名詞構文を活用して即0.5スコアアップ!

即スコアアップにつながる表現法

名詞構文とは、文章を名詞中心の表現に変化させることを言います。例えば ”She is happy” という文を ”Her happiness” と名詞句にすることができます。名詞句にすることで2つの文を使って記載していた内容を1つの文で表すことができて、簡潔で情報の多い文章をつくることができます。この名詞構文をうまく使うことでエッセイを口語体からフォーマルな文語体に変えることもでき、即スコアアップにつながります。また、名詞構文は日本語では不自然に思われがちですが、実はとても英語らいしい表現なります。ぜひ、活用してエッセイでスコアアップを狙いましょう。

では、名詞構文はどうやって作るの!
答えは、大きく分けて4つあります。

  1. 動詞や助動詞(+目的語)を名詞化
  2. 動詞+副詞の名詞化
  3. 動詞+形容詞を名詞化
  4. 動詞+人を表す接尾語
  • 動詞や助動詞(+目的語)を名詞化してみましょう

動詞や助動詞を名詞化すると、主語、目的語や補語の位置に置いて名詞句として使うことができます。

例1】Her assistance was very helpful.  (she assisted  ➡ her assistance) 
  「彼女の援助はとても役立った。」

例2】His failure to the exam disappoints his family. (he failed the exam ➡ his failure to the exam)
  「彼が試験に失敗したので、彼の家族はがっかりした。」

例3】I appreciate his ability to communicate with children. (He is able to communicate with children ➡ His ability to communicate with children)
  「彼の子供たちとのコミュニケーション能力を評価します。」

例4】His attempts to deal with the problem ended up failure. (He attempted to deal with the problem ➡ His attempts to deal with the problem)
  「彼のその問題に対処しようと試みたが、失敗に終わった。」

例5】It indicates her love to her husband. (she loves her husband ➡ her love to her husband)
  「それは、彼女の夫への愛情を示しています。」

  • 動詞+副詞を名詞にしてみましょう

動詞と副詞の組み合わせを名詞化して、主語にしたり、補語や目的語にします。

例1】Her sudden resignation surprises everyone. (she resigned suddenly ➡ Her sudden resignation)
  「彼女が突然やめたので皆驚いた。」

例2】The enemy’s complete destruction of the city devastated the country. (The enemy completely destroyed the city ➡ the enemy’s complete destruction of the city)
  「敵がその都市を崩壊したので、その国は壊滅的打撃を受けた。」

例3】Ken’s slow opening of the door didn’t wake his roommate up. (Ken slowly opened the door ➡ Ken’s slow opening of the door)
  「ケンはドアをゆっくり開けたので、ルームメイトを起こさなくて済んだ。」

  • 動詞+形容詞を名詞にしてみましょう

動詞と形容詞の組み合わせを名詞化して、主語にしたり、補語や目的語にします。

例1】Heavy rain prevents us from leaving. (it rained heavily ➡ Heavy rain)
  「激しい雨のため、出発することができなかった。」

例2】I apologize for my absence from work. (I was absent from work ➡ my absence from workに変換)
  「会社をお休みしたことを謝ります。」

例3】I deeply regret for my brother’s rudeness to you. (My brother was rude to you ➡ my brother’s rudeness to youに)
  「私の弟が失礼なことをしてしまい、深くお詫び申し上げます。」

  • 動詞+人を表す接尾語

“early riser” や”good communicator”など、動詞と人を合わせた表現も覚えておくと便利です。
例1】He is an early riser.
  「彼は早起きだ。」

例2】She is a good communicator.
  「彼女は話し合いの上手な人です。」

その他の表現:good cook (料理がうまい人)、frequent visitor (よく旅行する人)、deep sleeper( 眠りが深い人)、big eater (よく食べる人)

名詞構文 練習問題

Q.1. 駅長は列車の到着をアナウンスした。

A. The station manager announced the arrival of the train.

Q.2. 私は彼女の突然の死にショックを受けた。

A. I was shocked by her sudden death.

Q.3. ベルは電話を発明 したことで知られている。

A. Bell is known for his invention of the telephone.

Q.4. ダンはフランス語が素晴らしくうまい。

A. Dan is an excellent French speaker. 

Q.5. 彼女は子供が繰り返し学校を欠席することを心配している。

A. She is worried about her child’s repeated absences from school.

Q.6. ジェニファーは学ぶのが早い。

A. Jenifer is a quick learner.  

まとめ

上記の4つの方法で名詞構文を作ることができます。名詞構文を使用することで、文体をフォーマルな印象にでき、アカデミックのエッセイには欠かせないテクニックと言えます。アウトラインを考える時にぜひ、一緒に名詞構文を考えて、即スコアアップにつなげましょう。

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