名詞構文を活用して即0.5スコアアップ!

名詞構文とは、動詞や形容詞を含む文章を、名詞を中心とした表現に変化させた文のことを指します。

名詞構文を活用することで、文章がアカデミックでより英語らしくなるため、IELTS試験に非常に効果的です。

この記事では、名詞構文の概要と、どのように文章を変化させるかを紹介します。

目次

即スコアアップにつながる名詞構文

名詞構文は、以下の例のように、文章を名詞中心の表現に変化させた構文です。

She is happy Her happiness

文章を名詞句にすることで、次のようなメリットがあり、スコアアップにつながります。

簡潔で情報量の多い文章を作ることができる

2つの文を使用していた内容を1文で表現できるため、情報量を増やし、簡潔な文章を作ることができます。

口語体を文語体に変えることができる

名詞構文をエッセイ内に組み込むことで、口語体からフォーマルな文語体に変えることができます。

表現が英語らしくなる

名詞構文は、日本語では不自然と思われる表現ですが、実はとても英語らしい表現方法の1つです。

IELTSのライティング試験、特にエッセイライティングでは、ぜひ名詞構文を活用しスコアを向上させましょう

名詞構文の作り方

ここでは、名詞構文の作り方を紹介します。方法は、大きく分けて次の4つがあります。

  1. 動詞や助動詞(+目的語)を名詞化
  2. 動詞+副詞の名詞化
  3. 動詞+形容詞を名詞化
  4. 動詞+人を表す接尾語

動詞や助動詞(+目的語)を名詞化

動詞や助動詞を名詞化すると、主語や目的語、補語の位置に配置して使用できます

例1

she assisted ➡ her assistance

Her assistance was very helpful. 

「彼女の援助はとても役立った。」

例2

he failed the exam ➡ his failure to the exam

His failure to the exam disappoints his family.

「彼が試験に失敗したので、彼の家族はがっかりした。」

例3

He is able to communicate with children ➡ His ability to communicate with children

I appreciate his ability to communicate with children.

「彼の子供たちとのコミュニケーション能力を評価します。」

例4

He attempted to deal with the problem ➡ His attempts to deal with the problem

His attempts to deal with the problem ended up failure.

「彼のその問題に対処しようと試みたが、失敗に終わった。」

例5

she loves her husband ➡ her love to her husband

It indicates her love to her husband.

「それは、彼女の夫への愛情を示しています。」

動詞+副詞を名詞化

動詞と副詞の組み合わせを名詞化して、主語や補語、目的語として使用します。

例1

she resigned suddenly ➡ Her sudden resignation

Her sudden resignation surprises everyone.

「彼女が突然やめたので皆驚いた。」

例2

The enemy completely destroyed the city ➡ the enemy’s complete destruction of the city

The enemy’s complete destruction of the city devastated the country.

「敵がその都市を崩壊したので、その国は壊滅的打撃を受けた。」

例3

Ken slowly opened the door ➡ Ken’s slow opening of the door

Ken’s slow opening of the door didn’t wake his roommate up.

「ケンはドアをゆっくり開けたので、ルームメイトを起こさなくて済んだ。」

動詞+形容詞を名詞化

動詞と形容詞の組み合わせを名詞化して、主語や補語、目的語に使用します。

例1

it rained heavily ➡ Heavy rain

Heavy rain prevents us from leaving.

「激しい雨のため、出発することができなかった。」

例2

I was absent from work ➡ my absence from work

I apologize for my absence from work.

「会社をお休みしたことを謝ります。」

例3

My brother was rude to you ➡ my brother’s rudeness to you

I deeply regret for my brother’s rudeness to you.

「私の弟が失礼なことをしてしまい、深くお詫び申し上げます。」

動詞+人を表す接尾語を名詞化

“early riser” や”good communicator”など、動詞と人を合わせた表現も覚えておくと便利です。

例1

rise early ➡ early riser

He is an early riser.

「彼は早起きだ。」

例2

She communicates well ➡ good communicator

She is a good communicator.

「彼女は話し合いの上手な人です。」

その他の便利な表現
  • good cook(料理がうまい人)
  • frequent visitor(よく旅行する人)
  • deep sleeper(眠りが深い人)
  • big eater(よく食べる人)

名詞構文 練習問題

名詞構文の練習問題を用意しました。どの部分が名詞化されているかに注目して取り組んでみてください。

Q.1. 駅長は列車の到着をアナウンスした。

A. The station manager announced the arrival of the train.

Q.2. 私は彼女の突然の死にショックを受けた。

A. I was shocked by her sudden death.

Q.3. ベルは電話を発明 したことで知られている。

A. Bell is known for his invention of the telephone.

Q.4. ダンはフランス語が素晴らしくうまい。

A. Dan is an excellent French speaker

Q.5. 彼女は子供が繰り返し学校を欠席することを心配している。

A. She is worried about her child’s repeated absences from school.

Q.6. ジェニファーは学ぶのが早い。

A. Jenifer is a quick learner.  

まとめ

名詞構文を使用することで、簡潔で情報量の多い文章を作ることができるほか、文体をフォーマルな印象にでき、アカデミックのエッセイには欠かせないテクニックと言えます。
この記事で紹介した方法を用いることで、名詞構文を作成することができます。
エッセイのアウトラインを考える時に、ぜひ一緒に名詞構文を考えて、即スコアアップにつなげましょう。

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