TOEFLの対策におすすめの教材・問題集をレベル別にまとめました。
TOEFLの教材を使った効率的な勉強法は、対策本を一度やって終わりにするのではなく、何度も繰り返しやって、丁寧に理解することが大切です。
また、TOEFLはコンピューターを用いた試験なので、コンピューターの画面を見ながら解いたり、タイピングに慣れておきましょう。もちろん、対策には今回紹介する紙の教材を使っていただけますが、教材を使ってライティングの対策をする時は必ずパソコンでタイプするようにします。
TOEFLの詳しい概要は以下の記事にまとめています。
TOEFL iBTとは?
TOEFLとは、アメリカの教育団体(ETS)が主催する英語能力判定試験のひとつで、大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合…
TOEFL対策におすすめの教材
- The Official Guide to the TOEFL Test
- Official TOEFL iBT Tests Volume 1・2
- 【初級者向け】旺文社 TOEFLテスト大戦略シリーズ
- 【初級者向け】Longman Preparation Course for the TOEFL iBT Test
- 【上級者向け】Barron’s TOEFL iBT
- 【単語】TOEFLテスト英単語3800
The Official Guide to the TOEFL Test

TOEFLを運営するETSから出版されている教材で、どのレベルのTOEFL学習者にも必須の教材です。一般的な英語の勉強法、セクションごとのコツと練習問題、そして本番形式の問題が4セット載っています。
TOEFLがどんな試験か、どんな問題か知らない場合は、まず本番形式の問題を一度解いてみましょう。その後、冒頭に書いてある概要を読んだり、特に解き方がわからなかった箇所に関係するセクションごとの説明を確認しておきます。
ある程度問題の傾向や解き方がわかったら、本番形式の練習問題を模擬テストのように使って今の自分の実力を把握することが出来ます。模擬テストとして使用する場合は、時間を測って取り組みましょう。TOEFLは時間にシビアなので正しく時間を測ります。
教材は一度やって終わり、ではなく、リーディングであれば、分からない単語を調べて精読し、教材を使い込むことが大切です。TOEFLではリスニング力が問われますので、音声については必ずスクリプトを見ながら何度も聞いた後、スクリプトなしでも理解できるか確認しておきます。ライティングは必ずコンピューターでタイピングして書きます。スコアごとのサンプルアンサーが載っているため、目標スコアの参考にすることも良いでしょう。スピーキングは、解答時間内に話し終えられるよう何度も録音して練習します。
Official TOEFL iBT Tests Volume 1・2


こちらもOfficial Guideと同様、TOEFLを運営するETSから出版されている教材で、TOEFLの学習に必須です。
Official GuideはTOEFLの概要やコツ、練習問題も載ってますが、こちらは本番形式の問題集となります。 本番を想定した模擬試験として使うのがおすすめです。
教材の使い方は、Official Guideと同様です。リーディング・リスニングは教材をきちんとやりこみ、理解しましょう。ライティング・スピーキングに関しても本番を想定してアウトプットの回数を増やして練習を重ねていきます。
【初級者向け】旺文社 TOEFLテスト大戦略シリーズ




- TOEFLリーディング問題270
- TOEFLリスニング問題190
- TOEFLライティング問題100
- TOEFLスピーキング問題110
旺文社から発売されているTOEFL対策の教材シリーズです。解説が詳しく、初級者の方にもおすすめです。日本語での詳しい解説があるのがこの教材の強みです。TOEFL Officialシリーズの本番形式の問題を解いてみたけど難しすぎる場合や、文法や単語など、基礎固めを並行している方には特におすすめです。
リーディング・リスニングはフルテストより分量が少なく、易しい練習問題が多く掲載されていますので、Officialシリーズで模擬テストをする前の対策にぴったりです。ライティング・スピーキングといったアウトプット科目は、考え方のコツを、段階を踏んで解説してくれます。
【初級者向け】Longman Preparation Course for the TOEFL iBT Test

こちらも初級者の方でも取り組める教材です。Official Guideのように、本番形式の問題以外に、Mini Testという練習問題や、セクションごとの問題のコツが掲載されています。説明部分にも問題があり、難易度も初級者の方にも取り組めるレベルなので、コツコツ対策していきたい人にはお勧めです。ただし、日本語での解説はありません。
【上級者向け】Barron’s TOEFL iBT

英語上級者におすすめの教材です。先に紹介した公式の教材・問題集を終えて、もう少し難しいTOEFLの問題にチャレンジしたい場合はこちらの教材にチャレンジしてみましょう。特にリスニングが難しいです。TOEFLはリーディング以外の科目で必ずリスニングが必要になるため、こちらの教材でトレーニングしておくことをおすすめします。
リスニング力向上におすすめの勉強法は以下の記事を参考下さい。
TOEFL対策 L, S, W に必須!リスニング力を向上させるには?
TOEFL対策 リスニング力を伸ばす勉強法 TOEFLは、スピーキング・ライティングでリスニングとの複合問題が出題されます。音声を正しく理解できていないと、どれだけスピーキング・ライティングの能力があ…
【単語】TOEFLテスト英単語3800

TOEFLに向けて単語の知識を増やしたい人におすすめの教材です。こちらも旺文社から発売されている大戦略シリーズです。
TOEFLのリーディングでは語彙の知識を問われる問題が出題されるため、英単語の知識は必須。また、TOEFLは日常ではあまり耳にしないアカデミックな単語が使われることも多いので、TOEFLの単語に特化した教材を用いて語彙力を高めましょう。TOEFLは問題・解答すべて英語なので、日本語の意味を覚えているだけでは不十分です。こちらの教材で日⇔英が覚えられたら、次は英英辞書を使って、英単語を英語で言い換えるとどうなるかも確認していきましょう。
教材をやるだけでは難しいスピーキング・ライティング
リーディング・リスニングといったインプットが必要な科目は、教材を有効活用すれば十分対策が可能です。また、単語や語彙力を付けることに関しては、自分で教材に毎日取り組んでコツコツ身に付けるしかありません。
また、スピーキング・ライティングも独学で練習することはできますが、TOEFLはスピーキングやライティングでもリーディング・リスニングパートがあり、情報をメモする力とうまくまとめる力が必要になります。リスニングのメモ取りや、ライティングに関してはTOEFL対策が可能な講師によるスピーキングのコツを抑えた練習やライティングの添削・解説が最も効率的です。
スピーキング・ライティングは専門講師によるチェックや添削を受けることをおすすめします。
TOEFL対策におすすめの教材まとめ
TOEFL Officialシリーズを中心に、ご自身のレベルに合った教材で対策をしましょう。どの教材に取り組むにあたっても、必ず教材を隅々まで活用することをおすすめします。一人での対策が難しいライティングは、添削サービスを活用するなど、専門講師に見てもらうのも手です。
- The Official Guide to the TOEFL Test・・・TOEFL対策に必須の教材。
- Official TOEFL iBT Tests Volume 1・2・・・TOEFL対策に必須の教材。主に模擬テストとして使いましょう。
- 【初級者向け】旺文社 TOEFLテスト大戦略シリーズ・・・初級者におすすめの教材。Officialシリーズを解く前の対策に使えます。
- 【初級者向け】Longman Preparation Course for the TOEFL iBT Test・・・初級者におすすめの教材。
- 【上級者向け】Barron’s TOEFL iBT・・・上級者におすすめの教材。Officialシリーズだけでは物足りない方向け。
- 【単語】TOEFLテスト英単語3800・・・TOEFLのアカデミックワードにも対応した単語帳。