TOEFL公式団体、ETSからTOEFL iBTのテストが今年2026年の1月21日から新しく生まれ変われ変わりました。
4つの技能のすべてが大幅に変更。基本、リスニングとリーディングはアダプティブ方式を導入して、形式の変更、スコアシステムの変更、設問タイプの変更、実用的な英語力を重視する方法にアップデートしています。
この記事では、新TOEFL iBTアップデート版の概要、旧型式TOEFLの試験との違い、スコア換算の変更、出題内容の違い、セクション別構成の違い、試験時間の違いと、気になる対策(セクション別)と難易度の違いについて述べていきます。
2026年 TOEFLiBT アップデート版の概要
TOEFLは今の教育上の必要性の変化に順応に対応し、初心者から上級者までのすべてのレベルの学習者向けにもっとパーソナライズな試験に生まれ変わりました。
今回の改訂で最も大きな特徴は、リーディングとリスニングに導入される「マルチステージ・アダプティブ形式」です。
これは受験者の解答の正確さに応じて問題の難易度が変化する仕組みで、より短時間で受験者の英語力を的確に測定できるようになりました。
そのため試験全体の所要時間はこれまでより短縮されます。3時間ぐらいのテストが1時間半に!
そして難易度は受験者ごとに異なります。
出題内容についても従来の学術的・伝統的な題材から刷新され、より現代的で日常的なテーマが扱われています。
内容も大幅に変更され、実生活や学術場面に即した出題により、英語を「学ぶ力」から「使う力」へと重点が移り、世界で求められるコミュニケーション能力をより適切に測定する試験へと進化しました。
今後も進化していくことでしょう。
旧型式との違いハイライト
| 項目 | 旧型式 | 新形式 |
| 試験形式 | 受験者全て同じ問題 (固定形式) | 2ステージ アダプティブ形式(R/L) |
| 受験料 | US$245ドル | US195ドル(日本のみ値下げ) C$249(カナダ) |
| 試験時間 | 約3時間 | 約1時半 |
| スコア換算 | 0〜120(TOEFL特有) | 1〜6スケール (CEFRと同等のスコア) |
| 出題題材 | 学術的 | 現代的・日常的・実践的 |
| リーディング | 長文理解 | 短文理解 |
| リスニング | 会話と長い講義 | 短い会話、短いアナウンスと 短い講義 |
| ライティング | エッセイ中心 | 文構築・Eメール・学術ディスカッション |
| スピーキング | 統合型課題 | 繰り返し・バーチャル面接形式 |
| 試験結果 | 約1週間 | 受験日から72時間以内 |
📝旧型式との試験形式の違い
旧型式のTOEFL iBTは、全受験者が同じ問題を解きます。
これに対し、2026年のアップデート版ではリーディングとリスニングに「マルチステージ・アダプティブ形式」が導入され、受験者の解答状況に応じて問題の難易度が変化します。
これにより、より短時間で正確に英語力を測定できるようになりました。
その他の違い
- スコア換算の違い
- 出題内容の違い
- セクション別構成の違い
- 試験時間の違い
- テストスコア返却時間の短縮
① スコア換算の違い📊

従来のスコアは0〜120点ですが、2026年からは新たに1.0〜6.0のスケール(0.5刻み)が導入されました。
この新スコアは、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)ヨーロッパ言語共通参照枠の略称)、外国語の運用能力を同一の基準で評価する国際的な指標に対応しています。
そのため、国際的に理解されやすい指標となります。ただし移行期間として、2028年までは従来スコアと新スコアが併用表示されるため、混乱を避けつつ移行できるようにしています。
② 出題内容の違い📚
新形式では全てのセクションで出題内容に変化があります。
逆に変化が見られないものは、
①リスニングの生徒間での会話
②ライティングのアカデミックディスカッション
こちらがそのまま引き継がれます。
2026年版では、全てのセクションにおいて、現代的で日常的なシーンが題材となります。
大学キャンパスでの会話やグループ活動、日常生活に関連する学術的なやりとりが多くなり、実際に英語を使う場面を想定した出題に変わりました。
③ セクション別構成の違い
リスニング&リーディング
「マルチステージ・アダプティブ形式」 になりました。
これは2段階で問題が構成される方式で、以下のように進みます。
- ステージ1(基準問題)
o まず全員が同じ「標準レベル」の問題を解く
o この段階の正答率によって、次に出題される問題の難易度が決定 - ステージ2(適応問題)
o ステージ1で高い正答率を出した受験者には、より難易度の高い問題が出題される
o ステージ1で低い正答率を出した受験者には、逆に難易度の低い問題が出題される
その他
➡リーディングでは、単語の穴埋めが加わり、長文から短文に変化
➡リスニングでは、質問が読まれ、その解答を選択する問題が加わり、生徒様の会話、アナウンス、講義は全て短い
ライティング
旧型式のライティングではタスクは2つ。タスク1は「統合型エッセイ」が出題されていて、タスク2はアカデミックディスカッション形式です。
2026年版では「単語並べ替え問題(文章構築問題)」「Eメール作成」「学術的ディスカッション(旧型式のアカデミックディスカッションと同じ)」といった、より実践的な課題に変化しました。
スピーキング
スピーキングも同様に、旧型式の4つのタスクがすべて変更します。
「聞いて繰り返すListen &Repeat」と「バーチャル面接形式」に変化。Listen and Repeat は7つ出題され、インタビュー形式で話す質問は4つ。質問に解答する時間は約45秒間になります。
全11問で時間は8分。かなり短縮されます。
インタービュー形式は、いろんなシナリオが想定され、例えば「 Do you think exercise is very important for people now? 」などの質問に答えます。
④ 試験時間の違い⏱
旧型式の試験時間はおよそ2時間半から3時間でしたが、新形式ではアダプティブ形式の導入により全体の試験時間は短縮されます。合計で 約67分〜85分 (1時間半ほど)ほどの試験時間となりました。
従来通り、受験者によって出題の進み方が多少異なるため、所要時間には若干の個人差が生じます。
⑤ テストスコア返却時間の短縮
旧型式の
テスト結果は、テスト日から通常4〜8日後にテスト結果がオンラインで確認できましたが、テスト結果報告の迅速化をはかり、受験日から72時間以内に採点結果が返却されます。
これにより、提出日のぎりぎりまでテストの受験が可能になり、目標達成率も改善することできるでしょう。
新形式の対策のポイント
アップデート版の傾向を知るためにTOEFLのETS側ではサイトで無料でできるプラクティステストが2つ設けられています。
試験の傾向上、TOEICや英検問題に近くなり、またDUOLINGOという試験にも近くなります。

そのため、TOEICや英検、Duolingoの教材を使うことも有益です。
ライティング対策としては、文構造の問題や、単語を推定する穴埋め問題があるため、文法のおさらいと語彙力強化は欠かせません。 追加されるE-mailの作成のため、Eメールの構成をサンプルで確認しましょう。
アカデミックディスカッション(Academic Discussion)のみ、変更なしで今まで通り150文字ぐらいで10分内に書くことが求められます。
スピーキング対策としては、短い文やフレーズを正確にリピートする「Listen&Repeat」が特有の問題なので、音声を聞いて一文を正確に反復する練習が必要です。インタビューでは短い応答タスクで質問に答えることが求められるため、日常的な課題に対する質問に45秒以内に答える練習をしましょう。
「自分の意見+その理由+具体例」で持っていく練習をしましょう。
学生生活やキャンパス関連の質問もありますが、日常的な課題についての質問が多いので一般的な質問に答えられるようにしましょう。
例】Thanks for meeting with me. Now, please think back to the last time you handled a household task – something like laundry, cleaning, or fixing something around the house. What was it? Did you enjoy the experience?
例2】Thank you for speaking with me today. Please think back to the last time you used your phone for something important—such as contacting someone, finding your way, making a payment, or translating. Why did you use it at that time? What did you like about how it worked for you?
難易度の違いについて
いままでのTOEFLiBTの試験は、初心者には非常にチャレンジングはテストでリスニングの重点が高い試験でした。
アダプティブ形式になったことで、初心者にとっては易しく感じることでしょう。上級者にとってもそこまで難しいと感じることはないと思います。
ですので一般的に易しくなったと言えます。
出題形式は実用的になり、題材は親しみやすくなったことが一番の要因です。
反射的に答える力、短時間で要点を掴む力、正確な文法と表現力がより強く求められます。
TOEFL新形式を実際に受けた筆者の印象では、間違いなく易しくなりました。
しかし、TOEFLの特有の問題が追加されているので、しっかりとした対策は新形式でも必要です。
✅受け入れ態勢の確認
留学や進学で必要なTOEFLのスコアですが、大学側で新形式を受け入れているか、また各セクションのスコア設定が’あるところもあるのでしっかりと確認してから望みましょう。
- Top/Ivy League Schools: Aim for a 5.0–6.0 range.
- Undergraduate Admission: Generally 4.0–4.5 range.
立教大学では、「a score of 4.5 or higher in each of the following sections: Reading, Listening, Speaking, and Writing」が条件となっています。つまり、どのセクションも4.5以下はダメということになります。
条件をしっかりと確認してから望みましょう。
新TOEFLアップデート版のまとめ
TOEFLが全く新しいく生まれ変わったことにより、受験者にとっては非常に困惑することになりますが、概して易しくなっていると思っていいともいます。
また受験料が安くなり受験頻度を高めることができるのでそれはメリットと言えます。
今回のTOEFLの改定は受験者にとってはメリットの多い変更と言えます。
しかし、あくまでの英語の試験ですので、しっかりとした対策が必要です。
また、志願する教育機関がTOEFL新形式のスコアを受け付けているかどうか、条件をしかっり確かめて臨みことは大事なステップです。
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