IELTSライティング対策|アイデアが思いつかない時の対処法

IELTSライティングのタスク2では、アイデアを出すことに時間を費やしてしまう方が多いです。

書き出す前に時間を使ってしまうので、時間が足りなくなり、解答を終えられないケースもあります

この記事では、時間短縮にもつながるアイデアだしのコツを紹介します。

目次

IELTSライティングのアイデアを出すコツ

IELTSライティングのタスク2で高得点を取るには、ユニークな考え方は必要ありません。

一般的なアイデアを、しっかりと事実でバックアップすることが大切です。

タスク2の出題トピック

最近のタスク2の出題トピックは、アカデミック・ジェネラルモジュールとも、社会問題についてが多いです。

注目されている社会問題について知識があると、関連付けて考えやすく、アイデアが浮かびやすくなります。

ニュースなどで情報を集める

IELTSの課題は、イギリス、オーストラリア、米国、カナダなどで現行している、もしくは慣習的な社会問題を多く取り上げています。

世界的な社会問題の情報を収集するために、買い芸ニュースなどで情報を集めることがおすすめです。

国内ニュースでは、情報が少なかったり、日本だけに当てはまることも多くなるので、気を付けましょう。

IELTS ライティングのアイデアを考える手順

ここでは、 実際に例題を用いて、テーマに関するアイデアや表現、topic 別単語について考えていきます。

例題

トピック:Advertisement(広告)

Some people say that advertising is extremely successful at persuading us to buy things. Other people think that advertising is so common that we no longer pay attention to it.

Discuss both these views and give your opinion. 

IELTS Academic Task 2からの抜粋

①最近の社会現象に結び付けて考える(出題の背景を考える)

この問題が出題された背景として、以下のような社会現象が考えられます。

  1. Google広告に加え、Instagramなどのソーシャルネットワークでの広告が、マーケティング戦略の主流となった
  2. いつでもどこでも広告を見かけるようになり、消費者としてはうんざりする

この問題では、これらを背景として「最近の広告は人々の注意を引き、物やサービスを買わせることに非常に効果的であるかどうか」を聞かれています。

ライティングの課題では、コロナ(covid 19) に関連づけて説明する必要はありません。特別な異常事態を想定せず、普段の現代社会で起こりうる傾向を言及するようにしましょう。

②賛成・反対意見を考える

ライティングのアイデアを出す際は、賛成と反対の両方の意見を考えるようにしましょう。

直感的に選んだ立場でエッセイを考えても、アイデアが行き詰まってしまうこともよくあります。

アイデアを書き出すときは、自分が支持する意見のキーワードを英単語で記載しておきましょう。

実際のエッセイライティングの際に、要点を見失いにくくなります。

FOR ー 賛成意見を考える

広告は非常に有効である例

  • テクノロジ―の発達により、魅力的かつ洗練されたインパクトのある 広告(動画、イメージを含む)を作ることができる
  • クッキーなどのブラウザトラック機能を使い、消費者の興味のある商品や購入履歴の商品がわかる
  • 人々の目につく場所に広告を配置することができる
  • 広告をスキップすることができない
  • 心理的効果を取り入れた広告を巧みに使用している
  • 「STALKER ADS」とも言われるようにチェックした商品がどのページを開けても追従してくる
  • 紙媒体とは異なり、手軽にそして自身のタイミングで広告を出すことができる

AGAINST ー 反対意見を考える

広告はどこにでもありすぎて消費者は気にしない例

  • あまりに多くの広告が出てくるので、何を見たかすぐに忘れてしまう
  • ポップアップブロッカーや、クッキーを消去する、自動再生にしないなど、消費者側がなるべく広告を表示しないようにすることができる
  • 消費者は、会社がお金を払って広告枠を買っているという認識が広まり、頻繁に出てくる広告が決していい商品ではないこと知っている
  • いかに広告でありふれているとしても、広告をみて買う人が少なくなった
    →逆に顧客のフィードバックなどに影響されて購入する人が多い
  • 何かをしている最中に広告が出てくるので「うざい」と思うことが多くなった

③最近の広告に関わる英語のニュースを抜粋する

英語の新聞記事や、ニュースサイトで使われている表現は、エッセイライティングに非常に役立ちます。

  • advertising is often for products and services that consumers are not really looking for
  • a lot of advertisements can create artificial buying desire  
  • because of the image of power, success and glamour  associate with products and services, people often buy them
  • children are easily influenced by adverts and attractive images
  • the ultimate purpose of advertising is to persuade people to buy things
  • adverts help people save money by letting them know about bargains and sales.
  • people today can compare different brands and features easily
  • busy life style can make people more rely on advertising to learn about new products. 
  • advertisements about environmental impact of products can give a good impression on consumers. 

④TOPIC別単語を考える

テーマに合う英単語を書き出してみましょう。

下記はさまざまな広告の影響についての記事でよく使われている用語です。

  • persuasive ads/adverts/advertising
  • behavioral advertisements
  • targeted ads 
  • stalker ads 
  • stimulate consumer’s buying desire
  • psychological effect
  • celebrity endorsement
  • traditional marketing strategy
  • multiple ads  for different social groups
  • social network ads (Instagram/Facebook etc.) 
  • Media exposure 
  • showcase 
  • informed decision
  • artificial wants

⑤書きやすいアイデアをピックアップして書く

エッセイでは、1つのボディーで記述するアイデアを1つか2つに絞って書くことが大切です。

3つ以上のアイデアに触れてしまうと、1番重要な内容が分かりづらくなり、説明不足にもなってしまいます。

必ずアイデアを絞って、その詳細と例を入れて掘り下げて書くことを心がけましょう。

タスク2で求められる250文字のエッセイは、実はそこまで長い文章ではありません。簡潔に短く記述することを意識しましょう。

まとめ

IELTSライティングでアイデアを練る時は、必ず最近の社会情勢を考え、事実や最近使われている関連用語を入れるようにしましょう。社会問題に疎い場合は、世界ニュースをいつもチェックする、IELTSの頻繁ライティングの例題を見るなどして、自分なりの考えを持つように意識しましょう。アイデアが複数ある場合は、1つか2つに絞り、掘り下げて記述することが大切です。

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