IELTS直前対策と試験前日までにできること

IELTS受験を控えている方の中には、試験直前に追い込みをかけ、スコアを上げたい方も多いと思います。

この記事では、効果的にスコアアップするために試験直前までにできる対策を紹介していきます。

目次

IELTS 試験直前の効果的な対策

試験対策はもちろんですが、実力を出し切るために重要なことは、自信をもって試験に取り組むことです。

自信を付けるために、これまで勉強してきた努力を出し切るためにも、試験直前の対策もしっかり行いましょう。

①IELTS試験本番の流れを模擬する

まずは、試験の1週間前を目安に、IELTS試験の模擬を行うことが効果的です。

実際の試験時間に合わせて、タイムスケジュールを組んで模擬問題に取り組みましょう

模擬であっても、試験中にトイレに行くことは控えましょう。

実際の試験でも休憩はなく、席を外す場合は試験時間を削ることになるので、注意が必要です。

IELTS試験の流れ

日本でのペーパー試験の流れ
  1. ライティング
  2. リーディング
  3. リスニング
  4. スピーキング(午後)

午前中に3セクションを終え、午後にスピーキング試験が実施されます。

日本及びカナダでのコンピューター試験の流れ
  1. リスニング
  2. リーディング
  3. ライティング
  4. スピーキング(同日)

コンピューター試験で午後のテストを選択した場合は、スピーキングは午前中に実施されるのが通例です。

模試中の注意事項

模試を行う目的は、試験当日の流れに体を慣れさせることです。

本番と同じスケジュールで模擬を行うことで、試験当日も落ち着いて、集中した状態で試験に取り組めます

特に、初めてIELTSを受験される方は、緊張してしまわないよう準備しておきましょう。

注意点
  • 午前試験の場合、早く起きる習慣をつける
  • コーヒーなど、トイレが近くなる飲み物は控える

②今まで取り組んだIELTSの勉強を復習する

IELTS試験の直前は、それまで勉強してきた部分の復習をメインに行いましょう。

このタイミングでは、新しい問題に取り組むよりも、取り組んだ問題を振り返り、記憶を定着させることが大切です。

IELTSの問題形式に慣れることにもつながるので、解き終わった模擬問題の復習もおすすめです。

③最後の最後まで語彙を覚える

単語や表現などの語彙の習得は、毎日コツコツ行い、試験前日までしっかり続けましょう

IELTS試験では、必要とされる単語数が多いので、勉強していてやりすぎる、ということはありません。

単語の覚え方

単語を覚える上で、最も効果的な方法は、「発音しながら書いて覚える」ことです。

発音しながら単語を書くことで、三感(視覚、聴覚、触覚)を使うことになり、記憶に定着しやすくなります

単語の効果的な覚え方


自分だけの単語帳を作ることもおすすめです。

単語の須終えると意味だけでなく、品詞や派生語(同義語)を例文と併せて書き留めておきましょう。

IELTSの試験直前にやらない方がいいこと

試験直前にやってはいけないことは、新しい問題にチャレンジすることです。

直前に新しい問題を解いてしまうと、解けなかった時に不安になり、自信を失ってしまう可能性があります

試験直前は、根を詰めず、体調を万全にしましょう。しっかりと休息を取ることで、脳の働きも良くなります。

IELTS 試験直前にできるセクション別対策

IELTS試験直前 リスニング対策

試験食膳のリスニング対策は、復習に徹底することと、リスニング力を鍛えることが効果的です。

特に、IELTSの模擬問題で出題されている音声やスクリプトを使うと、本番の形式にも慣れるのでおすすめです。

復習方法

IELTS試験の直前だからと焦らず、基本に忠実に復習を行っていきましょう。

音声の「ながら聞き」は、音声を集中して聞けず、本番でも聞き漏らしをする原因になるので、絶対にやめましょう

STEP
スクリプトを見ながら音読

音読の際は、次の練習を繰り返しながら取り組むことが効果的です。

  • 教材の音声スクリプトを見ながら音読
  • スクリプトを見ないでシャドーイング
STEP
知らない単語は覚える

音読やシャドーイングを行いながら、知らない単語やフレーズなどは単語帳に書き留めておきましょう。

STEP
リテンションの練習

シャドーイングができるようになったら、リテンションの練習も行いましょう。

リテンションは、シャドーイングと異なり、英語を塊で区切り、反復する演習です。

内容一時的に保存して(ショートメモリー)アウトプットするため、難易度は上がりますが、リスニング力を上げる効果的な方法です。

IELTS試験直前 リーディング対策

リーディング対策でも、新しい問題を解くのではなく、知っている問題や復習を中心に取り組みましょう。

1度解いた問題を解くことで、自分の間違いやすい問題や傾向を理解することにつながります。

特に、前回と同じ問題を間違えた場合は、どうして間違えたかを分析し、細かく対策を行いましょう

模擬問題を解く際は、本番の試験を意識して、時間内に解くように心がけましょう。

リーディングを楽しむ

試験直前に根を詰めてしまうと逆効果なので、気分転換として小説や、子供向けの本などを読むこともおすすめです。

アカデミックな内容の問題を解くことから離れて、リーディングを楽しむ、想像力を高めることに役立ちます

リーディングは、難しい内容ではなく、読みやすいものを選びましょう。読むことに慣れるためにも、良い練習となります。

IELTS試験直前 ライティング対策

IELTSライティングの直前対策は、書くことから少し離れることが大切です。

実際に書き出すアウトプットよりも、インプットや構成を考える時間を多めに取りましょう。

演習方法

STEP
サンプルを読む

IELTSのエッセイタイプごとに、ぞれぞれ高得点サンプルを読み込み、構成や言葉の使い方、展開の仕方を覚えておきましょう。

  • Discussion
  • Opinion
  • Discussion/opinion
  • Direct question
  • Cause and solution
STEP
アイデア出しをする

ライティングのトピック例題集などを使用して、解答のアイデア出しをしておきましょう。

トピックの範囲はオンライン上で見つけられる範囲でも問題ありません。

実際に書き出すのではなく、アウトラインとストラクチャーだけを考えることがポイントです。

アイデア出しの効果

トピック別に解答のアイデアがあると解答を考える時間が省略できるので、時間の短縮につながります

できるだけ多くのトピックを見ておくことで、試験本番でも似たような課題に遭遇する可能性が高まります。

時間に余裕ができれば、スペルや文法にミスがないか、文章を見直す時間に充てることができます。

アイデア出しを行う際は、次のポイントに注意しましょう。

  • トピックに関連する記事や論文、エッセイサンプルなどを見る
  • 一般的な考え方や意見をインプットする

IELTS試験直前 スピーキング対策

スピーキングでも、新しい問題ではなく、1度解いた問題に取り組み、復習することが大切です。

それぞれのパートでよく聞かれる質問を確認し、解答の方向性を定めておきましょう。

Point

例えば、「what is your favorite book?」など、好きな本について聞かれたら、この本について答える、など

解答をそのまま用意するのではなく、あくまで方向性を定めて、臨機応変に解答することが大切です。

復習のポイント

スピーキング演習では、自分の音声を録音し、聞き直せるようにしておきましょう。

イントネーションや強弱など、課題があれば繰り返し練習しましょう。単語を言い換えられているかも重要です。

練習の際、あらかじめ質問の音声を録音しておき、それに対して返答する、という方法も、試験に形式が近くなるのでおすすめです。

✅自分で質問を録音の意味もなさないからです。

IELTS試験日までにチェックする注意事項

試験日までには、必ず次の項目を確認しておきましょう。受験できない可能性もあります。

  • パスポートの期限
  • 会場への行き方・時間

パスポートの期限

IELTS試験を申し込んだ際に使用したパスポートの期限を確認しましょう。

期限が迫っている場合は、早めに更新手続きを行い、パスポートが期限切れにならないように注意しましょう。

会場への行き方・時間

会場と、会場までのアクセス方法・時間は必ず確認しましょう。事前に足を運ぶこともおすすめです。

試験当日、道に迷うことや電車を間違える可能性があるので、余裕をもって試験会場に到着するよう意識しましょう。

焦った状態だと、試験を受けるコンディションにも影響してしまいますので、ゆとりをもって向かいましょう。

試験日の前日にやること

試験の前日は、以下のように過ごし、前日だからと言って無理に詰め込みすぎないようにしましょう

  • 試験の用意をしておく
    パスポートや飲み物(会場には持ち込めません)など、必要なものや着る服などを用意しておきましょう。
  • 脳の働きをよくするためにしっかり睡眠をとる
    十分な睡眠は、脳をリフレッシュさせるためにも必要です。前日はしっかりと休み、本番に備えましょう。
  • 普段通りのスケジュールで過ごす
    できるだけ新しい習慣などは取れ入れず、普段通りに過ごし、リラックスするように努めましょう。
  • 朝食は軽めにとる(当日)
    当日、朝食をたくさん食べると、眠気や脳の働きを弱める原因になります。

IELTS直前対策と試験前日までにできること まとめ

IELTS試験直前にするべきことは、とにかく復習に専念することです。

試験の1週間前からは、新しいことを学ぶのではなく、1度解いた問題などに取り組み、記憶に定着させましょう。は単語のみにして各セクションは復習に専念しましょう。実際の試験と同じタイムスケジュールで問題を解くことも効果的です。

試験前日までには、テスト会場への行き方や時間などを把握しておくことや、パスポートの期限が切れていないかなども確認しておきましょう。

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