IELTSスピーキングネタ【思いつかない時の対処法】

IELTS スピーキングでネタ探しに困ったら?

日本語でも考えた事のない質問の答えを英語で言うのは至難の業です。ですが、日本語でもなんと答えていいか分からない問題がIELTSのスピーキングではよく出題されます。すぐに回答が思いつかない事も多々ありますよね。

その時は “I don’t  know, I have never thought about it “(わからないです。そんなこと考えたこともないです。)と、
はっきり言いましょう。
”I don’t know”の答えが直接減点にはつながりません。こちら実証済み

しかしその後、質問されたことについて何かしら答えなければなりません。“but, I think (guess) ……………..” と考えられうるアイデアをとにかく口にしましょう。

まず、IELTSのスピーキングでは、パート1で質問されるような日常的な話題からコミュニケーション能力を測られます。何気ない質問からどれくらい会話を弾ませられるかという側面で、コミュニケーション能力を測ろうとしているのです。したがって、「特にありません」と回答してしまったり、「読書です」と短いセンテンスで回答を終わらせてしまうと会話が弾みにくいため、コミュニケーション能力に欠けると評価され、点数にはつながりません。そのため、質問には何かしら答えて、理由や具体例を付けることが求められます。

IELTSのスピーキングでは、以下の3点を特に意識すると、会話のネタに困ることが少なくなります。

1. 些細な事でも具体的に話すことを意識しましょう!

休日の過ごし方を聞かれて「特に何もしません」と答えるよりも、特に何もしなくても「寝ていたり、ボーッと過ごしていたり、テレビを見て一日が終わってしまった」と言いましょう。日本人はどうでもいいことを正直に答えることを控える傾向がありますが、IELTSの試験の時だけでも、どうでもいいことと思えることでも正直に言う!という主義に徹底しましょう。

【例】I usually don’t do anything on weekends, I sleep in until around 10, I eat breakfast and usually watch TV in the afternoon. I sometimes go out for shopping, but usually stay at home, just relaxing all day.

(週末はたいてい何もしません。大体10時ごろまで寝ています。それから朝食を食べて、午後はテレビを見ます。時々買い物に出かけますが、たいてい家でゆっくりしています。)

立派な答えになっていますね。「思いつかない」という発想から、「正直に言う」という発想に変えていきましょう。

2. 願望を話しましょう!

スピーキングの2つ目のコツは、答えが見つからない場合に、理想や今後の希望に話題をすり替えることです。これも立派なコミュニケーション能力です。
例えば、休日は何もしていないという場合でも、自分の理想の過ごし方や希望、将来の事へ話を持っていきます。希望や願望については、詳しい事まで話す必要はありません。

【例】I don’t do anything on weekends, but I always want to spend my time meaningfully, not just wasting my weekends. I am thinking about learning painting skills, so I will probably start taking the class on weekends. 

(週末は何もしません。でも、いつも時間を無駄にするのではなく有効に使いたいと思っています。例えば絵を描くことを学んだりしたので週末に学校に行くことを考えています。)

3. 得意な話題につなげていきましょう!

話すネタに困った時、3つ目のコツは、自分の得意な話題につなげる形で話すことです。この場合、何個かベーシックな話題(具体的なネタについては下記の例題を参照)についてしっかり意見が言えるようにしておくことが前提となりますが、自分の得意な話題につなげていけるので、自信をもって話すことができ、高得点につながります。以下は、休日の過ごし方の例です。

【例】I do not know really, but  I can do what I like to do all day.  (As I said,) I like watching movies on Netflix. I usually watch three or four movies in a row. My favorite genre is action films. 

(なんて答えていいか分からないですが、一日中、自分のやりたいことができます。ネットフリックを見たりするのが好きだし、3つもしくは4つの英語を立て続けに見ます。アクションムービーが好きです。)

スピーキングで話すネタが思いつかない場合には、「アイデアが思いつかない!」とはっきりと正直に断言しても大丈夫。でもその後が大事。3つのどれかで話を続けていきましょう。以下を意識して会話を続けられるようにしましょう。

① どうでもいい些細な事を正直に言う
② 自分の願望について話す
③ 自分の好きな話題につなげる

思いつかない時は上記のように対処すれば何とかなりそうです。とっさに思い付いた嘘をつくことだけはやめましょう。その理由について以下でお話していきます。

IELTS スピーキングでの注意点

嘘をつくべきか?

生徒様から「スピーキングの答えは嘘でもいいですよね?」とよく聞かれます。
嘘でもいいですが、そもそも嘘を思いつくのが難しいですよね。また、嘘だと具体的に話すことが非常に難しくなります。話を具体化できないのに、その嘘を指摘するかのように、その話題についてパート3でしつこく聞かれることになってしまい、自分の首を絞めることになりかねません。

嘘をついてはいけないなんていうことは採点基準にはもちろん含まれていません。しかし、嘘がばれるような回答になってしまったらどうでしょうか?試験官も人間です。 そこで無意識的に減点されかねませんので、嘘をつく際はしっかりとした筋の通った嘘でないといけなくなります。それでは逆にとても難しいことを聞かれているように思います。

のちのちの質問のことを考慮しても、嘘をつく方が難しいと理解しておきましょう。スピーキングでは嘘をつく必要性はなく、正直に答えればいいのです。聞かれているケースがない場合でも、上記のように自分の希望につなげたり、話を自分の好きな方向に転換したりできます。

話を転換する例

Q) What is your favorite book? (好きな本は何?)

A) I don’t read books, so I cannot tell you my favorite book. But I watch YouTube or other social media. I like funny ones, so i enjoy watching for hours.

(私は本は読まないので好きな本はありません。でもソーシャルメディアや YouTube などは見ます。特に私は面白いのが好きで何時間も見てしまいます。)

まとめ

解答がとっさに思いつかない場合の対処法として以下の3点を話すようにして何とかつなげていきましょう。

どうでもいい些細な事を正直に言う
自分の願望について話す


難しい事を言う必要もありません。アカデミックワードを使っていなかったり、多少の文法の間違いなどは気にせず、自分の正直な意見を言うことができれば高得点がとれます。嘘をつく必要もありません。内容やアイデアが重要なのではなく、コミュニケーション能力が問われますので、無言にはならず話していくようにしましょう。

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