ピアソンアカデミック英語テスト(PTE) とは!?

 PTE ・ IELTS・ TOEFLの違い 

概要

PTE は  Pearson という教育団体が提供する4技能英語能力判定テスト。Pearson Test of English (PTE)と言われます。
4つ技能を判定するテストという意味では IELTS や TOEFLibt と同様です。IELTS と大きく異なる点は、スピーキング。スピーキングはコンピューターに向かって話します。音読やセンテンスの復唱を求められるユニークなスピーキングセクションと言えます。

コンピューターでのテストということで TOEFL との違いが問われますが、簡潔に言うと、PTEはTOEFLiBTをシンプル化したバージョンです。しかし、TOEFLではライティングとスピーキングはAIが採点した後に採点官が採点する方式ですが、PTEは人を介することはなくAIがすべて採点します。受験料も安いですが、日本では会場が大阪と東京でしか行われないというデメリットもあります。

スコア換算表

PTEのスコアは10~90点満点。

PTETOEFLIELTS
85-90N/A8.5
841208.0
831197.5
821187.5
811177.5
80115-1167.0
751097.0
701027.0
6595-966.5
60896.5
55826.0
5074-756.0
4563-645.5
4048-515.5
PTE のホームページ資料から参照

PTEの特徴

  • 受験希望日の前日まで予約が可能 (late booking chargeが発生します)
  • イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでは移民申請に使用可能
  • 近年、受け入れ教育機関が増え、IELTS/TOEFLと同様に入学英語判定テストとして採用されている
  • 結果は2営業日にウェブ上で確認できる

試験時間とテストの構成

試験時間:2時間の試験時間で、スピーキング・ライティング(話し・書き)とリーディング(読み)、リスニング(聞く)の3つのパートから構成されています。コンピューターテストですのですべてパソコンで答える形式のテストです。

STEP
Part 1:スピーキングとライティング(一緒に実施される)

約54分から67分

STEP
Part 2:リーディング

約30分

STEP
Part 3:リスニング

約30分

スクロールできます
PTE アカデミックテスト試験時間内容
①スピーキング&ライティング54–67分・自己紹介
・音読
・センテンス
・図の説明
・講義の内容をレポート
・質問応答
・文の要約(ライティング)
・英作文(20分)
②リスニング約30分・四択問題
・多肢選択法(複数解答)
・段落の並べ替え
・穴埋め問題(選択式)
・四択問題
休憩10分オプショナル
③リーディング約30分・会話の要約
・多肢選択法(複数解答)
・穴埋め問題
・概要の選択
・四択問題
・穴埋め
・間違った語句の選択
・ディクテーション

詳しいテストフォーマットについては下記のリンク先を参照してください。
https://www.pearsonpte.com/pte-academic/test-format

受験料

 受験料:USD$225・日本円33750円 (日本円為替150円の場合)

試験会場

トロントでは IELTSと同様、定期的に実施されています。

日本では、IELTSが地方都市(札幌/仙台/埼玉/東京/横浜/長野/金沢/静岡/名古屋/京都/大阪/神戸/岡山/広島/福岡/熊本)でも受験できる一方、PTE Academic の受験開催地は大阪と東京のみとなっています。(2024年5月時点)

①東京:新宿Pearson Professional Centers
 住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-1-2 PMO西新宿 8F

②大阪:Pearson Professional Centers
 住所:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-8-17 大阪第一生命ビル12F

採点基準

採点基準:AI(Artificial intelligence) による採点

PTE Academicのスコアは10~90点スケールでの採点

スクロールできます
PTA36-4142-4950-5758-6473-7879-8283-8586-90
TOEFLibt35-4546-5960-7879-93102-109110-114115-117118-120
IELTS5.05.56.06.57.58.08.59.0

その他の特長

  • 早い:PTEアカデミックは、結果を通常5営業日以内にご確認いただけます。
  • 柔軟:テストセンターが世界中の250か所にあり、1年で360日試験を行っています。
  • 公平:試験は、正確で一貫した得点を全てコンピューターによって採点し、受験者のアクセントや環境などの傾向は採点基準として判断されません。
  • 安全:手のひらの静脈認証、ランダムなテスト、データのフォレンジクス調査によって、あなた自身のスコアであることを保証します。

参照元:Pearson ジャパンホームページより

特典

PTEのホームページからプラクティステストを購入することができるので、今の自分のlevelが分かりますが、有料ですのでご注意ください。($35.99 USD/2024年5月現在)

IELTSジェネラルと同様、移民にも使えるのがPTE Academic。しかし、対象国はニュージーランドやオーストラリアの移民のみとなっています。留学、大学進学のための目的であれば、IELTS/TOEFLibt よりも受け入れ機関が少ないですが、自分の志望する大学やカレッジが受け入れているかどうかもPTEのホームページから検索可能です。

カナダでも人気のカレッジ、ジョージブラウン、セネカカレッジ、ハンバーなどで受け入れられています。

PTEのポイント

リスニングはメモ取りのスキルが問われます。また、TOEFLの統合問題と同様、ライティングとリーディングの技能も同時に問われます。(スピーキングでもリーディング・リスニングの複合能力が問われます。)

リーディングの穴埋め問題はアカデミック語彙の選択となるので難しく、段落の並べ替え(トピックセンテンスはどれに当たるか。また話の展開を読んで、段落のまとめがどれに当たるかなど)などは英語の段落の構成をしっかりと把握していないと時間内に解けません。
決して易しいテストではないですが、試験対策をして傾向に慣れれば、3つのテストの中では短期間でいち早くスコアを伸ばすことは可能と言えます。ただ教材が豊富な IELTS やTOEFLに対して、対策用教材が少ないことが難点と言えるでしょう。

ライティングは採点基準はほぼ IELTS と同じ、難易度は TOEFLibt とほぼ一緒と思われますが、構成、文法などに気を付けていれば PTE の方が点数はとりやすいと言えます。

特にスピーキングはTOEFLに似ていますが、復唱やディクテーションなどのユニークかつイントネーションなど高度なスキルが問われるセクションがあるので試験対策は欠かせません。

PTE 申し込み方法

PTE Academicサイトからお申込みする必要があります。

①個人のアカウント作成する必要があるので、ホームページの右上のSign Inを選択してアカウントを作成
②アカウント作成後、設定したご自分のEmail Addressにいき、登録の確認メールが届いているか確認
④PTEアカデミックサイトに戻り、アカウントにログイン
⑤会場・日時を選択し「BOOK」
⑥確認画面にて会場・日時・金額を確認したらカード情報を入力して支払い完了します
⑧申し込みの確認メールが登録Emailに届きます

最後に

まずは有料のプラティステストをやってみてご自分の今の点数を見極めましょう。その時に自分に合っているテストかどうかもしっかり判断しましょう。PTEにするかTOEFLもしくはIELTSにするかお悩みの方はいつでもMAEにお問合せ下さい。

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