IELTSよくある質問特集

あなたが探してる答えがきっと見つかる!さまざまなIELTSに関する質問を集めてみました。

目次
1. IELTS試験全般について
2. IELTSリスニングセクションについて
3. IELTSリーディングセクションについて
4. IELTSライティングセクションについて
5. IELTSスピーキングセクションについて

IELTS試験全般について

Q1. IELTSとはどのような試験?

A1. International English Language Testing Systemの略で、英語圏の大学に進学、就労、移住を目的とする人が英語力を測るための試験。試験では、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの技能を測定します。イギリス発祥のテストのため、イギリス英語表記がほとんどです。

Q2. IELTSのスコアの有効期限は?

A2. ペーパー試験でもコンピューター試験でも試験日から2年間です。

Q3. IELTSのテスト時間はどれくらい?

A3. 試験の所要時間は約2時間45分。スピーキングテストの時間帯によっては丸1日かかることもある体力勝負の試験。日本ではスピーキングセクションだけ他のテストの前後数日以内に実施されることもあります。

Q4. IELTSアカデミックとIELTS ジェネラル・トレーニングの違いとは?

A4. IELTSアカデミックは、英語圏の大学や大学院に留学する方向けの試験。試験内容は大学での講義や学術的な場面が多い。

IELTSジェネラル・トレーニングは、海外での移住や就業を希望する方向けの試験となり、現地の生活に困らない英語力があるか判断するためのものです。試験内容は主に日常会話や職場環境のことが多い。ライティングとリーディングの問題がアカデミックと異なります。

Q5. IELTSテストの受験方法と実施形態に関して

A5. IELTSアカデミック、IELTSジェネラル・トレーニングテストは、コンピューターかペーパーのどちらで受験するかを選択することができます。テスト形式、問題形式、各パートの時間配分、試験内容はどちらの形式も同じ。またIELTS Onlineは、安定したインターネット接続環境があれば、ご自宅などで受験することができます。

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コンピューター受験ペーパー受験IELTS Online
実施形式リスニング・リーディング・ライティングはコンピューター。スピーキングテストは試験管との直接面接もしくはビデオコーリング形式。リスニング・リーディング・ライティングは筆記。スピーキングテストは試験管との直接面接もしくはビデオコーリング形式。IELTS Academic のペーパー版やコンピューター版と同じ内容です。
結果受験から3~5日後受験から13日後試験後3~6日以内にオンラインでの結果のみ(紙の成績証明なし)
予約テスト予約時にコンピューターアイコンをクリックテスト予約時に紙と鉛筆のアイコンをクリックhttps://ielts.com/japan/lp/ielts-online-bookings-open
実施状況テスト実施状況 最大週7日、1日3回テストを実施年間最大48日テストを実施(地域によって異なる)週に2,3回実施。開始時間を指定することも可能

Q6. IELTSテストの受験方法と実施形態に関して

A6. IELTSアカデミック、IELTSジェネラル・トレーニングテストは、コンピューターかペーパーのどちらで受験するかを選択することができます。テスト形式、問題形式、各パートの時間配分、試験内容はどちらの形式も同じ。またIELTS Onlineは、安定したインターネット接続環境があれば、ご自宅などで受験することができます。

 ◆コンピューター受験: リスニング、リーディング、ライティングの各パートのテストを会場で設置してあるコンピューターを利用して受験。ただしスピーキングテストは、ペーパーテストと同様に、試験官と直接面接形式もしくはビデオコーリング形式。このスピーキングテストは、他3技能テストの前か後に行われます。

 ◆ペーパー受験: リスニング、リーディング、ライティングの各パートを紙媒体(コンピューター操作は一切ない)で受験。【日本ではライティング➡リーディング➡リスニングの順に行われる】スピーキングテストは同日午後か、その前後数日以内に実施されます。ペーパー受験では、リスニング、リーディング、ライティングの3つのテストが同じ日に実施され、各テスト間に休憩がないので要注意。

◆IELTS Online 受験: 安定したインターネット接続環境があれば、IELTSアカデミックの試験(ジェネラルは不可)を自宅で受験することができます。 スピーキングテストは、IELTS試験官とのビデオコーリングにより、オンラインで実施されます。 注意点として、IELTS Onlineを認めていない大学もあるので事前確認が必須です。そのほか、紙の成績表は発行されません。

Q7. IELTSの利便性

A7. 留学、進学での英語能力判定として海外の多くの教育機関に認められているだけでなく、140以上の国の1,200以上の会場においてひと月に最大4回実施されているため、いつでも受験が可能。近年ではコンピューター受験での需要も高まり、IELTS Onlineでは会場にいかなくても自宅での受験もできるようになりました。

またIELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を測る試験となり、IELTSを通して総合的な英語力の上達が見込める有益なテストです。

Q8. IELTS何点からすごい?

A8. まずはIELTSのスコアの付け方は、0が最低点で、9.0が最高点。その間は0.5きざみで採点されます。TOEICと比較してスコア別のレベル感を把握しましょう。

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IELTSスコアTOEICスコア英語レベル
9.0該当なしネイティブで教養があるレベル
8.5該当なし非ネイティブがリーディング・リスニングなどで目指せるレベル。かなりの上級者と言えます。
8.0該当なし大学院やMBAでも求められる点数でないので、英語の超上級者。ネイティブでも取れないこともある。
7.5該当なし大学院申請などでこのスコアが取れると有利。間違いなく上級者です。
7.0900~990学部によっては大学院申請に使えるスコア。自慢できるいいスコア。上級の仲間入りです。
6.5850~900中上級者レベル。
6.0750~850中級者の壁にぶち当たりやすいレベル。
5.5650~750英語は日常会話はできる、初中級レベル。
5.0600前後移民(永住権)申請でよく必要になるスコア
4.5500前後初中級者が初めてIELTSを受けるとこのスコアになる。
4.0400~500初級者レベル
3.5300~400初心者レベル

Q9. 日本人のIELTS平均点数

A9. 日本人の平均点はOverall 5.5と言われており、近隣諸国のアジア圏の国と比べて少し低い点数となっています。

Q10. IELTS for UKVIとは?

A10. イギリス政府が認めたビザ申請のために必要な英語能力証明テストで、目的に応じてアカデミックとジェネラルの2種類がある。学位取得を目的とした学生ビザを申請する場合はアカデミック試験を、永住や学士号未満の職業訓練や勉強、イギリス国内での就労を目的としたビザ申請はジェネラルの受験が必要となっている。

Q11. IELTS 初心者に必要な勉強時間

A11. 目標スコアが5.5 – 6.0を目指す方は、高校生までの英語教育が身に付いていて、IELTSのスコアが5.0の受験生である場合は、必要な時間は200時間~600時間程度と言われています。そのため、平日2時間、休日5時間の学習時間を確保できる場合、3~7か月程度は必要だという想定になります。IELTSという試験の形式に慣れてコツを掴むことです。その他、IELTSの問題集を何度も解いたり、良い解答例を見たり聞いたりして学ぶようにしましょう。あれこれ参考書を何冊も購入するより、一つの参考書を使い込むことが大事です。

IELTSリスニングセクションについて

Q12. リスニング力を鍛えるにはどうしたらいい?

A12. 英語の書き取り演習「ディクテーション」が効果的と言われています。効果的な取り組み方法を実行し、練習効果を実感しましょう。TEDTalksなどやYoutubeを活用して、興味を持てるトピックでより多く、長時間英語に触れることが効果的です。「多聴・清聴」を心がけましょう。

Q13. リスニングの難易度は?

A13. リスニングは、リーディングやライティングに比べて、難易度の低いセクションであると思われます。聞かれる単語は難易度の低いものが多いですし、穴埋めも多いため、想像して埋めていくことも可能です。

Q14. コンピュータ受験の場合も10分間、解答を見直す時間はあるのか?

A14. コンピュータで受験するIELTSの場合は、コンピュータで直接解答を入力するため、ペーパーテストで与えられる転記(約10分)の時間は必要ありません。コンピュータテストでは最後に2分間の見直し時間が与えられます。

Q15. リスニング何ヶ月で伸びる?

A15. リスニング力を鍛えるには時間がかかります。しかし、毎日少しでもいいので、英語に触れる、聞くことが大きな力となります。その他単語を知らないため聞き取れない方は語彙力を鍛えることも大事になってきます。TedTalks やYouTubeを聞いて、丁寧に確認していくことが大事です。3ヵ月で1.0から1.5あげることも夢ではありません。

IELTSリーディングセクションについて

Q16. IELTSリーディングアカデミックとは?

A16. リーディングは、60分間で、40問を解答する形式です。アカデミック版とジェネラルモジュールの二種類が存在し、それぞれパッセージや問題の形式が変わります。アカデミックでは、長文3つ、論文やレポートなど、より学術的な内容が含まれます。

ジェネラルモジュールでは、広告、手紙、説明書など、日常生活で出会う可能性のある短文が中心となります。

深い読解力が必要となります。

Q17. IELTSアカデミックリーディングの問題形式とは?

A17. 大きく分け、以下のように7つあります。

・穴埋め問題 (記述式)

・穴埋め問題 (選択式)

・タイトルマッチング問題 (選択式)

・TRUE/FALSE/NOT GIVEN または または YES/NO/NOT GIVEN問題 (記述式)

・選択問題 (人名や四択、複数回答を選ぶ問題など)

・文章完結問題 (選択式)

・テーブル(表)完成問題 (穴埋め/記述式)

Q18. IELTSリーディングの難易度は?

A18. IELTSのリーディングは学術的な幅広い内容のものができます。例えば、環境問題、AIの発展と人との関わり、芸術、教育など。そのため、語彙力の強化が大事になってきます。パッセージ1が比較的易しく、パッセージ2もしくは3のどちらかが、難易度が高く設定されています。

Q19. IELTSリーディングは全部読むべきか?

A19. IELTSのリーディングは、設問の情報がどこの段落に書いてあるかを選択するなど問題があります。そのため、聞かれている段落を全て読む必要が出てきます。どこの段落に書かれている情報があるかがわからないと、時間のロスになります。最初から精読をしていると時間がないので、ざーと本文を読んで話の発展や概要を抑える必要があります。

Q20. TRUE/FALSE/NOT GIVEN または YES/NO/NOT GIVEN問題

A20. 本文の内容に合っているか、間違っているか、そもそも本文にその内容が記載がないか、を選ぶIELTS特有の問題形式となります。

TRUE/FALSE/NOT GIVEN または YES/NO/NOT GIVEN問題における対策

・自分の想像で、TRU/FALSE/NOT GIVEN (YES/NO/NOT GIVEN) を選ばず、実際にその情報が書いてあるのかないのかで判断をする

・FALSEもしくはNOを選ぶのは、設問文の内容が100%否定出来る時だけに選ぶ

・NOT GIVENは「本文にその内容が直接書かれていない」時に選ぶ

Q21. IELTSリーディングでスコアを上げるには?

A21. スキャンニングの練習と言い換え表現をマスターすることが成功へのカギとなります。IELTSリーディングでは、問題文(設問文)の理解もとても大事になるので、読解力の向上は欠かせません。どの教材を使ってでもいいので多読と精読を繰り返し、読解力を高め

同時に語彙力を高めましょう。

Q22. IELTSリーディングでは解答を書き写す時間はあるのか?

A22. IELTSのリーディングでは解答を書き写す時間は与えられておりますので、ペーパー試験では直接解答用紙に書き込む、コンピューター試験では直接タイプする必要があります。

IELTSライティングセクションについて

Q23. IELTSライティングでは文字数より足りなかった場合は減点か?

A23.  結論、文字数は採点基準にはありません。Task 1では150文字、Task 2では最低でも250文字と記載されていますが、文字数多少少なくても減点はされないとされています。文字数よりも、内容を重視されることに着目しましょう。文字数が少ないことで内容の完成度が下がるため減点につながるケースがほとんどです。また採点は減点方式なので、文が長くて多ければ多いほどミスも起こしやすく、かなり多く書くことによって減点対象が増えてしまうことになりかねません。簡潔でわかりやすいエッセイが高得点を取れます。

Q24. IELTSアカデミックライティングTask 1で特に気を付けることは何ですか?

A24. どのテーマでも共通して気を付けるべきことは「時制」です。Task 1で主に使われる時制は以下4つとなり、過去完了形や未来完了形といった複雑な時制を使うことはほぼありません。

・過去形

・未来形 (予想)

・現在形

・現在完了形

過去完了は使用する必要はありません。

Q25. IELTSライティングの勉強法ってどのようなものがあるの?

A25. スピーキング部門と同じくらい日本人の苦手と言われるライティングのスキルを上げるためには、以下のような勉強方法があります。

① 文法ミスがない文章が書けるようにし、減点対象を減らす

しっかりとした構成と文法ミスをなくすため、英作文の演習ドリルなどを繰り返し解き、文法力を鍛えましょう。

② モデルアンサーをひたすら書き写す

オンライン上でモデルアンサーや模範解答 (解答例・サンプル) を活用し、様々な内容のトピックスの模範例を書き写してみましょう。内容を書き写す練習を通して、ライティングの構成や表現、コロケーション、具体例の取り入れ方が分かってきます。その他、トピックに対する考え方も学ぶことが出来ます。

③ 使える単語や表現を抜き出してまとめてみよう

モデルアンサーや解答例はもちろん、ハイスコアを撮れるサンプル例は文法的に正しいものがほとんどです。自分で使えそうな表現、語彙などを抜き出して覚え、自分のライティングに取り入れてみましょう。

④ インプットを増やす (精読多読)

ライティングの引き出しを作るにはインプットとなるリーディングがとても重要と言えます。モデルアンサーを見るのもリーディングをしていることと同じです。オンラインのニュース記事でも構わないので一日1記事の精読を行いましょう。語彙や表現力を学ぶ絶好の機会です。

Q26. Ieltsのライティングはどれくらい書けばいいですか?

A26. IELTSのライティングセクションは、タスク1とタスク2で構成されています。タスク1で150字以上、タスク2で250字以上書くように指示されますが、 多少少なくても減点にはならないため、タスク1は160字前後、タスク2は260字前後を目安にするといいでしょう。

IELTSスピーキングセクションについて

Q27. Ieltsスピーキングはどんな感じ?

A27. IELTSスピーキングは、試験官との1対1の面接形式で行われる対面式スピーキング、もしくはセンターによってはビデオコール*で行われます。個室での1対1の面形形式になります。

約12分~14分の間に、Part 1、Part 2、Part 3の3つの構成で成り立っています。

スピーキングはジェネラルモジュールでもアカデミックと同じです。

 *試験官が、ビデオコールシステムを通じて、リアルタイムに対話形式でスピーキングテストを行うこと

Part 1: 自己紹介の部分で、General Question (一般的内容の質問) と言われ、家族、友達、実家など、受験者自身の身近なことについて聞かれます。

Part 2: ある特定の話題についてのトピックカードが渡されます。質問事項の他、2~3つのガイドラインが提示され、それについて話すように要求されます。メモ用紙と鉛筆と共に1分間の考える時間が与えられ、トピックについて約2分間のスピーチが求められます。

Part 3: Part 2に関連した内容の質問が出題されます。質問内容は抽象的で、トピックに関する詳細な内容の回答が求められます。ディスカッション形式(対面討論)で進められるので、試験官がさらに掘り下げて質問してきたり、トピックに関してより多くの情報を伝える必要があります。

Q28. スピーキングのスコア感覚

A28. IELTSのスピーキングは比較的採点基準が緩く、スコアが取りやすいセクションであると言えます。試験官の質問を理解し、しっかりと答えることができれば6.0はすぐにとれるでしょう。採点基準は「流暢さと一貫性」「語彙力」「文法の正確さ」「発音」の4つで、特にこの中でも「流暢さ」が一番大事な採点基準と言われています。

文法などの間違えはあまり気にせず、試験官との会話を楽しむつもりで臨みましょう

Q29. スピーキングの時間は変更できる?

A29. 原則的にできないと言われておりますが、どうしても都合が悪い場合、テスト当日に会場スタッフにお話しをして、変更可能な場合もあります。

Q30. 面接官に質問を聞き返しても大丈夫か?

A30. 聞き返しても大丈夫です。Part2はスピーチなのでできませんが、特にPart 3では質問が複雑化することがほとんどで、質問を理解せず、的を得てない回答をすることで減点につながってしまいます。

質問の意味が分からない時は試験館に聞き直すことで、言い換えてくれることもあります。聞き返すことが直接的な減点対象にはならないので、恥ずかしからずに聞き返しましょう。

Q31. 話すことに困ったらどうすればいいの?

A31.日本語でも考えたことのない質問の答えを英語でいうのは至難の業です。IELTSでは日本語でもなんて答えていいか分からない問題が出題されることが多いです。そうなった場合、すぐに回答が思いつかないことも多々あります。その時のために日頃からよくある質問集の答えを考えておくといいでしょう。

その他、以下3点を意識することで、会話のネタに困ることが少なくなります。

① 些細なことでも具体的に話すことを意識する

– 例えば休日の過ごし方を聞かれ「特に何もしない」と答えるよりも、「寝たり、読書したりしている」など、ある意味どうでもいいことを正直に回答することで無言の時間などがなくなります。

② 願望を話そう

– 答えが見つからない時に、理想や今後の希望に話題をすり替えることで話を膨らますことです。これも立派なコミュニケーション能力の1つです。

③ 得意な話題につなげよう

– 「② 願望を話す」に少し似ていますが、自分の得意な話題につなげる(すり替える)ことで、自信を持って話すことが出来、高得点に繋がることも。ただしこの場合、何個か基本的なトピックについて自分の意見がしっかり言えるようにしておくことが前提となります。

Q32. スピーキングもパート別時間配分は?

A32. IELTSスピーキングテストは1人当たり14分ほどの時間しか与えられません。パート1は、4~5分です。問題数が一番多く6~12問の質問が想定されます。回答の長さは、約15秒~30秒で答えましょう。パート2は指示に従い、2分間ぎりぎりまで答えましょう。パート3は4分~5分ほどですが、問題数は2~4問で残り時間によって異なってきます。

Metropolitan Academy of English

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