TOEICは、履歴書にアピールするため、もしくは海外赴任や会社の昇進のために高得点を取りたいと思っている方は多いと思います。
通常TOEICと言うと、リスニングとリーディングのみのTOEIC L&Rを指します。
日本人が苦手なアウトプット科目であるライティングとスピーキングの対策をする必要がなく、リスニングとリーディングのみなので、独学を主体に学ぶ人は多いでしょう。文法や単語などの基礎が出来ていれば、TOEICは独学しやすい英語の試験だと言えます。
また、英会話教室に通う時間がない方が多いのも現実です。そのため参考書の購入を考えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回はTOEICの独学におすすめの教材をご紹介します。
高得点を目指す方も、色んな教材に手を出すよりは、紹介する教材を何度もやりこんで身に着けることがTOEIC高得点の近道です
TOEIC対策 必須教材
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEICを対策する上で、必ず取り組んでおきたいのが「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集シリーズ」。
本番形式の問題と解答・解説が2回分収録されています。
実際の試験と同様の問題形式・傾向を知ることができるため、1冊は手元にあると役立ちます。
現在は6まで発売されており、これから公式問題集を対策される場合は、最新版のご購入・ご利用をおすすめします。ただし、大きく変更があるわけではないので、お手元に2016年以降に発売されたものがあるならそれから始めていきましょう。
(TOEICは2016年5月に新形式に改訂されているため、これより前のものを新しく購入することは控えましょう)
本番形式の問題と、詳しい解説も収録されてはいますが、2回分で3,000円(+税)と少々高額なこともあり、一気に何冊も取り組むより、まず1冊を徹底的にやりこみましょう。
公式問題集を解く時は、1回目は必ず時間通りに問題に取り組みます。
できれば、リスニング45分→リーディング75分の順番で、本番同様、休憩は取らずに行います。
1回目が解き終わったら、リスニングは聞き取れなかった箇所を何度も聞き直します。
リーディングの場合は、単語や表現を自分で調べて解きなおします。
もし、リーディングが時間通りに終わらなかった場合は、時間がかかっても最後まで1度は自分の力で取り組んでみましょう。
その際、最後まで解くのにかかった時間もメモしておいて、自分の速読力の対策の参考にします。
この2回目の聞き直し・精読の作業が終わったら、解答・解説を確認し、復習を行います。
1回目の演習を本番と同様、時間通り・休憩なしで行うことをおすすめする理由は、2時間、休憩もなく、問題数が多く時間に追われるTOEICの感覚に慣れるためです。
ほかの問題集を解く時も、なるべく本番と同様の時間配分で取り組み、集中して試験に取り組む予行演習をしておきましょう。
TOEIC リーディング対策におすすめの問題集
【パート5 対策】TOEIC L&R テスト 文法問題 でる1000問
とにかく問題量が多く、文法問題の数をこなしたい方におすすめです。
ただし、問題を解くだけではなく、間違えたところはもちろん、正解したところもなぜその答えになるのかを確認しておきましょう。
この問題集は、文法問題を品詞問題・動詞問題・前置詞問題など、問題をパターン分けしてくれています。
自分の苦手な問題を分析→文法事項について確認を繰り返し、応用力をつけましょう。
TOEIC テスト 新形式精選模試 リーディング
本番形式の問題が100問×5セット掲載されたボリュームのある問題集です。
ただし、単純に問題が多く掲載されているだけでなく、問題も公式よりは少し難易度が高く、非常に「解きごたえ」があります。
こちらは本番形式の問題集なので、使い方は公式問題集と同様です。
本番を意識して、1回目は必ず時間通りに問題に取り組みます。
時間を測って解き終わったら、単語や表現を自分で調べて解きなおします。
75分で解ききれない問題があっても、一回は自分の力で最後まで解いてみましょう。
2回目の精読の作業が終わったら、解答・解説を確認し、復習を行います。
この後紹介する、同じシリーズのリスニングの問題集と併用して、2時間の「模試」をご自宅で行うのも非常に効果的です。
TOEIC リスニング対策におすすめの問題集
TOEIC テスト 新形式精選模試 リスニング
先ほど紹介したリーディング問題集のリスニング版です。
本番形式の問題が100問×5セット掲載されたボリュームのある問題集です。
使い方は公式問題集と同様で、1回目は音声を止めずに、本番と同じく45分で演習をしてみましょう。
終わったら、答えられなかった箇所や、あいまいな問題を何度も繰り返し聞いてみます(2回目)。
その後、答え合わせを行い、解説やスクリプトを見ながら音声をもう一度聞きましょう。
わかりにくい発音は、スクリプトを見ながら音声を真似すると、聞き取りやすくなります。
※音声はCDに収録されているため、CDを読み込み可能な機器が必要となります。
TOEIC対策におすすめの単語帳
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEICで出題されるトピックはほとんどがビジネスに関係するものなので、学校の教科書などで習う単語とは別に、ビジネスでよく使われる単語を個別に覚える必要があります。
この単語帳では効率良くTOEIC頻出単語がまとめられており、TOEICで好まれる表現や話の展開のちょっとした補足も非常に役立ちます。
TOEICテスト英単語ターゲット3000
「TOEIC基本語彙」「TOEICビジネス基礎語彙」、「実戦TOEIC語彙」の3章で構成されていて、基礎的な単語も載っているの初心者でも始められる一冊です。例文も充実していて、例文から単語がどのように使われるかを覚えることができます。単語、意味、例文、類似語、反対語などもまとまっていて、トピックも幅広くカバーしています。
TOEIC対策におすすめの教材 まとめ
- 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
- TOEIC L & R テスト 文法問題 でる1000問
- TOEIC テスト 新形式精選模試 リーディング
- TOEIC テスト 新形式精選模試 リスニング
- TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
- TOEICテスト英単語ターゲット3000
TOEIC対策で一番効果的な勉強は、問題の雰囲気に慣れることです。
(もちろん、基礎的な文法や単語は身に付いている前提です)
この記事では、なるべく多くの問題に触れられる参考書をご紹介しました。
ぜひ独学にお役立てください。
独学を組み合わせて効率よくスコアアップ!