IELTS スピーキングでネタ探しに困ったら?
IELTSのスピーキングでは、日本語でもすぐに解答できないような、考えた事のない質問が出題されることがあります。そのような質問に対して、英語で答えることは至難の業です。
そのような場面では、 “I don’t know, I have never thought about it “(わからないです。そんなこと考えたこともないです。)と、はっきり試験官に伝えましょう。”I don’t know”と答えることが、直接減点につながらないことは、実証済みです。
しかし、質問されたことについては、何かしら答えを出さなければスコアアップにはつながりません。”I don’t know”の後に、“but, I think (guess) ……………..”をつなげて、思いついたアイデアをとにかく話しましょう。
IELTSのスピーキングにおいて、特にパート1では、何気ない質問から、どれくらい会話を弾ませられるかという側面で、コミュニケーション能力を測られます。したがって、「特にありません」や、「読書です」などの短い文章だけで解答を終わらせてしまうと、その後の会話が弾みづらく、コミュニケーション能力に欠けると評価されてしまいます。
質問には、必ず何かしらの解答をして、理由や具体例を付けることが求められます。IELTSのスピーキングでは、以下の3点を特に意識すると、会話のネタに困ることが少なくなります。
1. 些細な事でも具体的に話すことを意識しましょう!
1つ目のコツは、どんなに些細なことでも、正直に伝えることです。例えば、休日の過ごし方を聞かれた際に、「特に何もしません。」と答えるのではなく、「寝ていたり、ボーッと過ごしていたり、テレビを見ていたら、1日が終わってしまった。」などと解答しましょう。日本人は、どうでもいいことのついて、正直に答えることを控える傾向がありますが、IELTSの試験の時は、どうでもいいと思えることでも、正直に言う!という考え方を徹底しましょう。
上の例は、日常の些細なことについて話していますが、立派な答えになっています。「思いつかない」という発想から、「正直に言う」という発想に変え、話題を広げていきましょう。
2. 願望を話しましょう!
2つ目のコツは、答えが見つからなかった時に、理想や今後の希望に話題をすり替えることです。これは、立派なコミュニケーション能力と言えます。例えば、休日は何もしていないという場合でも、自分の理想の過ごし方や希望、将来の事へと、話を切り替えていきます。希望や願望について、詳しい事まで話す必要はありません。
3. 得意な話題につなげていきましょう!
3つ目のコツは、自分の得意な話題につなげるように話すことです。この場合、詳細を聞かれた時に、しっかり答えられるようにしておくことが前提となりますが、自分の得意な話題につなげていけるので、自信をもって話すことができ、高得点につながります。
スピーキングで、話すネタが思いつかない場合は、「アイデアが思いつかない!」と正直に話しても問題ありません。しかし、その後にどのように話題を広げるかが大事になります。ここで紹介した3つのコツを上手く使い、会話を続けられるようにしましょう。
① どうでもいい些細な事を正直に言う
② 自分の願望について話す
③ 自分の好きな話題につなげる
IELTS スピーキングでの注意点
嘘をつくべきか?
IELTSの採点基準に、嘘をついてるかどうかは含まれていません。しかし、嘘をつくことで、詳細を聞かれた時に具体的に答えられない、話に一貫性がなくなる、などの問題が生じます。特に、パート3では、嘘を指摘するかのように、同じ話題について、しつこく質問されることもあります。試験官も人間なので、心象が悪くなり、無意識に減点される可能戦もあります。
筋の通った嘘をつくことは、非常に難しいことです。スピーキングでは、嘘をつく必要性は全くなく、正直に答えることが重要です。質問された話題について、引き出しがない場合でも、紹介した3つのコツを上手く使い、自分の希望につなげたり、話を自分の好きな方向に転換することで、話を広げましょう。
Q) What is your favorite book? (好きな本は何?)
A) I don’t read books, so I cannot tell you my favorite book. But I watch YouTube or other social media. I like funny ones, so i enjoy watching for hours.
(私は本は読まないので好きな本はありません。でもソーシャルメディアや YouTube などは見ます。特に私は面白いのが好きで何時間も見てしまいます。)
まとめ
解答がとっさに思いつかない場合の対処法として、以下の3点を意識して、会話を広げましょう。
どうでもいい些細な事を正直に言う
自分の願望について話す
難しい事を言う必要もありません。アカデミックワードを使っていなかったり、多少の文法の間違いなどは気にせず、自分の正直な意見を言うことができれば、高得点につながります。嘘をつく必要もありません。内容やアイデアが重要なのではなく、コミュニケーション能力が問われますので、無言にならないように話すことを意識しましょう。
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