IELTSリスニング: 先読みのコツ

IELTSのリスニングでは、 音声は一度しか流れないため、「設問を前もって読む」=先読みが点数を左右する最重要スキルになります。

リスニングの音声が始まる前に、最低でも20秒ほどの時間をくれます。下記の音声が流れます

“First, you have some time to look at questions 1 to 4”

たとえ、リスニング力のある方でも、予測をしないと遅れをとってしまい、その遅れを最後まで引きずってしまう可能性もあり、スコアを落としてしまう要因になりかねません。

先読み技術は、 リスニングでスコアアップするための大事なスキル!
ここでは、実際の試験で使える、速攻試せる先読み方法をお伝えします。

先読みの目的を正しく理解しよう!

「先読みとは、いったい何?」「どういう風に役立つの?」

先読みとはこれから何が話されるのか予測する準備のことを指します。

先読みの目的は3つ

  1. 何を聴くべきか明確にする(キーワード特定)
  2. 言い換え表現を推測する(パラフレーズ予測)
  3. 音声のストーリーを頭に描く(状況理解)

これができると、
「音声においていかれる」というリスニング最大の失敗を防ぐことができます。

先読みで絶対にチェックすべき “3要素”

1.キーワードを見つける

設問のキーワードを見つけます。設問や穴埋めの文章を読んで、予測しましょう。
キーワードは以下の項目が多くでます。

  • 価格
  • 場所
  • 理由
  • メリット
  • デメリット
  • スケジュール

特にセクション1では、数字・日付・名前・住所などがキーワードになります。

2. 文法から“品詞や言葉の種類”を推測

穴埋めの場合は、空欄の中の品詞や種類(数、場所、時間)をあるていど推測することができます。
例えば、下記をご覧ください。

  • 空欄の前後を見る

    The main reason for the delay is ______.
    → 答えは「名詞」
  • at least ____ years
    → 「数字」
  • They will meet at ______.
    → 「場所」

これだけで音声のどの範囲を聴けばよいかが明確になり、選択の幅をグーンと狭めることができます。集中する箇所も特定できそうです。

3. パラフレーズ(言い換え)の候補を頭に置いておく

IELTSは、音声と設問は、完全に同じ単語をほぼ使いません。つまりパラフレーズされていることのほうがほとんどです。
下記の例は頻繁に使用されます。

例)
“advantage” → “benefit”
“problem” → “issue”
“cheap” → “affordable”
“increase” → “go up / rise”

この「言い換え推測」が音声の理解スピードに直結します。

本番にそのまま使える!先読み手順

タイムラインの理解

各セクションの前に 20秒〜40秒の先読み時間が与えられます。設問の数が多いほど時間を与えてくれます。
つまり、セクション1が一番短く、セクション4が長いです。

ここでやることは以下の通り:

🔸 Step 1:各設問のキーワードに線を引く

名詞を中心にハイライトしましょう。

  • price of the ticket
  • reason for the delay
  • open on which day
  • advantages of this method

🔸 Step 2:答えの種類を判断

これを判断するとオーディオを聞きながら、瞬間にアンテナが立つようになり聞き逃しがなくなります。

  • 名詞?
  • 人名?
  • 数字?
  • 場所?
  • 形容詞?
  • 電話番号?

🔸 Step 3:言い換え候補を頭の中で想定

IELTSでは、設問に使われている単語が音声では言い換えられていることがほとんどです。言い換え表現がすぐ頭に浮かべはフォーカスするところが分かります。

例:
設問「What are the benefits?」
→ 音声では advantages / positives / good points の可能性大

🔸 Step 4:質問の“流れ”を予測(ストーリー化する)

例えば、大学ツアーの案内などの話の流れは聞きながら予測していきましょう。

流れ
集合場所
流れ
時間
流れ
注意事項
流れ
料金など

IELTSは 設問順に話されるので、流れを把握すれば理解が追いつきます。

セクション別の先読み戦略

🔹 SECTION 1:日常会話の穴埋め(難易度:低)

セクション1は、2人が電話で話したり、お店や施設で会話したりする“日常会話。
トピックは以下のとおり。

  • ホテルの予約
  • イベントの申し込み
  • コースの登録
  • チケットの購入
  • 部屋のレンタル

💡穴埋め問題が多く、数字・日付・名前・住所・電話番号が入ることが多い
日常の会話なので難しい単語が少ない反面、細かい情報(数字や名前)が聞かれます。

🔹 SECTION 2:モノローグ & 説明

SECTION 2は、1人が説明するアナウンス・ガイドツアー・プレゼンが多いパートです。
トピックは、以下の通りで情報が整理されて話されるのがポイント。

  • 博物館ツアーの説明
  • 公園の案内
  • イベントの説明
  • キャンパス紹介

💡場所・特徴・手順などが聞かれることが多い。最近では2つ正解を選ぶ選択問題が多く出題されています。

① 場所(Where?)

  • 会場はどこ?
  • チケット売り場はどこ?
  • 入口はどこ?

    地図問題が出るのも SECTION 2 の定番。

② 特徴(What?)

  • 公園には何がある?
  • 博物館の展示の特徴は?
  • このサービスのメリットは?

    何が「ありますか?」「メリットは何ですか」「新しい施設は何?」と問われます。

③ 手順(How?)

  • ツアーの順番
  • イベントの流れ
  • 会場までの行き方

    年代ごとに行われた事柄を順序良く並べるなどの順番問題が多い。

地図問題が出るのも SECTION 2の定番。
※地図問題が出た場合は以下の方角を確認しましょう。

  • North / South / East / West
  • next to / opposite / across from

図の先読み時には、地形の把握が最重要です。

🔹 SECTION 3:2-3人のディスカッション

SECTION 3 は、学生同士または学生+教授がディスカッションする場面です。
トピックは以下のとおり

  • プロジェクトの相談
  • 実験の計画
  • 課題のレビュー
  • グループワークの打ち合わせ

💡“意見のやり取り” が中心なので、先読み時に 「誰の(または両生徒の)意見か」「理由を問う問題か」 を理解しましょう。

① 意見(agree / disagree / prefer)
② 理由(because / the reason is / due to)
③ 比較(AよりBがいい)

★つまり…
設問に「Why(理由)」がある
→ これから「反対の理由」が説明される

設問に「student(誰)」がある
→ どちらの学生の発言かに注目する

設問に「disagree(反対)」がある
→ “I don’t think…” が来たら 答えが近いと考えよう!

➡ 例題を見てみましょう!

音声

教授:“Shall we hold the presentation on Friday?”

学生A:“I don’t think Friday is a good idea because many students have exams.”

設問:

Why does the student disagree with having the presentation on Friday?

答えはお分かりですね。たくさんの生徒が試験があるからです。

SECTION 3 の 「合図の言葉」を覚える

◆ 反対(disagree)
  • I don’t think so
  • I’m not sure about that
  • I don’t agree
  • I doubt that
  • That might not work
◆ 賛成(agree)
  • I agree
  • That sounds good
  • I think that’s right
◆ 比較(better / worse)
  • It’s better if we…
  • A is more effective than B
◆ 理由(because)
  • Because
  • The reason is
  • Due to
  • That’s why

🔹 SECTION 4:講義(学術系)

SECTION 4は大学の講義(レクチャー) です。モノローグで穴埋め問題が多いパートです。
特徴としては、

  • 学術的(アカデミック)
  • 専門用語が多い
  • スピードが速い
  • 高度な言い換えが多い

専門用語のパラフレーズを聞きのがないようにしましょう。
(例)
“plants” → “vegetation”
“animals” → “fauna”
“chance” → “probability” “opporunity”

💡先読みで「学術系統の語彙」を予想しておくとよいでしょう。

✔ 設問の単語をチェック
✔ その言い換えを考える
✔ 言い換えが来たら答えだと判断する

(例)
The main problem was a lack of __.

オーディオ: “The major issue was the shortage of…”

書き換え予想

→ problem=issue
→ lack=shortage

上記のように設問の単語がそのまま聞こえてこないので、つい聞き逃しがちですが、言い換え表現を予測しておくと解きやすくなります。

自主学習でできる先読み練習方法

① 20秒ルール

20秒以内に

  • キーワードを3つ
  • 答えの種類を予測
  • パラフレーズ候補1個を瞬間的に出す練習

② オーディオなしで先読み練習

IELTS listening模擬問題を使って「音を流す前に設問だけ読む」トレーニングをしてみましょう。
音声を流さなくても 設問を見るだけで脳が鍛えられます。

③ パラフレーズ読み換え訓練

ひとつの名詞に同義語は最低でも3つほど瞬時に思い出せると良いでしょう。

♦ 実戦ミニドリル


以下の設問を見て、①キーワード ②答えの種類 ③予測パラフレーズ を答えてください。

  1. The main reason for the complaints was ______.
  2. The tour will start at ______.
  3. The course requires at least ______ students.

IELTSリスニング 先読みのコツ まとめ

IELTSリスニングでは、先読みは必須といえるほど大事なスキル。なぜか?

➡ ただ聞いているだけでは、聞き逃しが多くなるからです。「何に集中して、何を聞かなければならないのか?」がわかれば、オーディオに後れを取ることなく、正確な答えに導けることでしょう。

自分でできる先読みスキル上達法を試してみて、ただ聞くのではなく、「効果的に聞けるように」日々の練習に励みましょう。

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