IELTSリーディング┃問題形式別のコツと注意点

問題形式に慣れる必要性


IELTSのリーディングテストではさまざまなタイプの問題がありますが、アカデミック、ジェネラルともに形式が決まっているので、覚えてしまえば問題を詳しく読まなくても何を答えればいいか、どこに注意して読めばいいかが把握できるようになります。

リーディングは時間との闘いです。
設問を詳しく読まなくても、解き方や注意点を把握していれば、時間の短縮につながります。また内容がしっかりと理解できていなくても解くコツをしっていれば解答に導けるものもあるでしょう。

 問題形式の把握の詳細は別のブログページで紹介しています。

問題形式別のコツと注意点

空欄穴埋め問題(記述)

本文の一部を要約した文や、本文全体を要約したメモに空欄が設けられており、その空欄に適する語を本文から抜き出します。
解答は必ず本文中にある単語・表現となります。
自分で適する形に直したりせず、本文に記載のあるそのままの形で抜き出しましょう。
設問には、以下のような注意書きがあるので、必ず指示に従って抜き出すようにしましょう。

  • “Choose NO MORE THAN TWO WORDS from the text for each answer.”
    「本文から2語以内で答えを書きなさい。」
  • ONE WORD ONLY”
    「一語で答えなさい」

IELTSはリーディングに限らず、前後のキーワードのどれかが言いかえ表現になっているものが多くあります。
空欄には文法ルールに従って単語を入れる必要があります。
ほとんどの場合名詞が入りますが、形容詞や副詞の時もあるので、品詞を見極める必要があります。
名詞の場合は単数形か複数形かも重要となり、本文に複数形で記載があれば複数形のまま抜き出しましょう。
記述式のため、スペルも問われます。スペルミスには気を付けましょう。

内容一致問題(True/ False/ Not given 問題)

本文中に書かれている情報について、”Yes / No / Not Given”、または “True / False / Not Given” で答えます。
“Yes”, “True” はその内容が合っている/正しい場合に選びます。
“No”, “False” は、本文に設問の一部について記載はあるが、内容が異なっている場合に選びます。
“Not given” は、関連する情報が本文中に書いていない、その情報が合っているか、間違っているか判断できない場合に使用します。

“No” か”Not given” 選択に迷う方が多いので、
“No”は明らかに情報が間違っている
情報が無い場合は “Not given” 
と答えるというルールを覚えておきましょう。

段落マッチング問題


本文の段落別にA,B,C,Dとアルファベットが振られています。
これは、設問の内容と本文の段落をマッチングさせる問題です。
質問文を先に読んでその内容が書いてあるものを本文に戻って探す方が時間の節約になります。
本文の段落別にタイトルが付いていることもあるので、その場合は与えられているタイトルから内容を推測することもあります。

タイトルマッチング問題

各段落の要約もしくはタイトルとして正しい選択肢を選ぶ問題で、ほとんどの場合は、セクション3に設問されています。
段落の大意を把握することが必要ですので、一つひとつの単語にとらわれず、大まかな意味を取ることが大事。
段落ではトピックセンテンス(段落の最初の文章)と最後の文には必ず注目すること。
そこから内容が把握できることがあります。

図表完成問題

パッセージに関連した図表の空所を埋める問題です。
図表の種類は、表やフローチャート、イラストなどいろいろなものがあります。
ひとつの段落から適語を抜き出すことが多いですが、2, 3個異なる段落にまたがる場合もあります。
ONE WORD ONLY もしくはNO MORE THAN TWO WORDSという指示があります。
順番通りに解答する場合がほとんどですが、たまに前後することもあるので注意しましょう。

四択問題

設問が質問文の場合は適切な答えを選びます。その他、設問が文章の前半部分である場合もあります(文章完成問題)。この場合は、後半部分(下記の例題のように THAT 節の後ろ)として適切と思われるものを4つの選択肢から選びます設問は本文の内容の順番に並べられています。

複数解答を選ぶ多肢選択問題

「何かについて2つず選べ」という指示の設問で、適切な答えを記号で選びます。
問題文を読み「何について聞かれているのか?」を把握し、本文から該当箇所を探します。

ここで注意したいのは、同じ段落に必ずしも2つの解答が見つけられるとは限らないことです。
ある一定の項目に関して述べている場合は、同じ段落または段落がまたがっている場合が多く見られます。逆に、全体の主旨を聞かれている場合は、同じ段落に2つの解答が存在しないことがほとんどです。
また言い換え表現が多く使用されているので、内容が一致する言い換え箇所を探すことも大事です。

詳しい問題形式の把握と解き方については下記のブログページを参照してください。

まとめ

IELTSリーディングの問題形式を把握して、解き方のコツを学びましょう。問題別の注意点に気を付けることで、内容がしっかり把握できていなくても解ける問題が多くなり、スコアアップにつながります。

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