カナダの大学・カレッジ進学のためのTOEFL iBT

まずはじめに

カナダは留学先としては大変人気の国です。比較的安全、大自然に恵まれている、英語のアクセントがない、などなどの理由が挙げられます。読者の中にはカナダの大学やカレッジ進学を考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで必ずと言っていいほど必要になる、TOEFL (またはIELTSやDuolingo)のスコア。

本日はカナダの有名大学やカレッジを例に、現時点での出願可能なポイントをお伝えします。
今後変わることもありますので、出願前にきちんとご自身で確認をお願いします。

なお大学のランキングは、Times Higher Education の World University Ranking 2024を参照しています。気になる方はぜひご覧ください。また、留学にはTOEFLかIELTSかということになりますが、IELTSのスコアについては別記事で紹介しております。

カナダの有名大学

University of Toronto (世界ランク21位)

©︎University of Toronto

MAEが位置しているカナダオンタリオ州トロントにある州立の大規模総合大学であり、またカナダ国内でNo.1と言われているほど、カナダ国内でも際立って有名な大学。
トロント市内をはじめ郊外2か所、計3か所にキャンパスを構え、特にトロント市内のキャンパスは建築などの美しさから観光名所にもなっているほどです。留学生の受け入れも積極的な大学の1つ。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 100点(またはそれ以上)かつ、Writingが22点以上)

University of British Columbia (世界ランク41位)

©︎Martin Dee

日本からの玄関口でもあると言われるバンクーバーに位置するUniversity of British Columbia。国際的にも高い評価を受けており、人気も絶えない進学校となっています。キャンパスもバンクーバーとカナダのワイン生産地の1つでも有名なケローナ地方・オカナガンの2か所にキャンパスを構えています。ここも先のUniversity of Torontoと同様に観光名所化しており、学校内には「新渡戸記念庭園」もあるほどです。近年あちらこちらで取り組まれているSDGs活動でも高評価を取得しています。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 90点(またはそれ以上)かつ、Reading/Listeningは22点以上、Writing/Speakingは21点以上

McGill University (世界ランク49位) 

©︎McGill University

カナダ国内での大学ランキングも常にTOP 5入りし、世界ランキングも高いケベック州・モントリオールに位置するMcGill University. 1829年にカナダ最初の医学部を設立し、カナダの医学分野を牽引するなどこちらも大変有名な大学。
カナダのケベック州と言えば「フランス語」が公用語で有名な場所でもありますが、当該大学は英語で授業を行っています。しかしフランス語話者が多い大学でもあり、英語とフランス語の扱いも特徴的です。例えば、授業の提供言語が英語orフランス語のいずれであっても、レポートなどはどちらの言語で行っても良い、というシステムです。フランス語と英語が飛び交うとても刺激的な環境です。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 90点〜100点(またはそれ以上)
※学部によって異なる

McMaster University(世界ランク103位) 

トロント市から車で北西に1時間ほどのHamiltonという都市にあるオンタリオ州の大学。とってもScienceやEngineering 関連に強い大学で研究に優れた施設を持っています。留学生にも人気で約22%が留学生という統計が出ています。Hamiltonという都市はとても治安もよく、ドイツ人の移民が多いことで知られています。トロントにも近いので週末にトロントへ来たりする学生も多いようです。夏に行われるビールフェスティバルで有名です。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 86点(またはそれ以上)かつ、各セクション20点以上

University of Alberta (世界ランク109位) 

©︎IQRemix

カナダ中西部アルバータ州の州都・エドモントンに位置する州立大学。大都市の中では北部の方に位置しており、夏は過ごしやすいですが冬は厳しい寒さの地域です。州自体が自然と天然資源に恵まれているため、農業をはじめとする環境学などの研究も盛んです。当該大学もカナダ国内ではTOP 5に入り、上記の大学たちと肩を並べています。海外からの留学生も多く、研究が盛んな学校としても知られています。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 90点(またはそれ以上)かつ、各セクション21点以上

もちろん本日紹介をさせて頂いた大学以外でも、たくさん良い所はあります。
ご自身の目的にあった学校を見つけてみてください。

University of Waterloo (世界ランク158位)

Toronto 市から車で1時間半ほどに位置するWaterloo市の大学です。なんといってもcomputer science に強い大学として有名です。中国の学生に人気の理由はそのコンピュータやエンジニアリングに強い大学だからです。コンピューターサイエンスでは世界39位に入るほどのレベルの高さです。カナダの“Massachusetts Institute of Technology (MIT)” と言われるほどです。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 90点(またはそれ以上)、各セクションの最低点数はきめられていないようです。

もちろん本日紹介をさせて頂いた大学以外でも、たくさん有名な大学があります。
ご自身の専攻に強い大学を選ぶことが最良の選択になると思いますので大学選びは慎重に行いましょう。

トロント市内または近郊の人気カレッジ

Humber College

©︎Humber College

ダウンタウンへのアクセスも良好な場所に3つほどのキャンパスを持つ州立カレッジで、就職に直結する教育を展開しています。特にIT系、技術系学部に対する定評が高く、企業様からも高い評価を得ており、就職率も毎年高いことで有名です。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 84点(またはそれ以上)かつ、各セクション21点以上

George Brown College

©︎George Brown College

トロント市内を中心にキャンパスを持つカレッジで、キャリアの焦点に合わせた150以上のプログラムを提供し、即戦力となるスキルを習得できるような授業が展開されています。調理・製菓プログラム、ビジネスやホスピタリティー、幼児教育などが人気のコースです。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 88点(またはそれ以上)かつ、各セクション22点以上

Seneca College

©︎Seneca College

トロント地区に10カ所ほどのキャンパスを構え、留学生の受け入れも積極的なカレッジです。総合カレッジとして基本的なプログラムを網羅しており、ビジネス分野や大学編入プログラムにも定評があることで有名です。キャンパスの数が多いことからも分かるように、マンモス校いうこともあり、生徒のうち約半数が英語以外を母国語としています。留学生に人気のコースは「保育」「客室乗務員養成コース」「経理関係」「IT関連」、そして「ビジネス」というのが傾向です。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 84点(またはそれ以上)かつ、各セクション21点以上

Niagara College

©︎Niagara College

トロントから約2時間ほどの所に位置するナイアガラフォールズ地区。ナイアガラと言えば、世界三大瀑布とも呼ばれる「ナイアガラの滝」が有名ですね!このナイアガラ地区に2つのキャンパスを持つカレッジで、生徒満足度においてオンタリオ州内でも高いと評判の学校です。留学生の受け入れにも熱心で、観光地ということも相まってホスピタリティー/ツーリズム分野に力を入れています。
またカナダでは唯一ワイン醸造所とビール醸造所も備えておりとてもユニークな学校の一つです。

気になるTOEFLスコア
最低ボーダーライン: 80点(またはそれ以上)かつ、Writing/Speakingは22点以上

まとめ

専攻によってスコアが異なる大学やカレッジも多いですが、やはりTOEFLibt 最低80点以上はないと難しいのが現実です。各セクション20点ずつの計算です。TOEFLはリスニング力が大事ですので、リスニングの底上げ練習と試験の傾向と対策が非常に大事なポイントとなります。

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