IELTS スピーキングパート2┃メモの取り方と答え方

IELTSスピーキングのパート2では、「Topicカード」が提示され、そのトピックについて、1分間の準備時間の後、2分間スピーチをすることが要求されます。この記事では、パート2の出題傾向と、その対策について紹介します。

目次

IELTSスピーキングパート2の対策

パート2の対策として、最も重要なことは、 2分ギリギリまで自発的に詳細を話す、ということです。

試験官は時間を計測しており、スピーチが1分30秒ぐらいで終わると、もっと話すように求められ、反対に、2分10秒を超えると、スピーチを止められる可能性が高いです。

パート2対策を行う際は、2分という感覚に慣れるために、時間を図って練習しましょう

パート2の頻出トピック

パート2では、2分間、ギリギリまでスピーチをする必要があるので、予め課題を知っておくことが非常に重要です。

トピックは多岐にわたりますが、その中でも、以下のトピックが頻出するとされています。

  • 芸術
  • コミュニケーション
  • 家族、友達
  • 趣味
  • ニュース
  • スポーツ
  • 旅行
  • インターネット

実際のテストを受けるまで、どのトピックが出題されるかはわからないので、事前に複数のトピックに対して、解答できるよう準備をしておきましょう。

TOPICカードの見方

TOPICカードのサンプルと、その見方を紹介します。

Describe a useful website …①

You should say:      …➁
⋆What it is
⋆How often you visit it
⋆What kind of site it is
⋆What kind of information it offers

and explain why you think it is useful.  …③

①メイントピック

スピーチのトピックが記載されています。

②ガイドライン

トピックに対する質問が記載されています。
全ての質問に解答する必要はありませんので、質問内容を参考にして、解答の指針にできます。

③意見の根拠

ガイドラインの解答に対する根拠を求められています。

1分間の準備時間で、メモを取ることもできます。カードが渡されたら、落ち着いて、トピックとガイドラインを確認し、解答の方向性と、2分間でどのように肉付けするかを考えましょう。

解答の構成とテンプレート

パート2の解答でおすすめの

メモを取る項目

TOPICカードを渡されてから、1分間の準備時間が与えられ、メモを取ることができます。この時に、時間を有効に活用し、スコアアップにつながるメモの取り方を紹介します。

解答のテーマに時間をかけすぎない

2分間のスピーチを行うにあたり、重要になるのは、「解答のテーマ」ではなく、「テーマを肉付けする話題」です。

解答のテーマに正解・不正解はありませんので、話しやすい話題が浮かんだら、肉付けとなる話題を考えることに時間を割きましょう。

「5W1H」の法則を活用する

「5W1H」を活用することで、解答の指針になり、情報を分かりやすく整理しながら、正しく伝えることができます。

解答に対して、「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」を説明することで、スコアアップにもつながるので、必ず言及しましょう。

メモの取り方

解答時に、自分のメモを見ながらスピーチをしても、減点にはなりません。メモは、英語でも日本語でも問題ありませんが、自分が見て瞬時に解答ができるようにしておきましょう。

【メモの取り方の例】

アマゾン
ポピュラー、本屋さんから、大きい、何でも
週1
送料X
サプリを買った
便利(クレジット、履歴)
洋服X
アマゾン以外のサイト期待

このように、箇条書きにすることで、話題に詰まった時にメモを参考にしやすくなります。

以下の記事で、パート2の例題と解答例も紹介しているので、参考にしてください。

スピーチの解答

スピーチの始め方

解答の時間が来たら、スピーチが始まります。スピーチの始めは、以下のフレーズが便利に使えます。

  • I’d like to talk about…
  • I am going to talk about…

この表現を使うことで、問題文と同じ言葉を繰り返さずに、詳細に言い換えることができます。

I’d like to talk about a website I found useful.

I am going to talk about a website I like to visit.
I‘d like to talk about amazon website I visit so often.

話題の展開

スピーチのテーマを解答した後は、以下のストラテジーに従い、内容を展開していきましょう。

トピックを発展させるストラテジー
  1. イントロ
  2. 過去の出来事、考えやバックグラウンド情報
  3. 詳細/自分の経験やエピソード
  4. 自分の意見
  5. まとめと将来の予測

このように、ストラテジーに沿ってスピーチを構成すると、途中で話題に困ることが少なくなります。

TOPICカードのガイドラインに沿った解答

解答の際に、TOPICカードのガイドラインに沿って解答することも可能です。この時、解答の順番は関係ありません。

ガイドラインの答えだけを言及すると、スピーチが2分続かないことがよくあります。具体例や、過去の具体的なエピソードなど、「答え+α」を併せて解答するよう、意識しましょう

解答例

I would like to talk about a website I found useful. (イントロ)
The website is amazon.com. It used to be an online book store. (バックグラウンド情報)
As we increasingly buy everything online, the company has started selling almost everything on its site.  Now it become a world biggest online retailer.(ウェブサイトの詳細 / 自分の経験)
I buy electronics, books and office supplies virtually everything from the site, because I do not have time to go shopping and my orders usually arrive  in a couple of days free of charge. I also found it very useful because it shows my past orders and suggests possible items I might be interested in and saves my credit card info for easy pay. Online shopping is such a convenient that I sometimes use so much without thinking about my budget. However, I do not buy clothes online, because the size and color are often not as it described or seen on the screen. I try to avoid returning my orders (自分の意見).
Overall, the website is vey popular now and it provides us freedom of shopping, I mean, we can buy a variety of items from home appliance to cosmetics at one stop online.  I believe in the future, similar online shopping companies will compete with Amazon and we will have a greater variety of items and deals.  (将来の予想)

解答例のような、物事を発展させる話法は、実際のプレゼンをする時にも使われている、法則のようなものです。

【話の展開の法則】

  1. イントロ(聞かれていることの答え)
  2. Past (バックグランド情報や過去の詳細)
  3. Description (トピックスの詳細)
  4. Opinion (自分の意見)
  5. Future (まとめ+将来の予測)

これらの5つの項目を、忘れずに順番に話していく練習をしましょう。どのパートでも、このテンプレートをは非常に効果的です。

自分の回答は、できるだけレコーダーを使用し、録音するようにしましょう。時間ギリギリまで話せているか、構成は大丈夫か、話は分かりやすいか、など、フィードバックを行い、定着するまで何回も練習しましょう。

まとめ

IELTSスピーキングのパート2では、トピックを発展させる法則を使用し、1分30秒以上、2分10秒以内のスピーチができるよう、課題について話す練習をしましょう。
1分間の準備時間は、有効に使用し、話題を広げていくヒントになるよう、箇条書きでメモをしましょう。
練習を繰り返すことで、2分間がどれくらいなのか、感覚で分かるようになります。また、録音も行い、自分の音声をフィードバックすることも、スピーキング力の向上につながります。


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