MAE代表 IELTS講師 「Kiyo」のインタビュー┃本音を聞く

2017年にMetropolitan Academy of Englishを立ち上げた代表のKiyo講師へのインタビューを行いました。

学校の理念や起業の動機、個人的なことについても質問しています。

目次

Kiyo講師について

キャリアハイライト

teacher_kiyo

Kiyo講師

  • 英国のリーズ大学院で翻訳・言語学を専攻
  • トロント大学で、第2言語教育者の資格である「TEFL Certification」を取得
  • Japan Communication Ltd.で翻訳家、コミュニティー通訳として活躍
  • 2017年にMetropolitan Academy of English(MAE)を設立

教育者として、たくさんのIELTS講師を育成してきました。MAEで使用しているオリジナル教材も作成しています。

教育だけでなく、現地の留学エージェントにて、移民申請や留学のためのセミナーも随時担当。

主な英語資格の成績

IELTS:OA 8.5(L: 9.0 R: 9.0 W: 8.0 S: 8.0)

TOEFL:116(L: 29 R: 30 W: 29 S: 28)

CELPIP:11

技能の中では、特にアカデミックライティングとリーディングを得意としています。

カナダ日系企業への出張レッスン

現地トロントの日経企業にて、赴任して間もない駐在の方へ、個人または団体レッスンを行っています。
・日本ガイシ株式会社
・株式会社KINKA FAMILY JAPAN など

大学の補助対象講座として認められているMAE

2020年以来、明治学院大学の補助対象講座として認定されています。たくさんの明治学院生に目標スコアに向けてのサポートを提供し、海外交換留学に貢献しています。

略歴

IB(国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラム)でトロントにある私立高校を卒業
Humber Polytechnicカレッジに入学

※この時にIELTS 6.0以上が必要

英国リーズ大学院に入学

※この時点でIELTS7.5が必要(各セクション最低点数は7.0)

英国オックスフォード大学の生涯教育プログラム終了

Economics &Politics

トロント大学でTEFLを取得

TEFL(テフル)は、英語を母語としない人に、英語を教えるための学問もしくは資格

他校で教員としてIELTS・CELPIPを教える
独立し、Metropolitan Academy of Englishを設立

※2017年以来、IELTS講師・TOEFL講師・CELPIP講師として活躍

Metropolitan Academy of English設立の経緯

語学学校をトロントで設立した理由は?

私は、高校生の時からカナダに留学していましたが、留学のためにはIELTSとTOEFLが必要でした。当時は、どちらの対策も同時に進め、高い点数が早く取れた試験を受験しようと考えていました。その結果、IELTSの方が早く目標スコアに達成できました。

高校を卒業した後は、トロントのカレッジを経て、イギリスの大学院へ進学しました。それからまたトロントに戻り、地元の企業で就職をしました。

ボランティア団体や大手の銀行会社、ケーブル会社のコールセンターでカスタマーサービスなど、様々な仕事に携わってきました。仕事を続ける中で、「自分にできることは何か?」について深く考えるようになり、自分が一番得意とする英語を教えていくことを選択しました。

進学に必要な英語4技能を教えることで、海外進学を希望する学習者が希望の大学などに進学することを支援したいという願いから…

会社から独立し、起業を決めた理由はシンプルで、一緒に働いていた親友が会社から理不尽に解雇されてしまい、私が起業すれば、彼女を雇って一緒に働けるのでは、という安易な考えからでした。

また、当時は日本人のIELTS講師が不足していたので、独学を余儀なくされている現地の生徒様がたくさんいました。日本語で分かりやすく、効率的にテスト対策ができる学校がない!と感じことも大きな理由です。

日本人向けの試験対策学校にした理由は?

私自身がIELTSとTOEFLを受験した時に、目標スコアに達するのに苦労したことが最大の理由です。

ありきたりかもしれませんが、自分が何度も受けて得た経験や知識を、これから大学、大学院に行く人達へシェアできれば、自分の夢をかなえられる学習者が多くなると思いました。

もちろん、カナダにはその時点ですでに3年ほどいたので、ネイティブのカナダ人のIELTS対策のレッスンを受けていた時期もありました。しかし、「これほど不効率なことはない」と思っていました。

バイリンガル講師が教えることで、日本人に対してもっと効率的にIELTS/ TOEFL/ TOEICを教えることができるという思いから…

また、言語学を専攻していましたが、私にとって第二言語習得へのチャレンジは永遠の課題でもあります。試験対策学校であっても第2言語の習得過程は一緒です。これをいかに効率化させることができるか、が私のさらなる挑戦です。

MAEの歴史を教えてください。

MAEは、2017年に設立しましたが、当時は私一人で運営できるぐらい、忙しくなかったです(笑)

地元トロントの生徒様は、仕事をしながら移民のテストやカレッジ進学の準備をしなければならず、団体コースが難しい生徒が多くいました。そのため、当時からマンツーマンレッスンとオンラインのレッスンを主流としてきました。

1年目は、とにかく教材の作成や、地元の生徒様のレッスンに時間を費やしました。IELTS/TOEFL/TOEICの勉強のアドバイスやコツなどを載せるブログを始めたことをきっかけに、日本や東南アジアにいる生徒様からの問い合わせが多くなり、学校は順調に成長していきました。

日本人の方は、特にライティングが苦手な方が多いので、アカデミックライティングのコースを追加したりと、幅広いニーズに対応できるようにコースも増やしました。

会社の成長に合わせて新しく講師を雇い、人材育成にも時間をかけました。

自分の教育理念である「短期で、効率的な、バイリンガルの要素を最大限に活かしたレッスン」のモットーは変わらず…

とにかく、講師の教育は惜しみませんでした。なぜかというと僭越された講師陣が当校の最大の魅力だからです。

これからも、たくさんの生徒様に当校を知ってもらい、目標をいち早く達成する手助けをさせて頂きたいと考えています。

Metropolitan Academy of Englishの強み

MAEの最大の特徴は何ですか?

MAEの強みは、以下の3点で決まりです。

①結果重視のレッスン展開と教材選び
生徒様によって、得意不得意やレベルが異なるので、いち早く目標スコアを達成していただくために、結果重視のレッスン展開と、それを促す適切な教材選びを行っています。

②バイリンガル日本人講師の質へのこだわり
MAEのIELTS講師は、全員IELTS学習経験者で、British Councel のTeacher’s trainingの資格を保持しています。生徒様にち早く目標スコアを達成していただくため、講師陣も日々切磋琢磨し、指導力を磨いています。

③IELTS・TOEFL・TOEIC 試験対策への専門性
MAEでは、基本的に英会話は行っていません。とにかく試験に特化したレッスンを行うことで、短期での目標達成を掲げています。

私自身も、早くテスト結果がでれば、と後悔をしたことがあります。そのような思いをする生徒様が減るように、全力で目標スコアまでの道のりをサポートします。

気になるKIYO講師および講師陣の人物像を教えてください。

私がカナダに来た当初、英語は苦手ではなかったのですが、同世代のネイティブと会話するときに話題についていけず、かなり勉強しました。その時に改めて、「知識って必要だな」と思いました。その結果、勉強もいっぱいしました。

自分で言うのもなんですが、勉強家、努力家です。読書も大好きです。スポーツはテニス、バスケも大好きです。カナダの風習や自然がこよなく好きです。

3年目ぐらいから、ネイティブの方とも不自由なく会話できるようになり、カナダ人の夫とも出会うことができました。

教育が、私の可能性を広げてくれました。言語学を学び、イギリスの大学院に行かなかったら、今の道は開けていません。通訳や翻訳も経験し、そこから第2言語への習得への関心がとても強くなりました。「なぜ、言語習得は大人になればなるほど難しいのか?」に対する答えが欲しかったからです。

また、なぜ、英語が得意は人もいれば、苦手な人がいるのか?AIなどを利用すれば言語学の習得が効率化できるが、リミテーションは何か?など、教育者としての立場から常に答えを探しています。

MAEには、教育免許のある講師が多く在籍しています。効率的な教育法を常に考え、個人の教育レベルにあった教育ができるからです。またMAEの講師陣は、全員がマンツーマンの経教育験を持っています。マンツーマン指導を通して、一人ひとりのニーズに合った教育と目標に達するためのコースづくりが何よりも大事だと考えています。

今後のAI教育の需要とMAEの展開について

今後のMAEの方針として、マンツーマンを主体とする個々に合ったレッスンはそのまま、ビデオ講座等を増やす計画をしています。

ビデオ講座で対応できる方はビデオ講座を、そして、それでは不向きな方にはマンツーマンレッスンを、教育のニーズにお応えできるようするためです。

これから、AIを取り入れた教育が伸びてくると言われていますが、私はマンツーマン、ライブレッスンの需要も高まると考えています自主的にAI教育を利用できる学習者は、そもそも独学や通信教育が可能だからです。

独学や通信は、できる方とできない方がいらっしゃいます。できない方にAI教育を進めても、すぐにモチベーションを失いやめてしまいます。また、テクノロジーに精通している人ばかりではありません。

語学の習得において手間をかけて勉強することにより記憶に定着することを考えると、本当の意味での語学の習得とはマニュアル化することかもしれません。

さらに、教育は個々にあった教育方法があります。それを素早く適切に判断して足りないものを補うレッスンとモチベーションにつなげるレッスンは、今のところAIには不向きと言えます。

MAEでは、これからもマンツーマンレッスンの質を高め、生徒様が目標を達成できるよう、二人三脚でサポートしたいと考えています。

また、日本に分校を作る予定もあります。レッスン時間やレッスン形態など、日本在住の皆様の選択肢をもっと増やしていければと思っています。

講師一同、精進してまいりますので、今後ともMAEをよろしくお願いいたします。

MAE代表、IELTS講師

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