IELTSリスニング対策 パート1

IELTSリスニングパート1の徹底攻略法

IELTSリスニングPart1は、4つあるパートの中で一番難易度が易しいと言われています。
IELTS特有のトリックを使って、言い方を変えたりと受験者を惑わすような問題を出してくることがよくあります。しかし、これらのトリックに注意しながら解いていけばパート1で全問正解も十分に目指せるので、ここではなるべく点数を落とさないように徹底的に対策しましょう。
パート1を全問正解に近い状態で持っていけば、あとのパートが楽ですし、気持ちに余裕が出ます。最初の大事なパートですので、点数を落とさないコツを習得しましょう。

パート1:数字問題

IELTSリスニングのPart1では、数字を答えとする問題が高確率で出題されます。
例えば、よくあるのが年齢・通貨・日付・電話番号・予約、カード番号などです。これらの内容が会話の中で話されますが、同じ数字でも何通りか読み方があり、数字によっては発音も似ているものがあるためややこしく、聞き慣れていないと解答に迷ってしまうことも少なくありません。
数字を英語で聞き取れたとしても慣れていないと、とっさにアラビア数字に変換するのは意外と難しいものです。下記の音声で何度も繰り返し聞いて数字に強くなる練習をしましょう。

0(オー)

必ずしも0を「ゼロ」と発音することはなく、イギリス英語で「オー」と読みます。
電話番号やカード番号といった比較的長い数字の時に「ゼロ」を「オー」と発音することが多いです。
例えば、
820-1389 「eight two oh – one three eight nine」
このように「ゼロ」ではなく、「オー」と言い換えられるケースが多々あります。

三桁以上の数字

“1200” の読み方は、「one thousand two hundred」と「twelve hundred」の2通りあります。
そして、年を表す時はほとんどの場合、真ん中で区切る読み方をします。

例】1990年「nineteen ninety」

2020年の場合は、「two thousand and twenty」または「twenty twenty」と読みます。

0が2回続く場合

562-0086のように0が続く場合は、「ダブル オー」と発音されます。
「five six two – double oh eight six」

どういう読み方をされるかは、実際に音声を聞いてみないと分からないので、様々なバリエーションがあるという事だけでも知っておくと、本番に迷うことはないでしょう。

発音が似ている数字

16(sixteen)と60(sixty)といった数字の中でも似ている発音があります。
ストレス(強く発音するところ)の位置が異なりますので、聞き分けができるように練習しましょう。
sixteenはteenにストレスを置き、sixtyはsixを強く発音します。
また、sixteenは「ティーン」、sixtyは「ティ」の発音に近いので、ここの部分でも聞き分けることができます。

特に15(fifteen)と50(fifty)が最も聞き分けが難しいといわれているため、注意しながら聞きましょう。

パート1:固有名詞

パート1の特徴として固有名詞が良く出題されます。もちろん固有名詞ですので単語は大文字から始まります。大体の場合はスペルを言ってくれるのでしっかりと聞き逃さないように練習していきましょう。英国圏ではビルや道路にも名前が付いていますのでもちろん固有名詞扱いになります。その他、駅の名前、会社の名前、人の名前、建物や部屋の名前などが頻繁に出題されます。

例えば、

conference room
1.  ……Tesla…room for talks

2.  Name of agent
Becky 1.…Jamison

3 .Insurance company
Crawley... Life Insurance

どれもスペルを言ってくれますが、スペルだけを頼りにすると、聞き間違える場合があるので発音を聞いてまずスペルを想像することが大事です。なぜならブリティッシュのスペルの発音が聞き取りずらいことがあるからです。

例えば、”ジェイムソン” と聞こえたら大体のスペルは「Jamison」もしくは「Jamieson」になります。
それからスペルを聞いてどちらを指しているのか、はっきりわかるという流れになります。

パート1:ONE WORD OR/AND A NUMBERの定義

IELTSリスニングのPart1では始めに空欄を埋める要約問題が出てきます。
この要約問題で「Write ONE WORD AND/OR A NUMBER for each answer」と書いてあると注意しましょう。
この”ONE WORD”と “A NUMBER”を理解していない受験者の方が多く見られます。
“ONE WORD“とは「一語」という意味ですが、IELTSの場合、必ずしも一語というわけではなく、「一つの単語のかたまり」、「一つの数字のかたまり」、またはどちらも一緒に解答として使っても正解になります。

例: How long are you going to stay in Japan?
① ten
➁10
➂10 days
上記①~③の解答はどれも正解となります。

ですが、穴埋めとなると求められる解答が変わってきますので、空欄の前後の文や単語をよく読み、どう解答すればよいのか見分ける必要があります。
例えば上の例でいうと、

staying for ………… in Japan

と空欄があった時、答えは 10 daysになります。意外とここでひっかかる人は多いです。
これは空欄の後に”days”が書いていないため、文章を完成させる意味で数字だけではなく”days” を書く必要があるからです。ですので、空欄の前後の単語は確認するようにしましょう。この場合”days”を書いていないと不正解になります。

また、「A NUMBER」の意味を誤解される方もいます。
numberの前にaが付いていることから、「一つの数字」と勘違いするかもしれませんが、ここでは完全な数字、つまり数字の”まとまり”という意味になります。
“5” でも “135” でもひとつのまとまりとするならば、 ”A NUMBER” になりますので数字が何個入っても問題ありません。

そして、もう一点注意しなければならないのが、「ONE WORD AND/OR ONE NUMBER」ですので、単語を二つ書いたり数字を二回書いたりすることはできません。
例えば、解答が「October 10」の場合、「10/10」のように解答すると不正解になります。
2語書く場合は必ず単語と数字の組み合わせになることを覚えておきましょう。
特に要約の穴埋め問題は、前後の単語をよく読むことが大事です。

IELTSリスニング対策パート1 まとめ

IELTSリスニングPart1は全4つのパートの中で一番易しいと言われています。
一番難易度が低いからこそここで点数は落とさないように、数字、固有名詞、One word and/or number の組み合わせの多いパート1はしっかりとした対策で全問正解を目指しましょう。
ひっかけ問題はここのパート1でもありますので、聞こえたものを解答するのでなく、前後関係の内容から当てはまるものを入れましょう。

IELTS総合対策なら

MAEのオンライン講座

「試験対策のエキスパート」MAEのオンライン講座

  • Writingは添削形式で、Speakingは実戦形式でよく学べる
  • 回数制でお得
  • 短期でも長期でもフレキシブルに対応

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!