ONE SKILL RETAKE とは一体どういうシステム?
このシステムは2023年の後半頃に取り入れられましたが、受験者にとっては嬉しいシステムです。
というのは、全セクションのテストを受けなくても、1つのセクションだけ取り直してスコアを上げたい受験者のために取り入れられたシステムだからです。
「周りに注意をそらされてリスニングに集中できなかった」
「体調不良でスピーキングが苦痛で本来の力を出せなかった」
「リーディングだけ目標のスコアに到達できなかった」
そんな受験生の声を基に導入された”IELTS One Skill Retake“ は、IELTS試験の4技能(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)から希望するものを1つだけ選び再受験ができるシステムです。
しかし、再採点Enquiry on Results(EOR)とは違いますので要注意。受験料はかかります。また、申請の際にRetakeの結果を受け付けない大学もあるので事前に確認しておきましょう。
受験料
受験料は、18,000円(税込)です。
時々、キャンペーンなどを実施中して、通常料金より安くRetakeできることもあります。
受験条件
- 対象の試験会場でコンピューター版を受験した人
- IELTSを受験してから60日以内の申し込みが必須
受験方法
受験者自身のIELTSのアカウントから申し込みができます。
*再試験は1回の試験に対して1技能のみ可能
ONE SKILL RETAKE のメリット
- 時間と受験費用を節約できる
IELTS試験はすべて合わせるとおよそ3時間ほどかかりますが、One skill retakeは希望の1技能のみを受けて終了になります。また費用に関しても、本来のIELTS4技能の試験(コンピュータ―版)は25380円のため約7割程度で抑えることができます。
- 使うスコアが選べる
再受験後は「オリジナルスコア」と「受け直した後のスコア」から使用する点数を選択することができるため、万が一再受験で希望の点数が取れなかった場合でも安心です。
ONE SKILL RETAKE のデメリット
1セクションを再受験したからと言って、スコアが上がることを保証するものではないですし、もしかしたら、点数が下がってしまう可能性もあります。もちろん点数が下がってしまったら、オリジナルスコアの方を選択することはできますが、再受験料の費用と時間の無駄になってしまう結果となります。
まとめ
One Skill Retakeのシステムは1つのセクションのスコアが低かった時にそのセクションだけ再受験できる便利なシステムです。
いち早く目的のスコアに達することができるようにこのシステムをぜひ活用してみましょう。
確実なスコアアップを保証する