TOEFLは海外留学、特にアメリカの大学に入学する方にとって必要不可欠な資格試験の一つで、新形式でも同じ区大学や大学院留学には欠かせない試験です。
TOEFL iBTのスコアは6.0点満点です。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各セクションのスコアを4で割った平均点が最終のスコアとなります。
必要なTOEFLのスコアは学部によって異なる場合もありますが、ハーバード大学、スタンフォード大学、イェール大学といった有名大学ですと5.0+(旧スコア100点以上)のハイスコアが求められます。
TOEFL iBTで満点を取るのは、旧型式ではかなり難しかったのですが、2026年1月以降の新形式に変更となってからは日本人でも6.0のスコアを取ることが容易になったのは事実です。
生徒様の中にもライティングが6.0と満点をとれる方が続出しています。
セクション別 TOEFL iBT満点スコアとは
配分は、各セクション6.0点満点で、総合スコアは4つのセクションのスコアを4で割った平均が最終的なスコアとなります。
下記の表は、点数毎でだいたいのレベル感です。
| スコア | レベル感 |
| 6.0 | 上級 |
| 5.0 | 中上級 |
| 4.0 | 中級 |
| 3.0 | 初中級 |
| 2.0 | 初級 |
| 1.0 | 入門 |
日本人のTOEFL平均点ってどれぐらい?
アメリカ:91点
インド:94点
韓国:86点
中国:85点
日本:72点 (4.0)
2025年のETSのデータによると、日本人のTOEFL iBT平均点は120点満点中72点(旧型式)となります。72点を新形式のスコアに換算すると4.0です。
他国と比較すると低い結果となっており、特に4つのセクションの内スピーキングが一番苦手なようでした。
アウトプットを必要とするスピーキングでは日本人にとっては一番難しいセクションです。
また、世界のスコア平均は「86」(4.5) です。
また、昨今iPadやスマホなどの電子機器ですべてを済ましてしまっているため、パソコン自体の操作に慣れていない学生の方も少なくありません。そちらも原因の一つとして考えられるでしょうか。
TOEFLスコア比較表
TOEFLの新形式のスコアは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に沿ったスコア換算に変更となりました。そのため、1.0-6.0のスコアで表記されています。よく比較されるIELTSのスコアとTOEIC、英検と比較してみました。
ただし出題形式や出題内容の違いから、多少の誤差が生じます。
| TOEFLibt | CEFR | IELTS | TOEIC | 英検 |
| 6.0 | C2 | 8.5-9.0 | - | - |
| 5.5 | C1 | – | - | - |
| 5.0 | C1 | 7.0-8.0 | 945-990 | 1級 |
| 4.5 | B2 | – | – | - |
| 4.0 | B2 | 5.5-6.5 | 620-940 | 準1級 |
| 3.5 | B1 | – | – | – |
| 3.0 | B1 | 4.0-5.0 | 390-615 | 2級 |
| 2.5 | A2 | – | – | – |
| 2.0 | A2 | 3.5 | 230-385 | 準2級 |
| 1.5 | A1 | – | – | – |
| 1.0 | A1 | 3.0 | 10-225 | 3級~5級 |
TOEFL新形式で満点がとりやすくなった理由
新形式に移行してから、スコアを取りやすくなったと言われています。独学でライティング6.0を出す方もいらっしゃいます。
理由は大きく5つ考えられます。
理由1
▶ AI 採点の比重がたかまり、テンプレート練習が機能しやすくなったため
AI評価は一定パターンに強いため、
✔明確な構成
✔接続詞
✔時間内に完結
✔安定した話速
などを訓練すると成果が出やすいのは確かです。
理由2
▶ スコアスケール変更(30点 → 1.0–6.0)の変更
以前の30点満点は細かく刻まれていました。
新形式は6段階に近い尺度なので、 細かな差が吸収されやすい
例:
旧29と30の差 → 新形式ではどちらも6.0相当になる可能性
理由3
▶ タスク数・試験時間の短縮で集中維持しやすい
新TOEFLは全体時間が短縮されたため、長丁場ではなく、短時間で受験が完了します。
▶疲労減少
▶後半の失速が減る
理由4
▶対策情報が増えた
模範回答例やテンプレートをオンラインから参照したり、YouTube解説やAI添削などの機能を使うことも無料でできるようになったため、対策を取りやすくなった傾向になります。
→ 昔より再現性高く対策できる
理由5
▶日本人の強みが活きやすいテストに変更
新テストでは、以下の項目がスコアアップの要因となるため、まじめに取り組む学生にとっては取り組みやすいテストに変更したと言えます。
- 文法正確性
- 復習と予習
- テンプレート活用
- リピート練習で強化対策
TOEFLで満点を目指すべき?
中上級者が満点を目指されることは良いことだと思います。高いスコアをめざすことでモチベーションを高め、コツコツ継続的に勉強に取り組めます。
しかし初心者の方は
高ければ高いほどいいというわけではなく、今の自分の実力を分かった上で現実的な目標を決めることが継続の重要な要素となります。
非現実的な目標は挫折したり、モチベーションが続かなかったりの原因となります。
例えば、今のレベルが4.0点ならば、5.0点のラインに到達できる勉強をすることが大事です。
それから5.5点を目指し、その上の満点を目指すようにしましょう。そステップバイステップでもちろん満点は可能です。
TOEFLで満点を取りやすいセクション
TOEFLでも満点を取りやすいセクションがあります。ある程度のライティングと文法力がある方はライティングが一番6.0点満点を取りやすいセクションです。
文法的要素はタスク1の語句並べ替え問題ですが、語順や意味を考え、英作練習を取りいれることで正答率が上がります。
タスク2のメールを書く、タスク3のアカデミックディスカッションもテンプレート通りに書くことでスコアを取りやすいセクションになりました。
逆に満点を取りずらいセクションは日本人にとってはアウトプットのスピーキングです。
スピーキングのタスク1「listen & Repeat」は十分な練習をしないと、正確にアウトプットは難しパートです。
タスク2のインタビューは45秒内に即、自分の意見→その理由→具体例を入れる必要があるため、ある程度の課題に対応していく必要があります。
概して、スピーキングを苦手としている日本人が多い中で、練習さえすればこなしていけるようになったTOEFLスピーキングですが、満点はまだチャレンジングなセクションですね。
しかし日本人の帰国子女の方でスピーキングセクションが満点を取った方が一人いらっしゃいます。構成に沿った答え方を徹底して練習した成果です。
6.0満点に近づく勉強法
①語彙力強化
まずは英語の基礎がしっかりしていることが大事です。実用文も加わりアカデミックなものばかりではなくなったものの、アカデミックのリスニング、リーディング、フォーマルな書き方や語彙力は採点基準に入ります。
普段のTOEFL対策に加え講義などの様々な分野の英単語を学習することを取り入れる必要があります。まずは単語固めから入りましょう。
②文法の強化
そして、TOEFLの新形式では単語穴埋めや文構造の理解が必要です。
ライティングでもテンプレを使用するにせよ、その時のトピックに合ったようにある程度の応用力が必要になるので間違いない正確な文章や複雑な文法構造を持つ文をつくることができると満点に近づけるでしょう。
したがって、読解力を身に付け、文の構造をしっかり理解しておくことは極めて重要です。ですので、少なくとも高校で学習する英単語、英文法は固めておく必要があるでしょう。
③リスニング力の強化とメモ取り
そしてリスニングですが、会話やアナウンスメントが中心となり短いリスニングに代わったことからメモを取る必要がなくなったと思われがちですが、
【記号などを使う一例】

④速読力の強化
ある程度の文法と文章の構造を理解できるようになるには前から分の意味を区切って理解する必要があります。
この練習はスラッシュリーディングとも言われます。スラッシュリーディングとは、意味のかたまり(チャンク)に区切る方法です。
She / is going to study abroad / in order to get a degree / from a renowned university / in Canada.
このようにスラッシュ(/)で文を区切って、前から意味を理解していく方法です。
この練習は、後ろから訳すなどの時間の無駄を省き、英語を前から順繰りに処理していくことを可能しますが、どのように文がつながっているかは理解しないと、ただの単語の羅列になって意味が分からなくなるので注意。
主語はこれ、動詞はこれ、目的語はここ、これは修飾文などと理解することが文構造の理解につながります。
ひっかけ問題に、「本文で使っている単語を並べ替えてそれらしい内容にしているなど」が挙げられます。
その微妙な文章の意味の違いがわかるようになるには、文の構造を理解することです。意味がしっかりとれているか必ず確認しましょう。その練習を続けていくことにより速さが加わってきます。
満点が取りずらいスピーキングの強化対策について
スピーキングの強化はある程度の流暢性が加わってから行うと効果的です。
まずは英語勉強では、インプットを先に行い、アウトプットをそのあとになります。
なぜかというと、ある程度の「引き出し」が備わっていないとアウトプットにつながらないからです。
タスク1の「Listen&Repeat」は、とにかく聞いて、アウトプットするリテンションの練習が必須です。
*リテンション(リプロダクション)とは?

リテンション(Retention)は聞いた内容を頭の中に保持・記憶する「短期記憶力」、リプロダクション(Reproduction)はそれを口頭で再現する「再生力」を指すトレーニング法です。
タスク2のインタビューでは、聞かれている質問の理解は必須!
回答は以下のテンプレートを使用します。
- 自分の意見
- その理由
- その具体例
を必ず45秒内にスピーチができるように練習しましょう。
TOEFL満点を目指すべき まとめ
TOEFLの配点は、各6.0点満点の総合得点6.0点満点のテストです。
アメリカの名門、アイビーリーグでは5.0点以上のスコアを求められます。
TOEFLでは、新形式以降、満点を取るのはぐんと身近になりました。日本人の学習方法が非常に役に立つからです。
満点を目指すモチベーションはとても良いと思いますのでぜひ目標を高く持ち、継続的に勉強しましょう。
初心者の方にとっては、現実に可能な目標をセットして、その目標に到達したら、次のステップへ進むようにステップ・バイ・ステップで対策を取りましょう。
自分の勉強のためにも満点を目指すのであれば、特にタスク別の弱点対策をとれるマンツーマンの学校を選ぶと一番の近道になります。
苦手なタスクを集中対策できる


