い込む独自の具体例がある。
- 3点(平均的): 文法ミスがいくつかあり、語彙も単純。他人の意見をなぞるだけで、自分の新しい視点が弱い。
- 1〜2点: 語数が極端に少ない(50語以下など)、または質問の意図を理解していない。
タスク3 Academic Discussion の構成&テンプレート
他のクラスメートの意見を尊重しつつ、自分の独自の意見を論理的に具体例をつけて説明します。 (他人の意見をコピーすることは厳禁)
「Academic Discussion」は10分間という極めて短い時間で書き切る必要があるため、構成をパターン化しておくのが最も効果的です。
一段落構成で下記のような展開で書きましょう。
| 段落の展開 | サンプル |
| ①導入:誰の意見に賛成か(1文) | I (strongly) agree with [Student A]’s perspective that [Student Aの意見を軽く言い換え]. |
| ②理由の提示(1〜2文) | This is because [自分の理由]. |
| ③具体例・自分のエピソード(2〜3文) | In my experience, [経験談]. |
| ④反対側の学生の意見への言及(1〜2文) | While [Student B] makes a valid point about [Student Bの主張の一部], I believe that [反論や自分の主張の再強調]. |
| ⑤結論(1文) | Therefore, I am convinced that [自分の最終的な主張]. (したがって、私は[〜]であると確信しています。) |
新TOEFL ライティングタスクと対策法 まとめ
ライティングのタスクは3つで、文法力・実用文書作成力・学術的な意見表明力をバランスよく測る構成です。
✅Build a Sentence では、語句を並べ替えて正しい英文や疑問文を作り、英文法と語順の理解を見ます。
✅Write an Email では、学術または日常的な場面で、依頼・情報提供・提案などを目的としたメールを書き、明確さ・適切さ・基本的なライティング規則が評価されます。
✅Write for an Academic Discussion では、提示されたテーマについて学術的な議論に参加する形で自分の意見を書き、論理性と意見の展開力が問われます。


