進学のためのTOEIC

カナダ国内カレッジ進学にTOEICは有効なのか?

カナダには日本のような受験がなく、入学するには学校側が提示している入学条件を満たす必要があります。この条件の1つは、学歴として「高校卒業予定/済」となり、高校を卒業していれば、ほとんどのカレッジプログラムでの条件をクリアできています。

そして母国語が英語でない留学生は、カレッジで授業を受講するための十分な英語力があることを証明する必要があります。カレッジによって条件は異なりますが、IELTSやTOEFLがメインになることが多いですよね。

大学進学の場合は、TOEIC®テストスコアそのものは入学資格として使えない場合も多く、入学資格としては、TOEFL iBT®テストやIELTSといった資格が必要になる場合が多いです。

TOEICは日本ではメジャーな試験ですが、世界的に見ると認知度は低く、台湾や韓国などのアジア圏のごく一部で受けられている程度の試験です。留学に際して提示を求められたり、威力を発揮したりすることはありません。

では、「TOEICはカレッジ留学において向いてない」と思っている方も多いですが、ごく稀にTOEICの点数を受け入れてくれている学校もあります。大体の点数は、701点~900点レベルになります。

オンタリオ州 公立カレッジ

私立のカレッジであればTOEICは幅広く受け入れられていますが、公立のカレッジとなると限定されてしまいます。

Georgian College

©︎Georgian College

MAEが位置しているカナダ・オンタリオ州トロントから約2時間ほど離れたところに位置するGeorgian College。郊外ということで静かなところに位置しており、勉強するには最高の環境と言えます。留学性に人気があるコースは、航空関連や保育系、そして留学生向けの就職サポートも手厚く、本気で取り組みたい人にピッタリです。最近では日本人のカウンセラーもいるようですので便利なようです。または、カナダの留学エージェントにお問合せいただければいつでも日本語のサービスが受けられます。



まずTOEICをはじめ、どのくらいの英語力が必要かを紹介していきます。

試験名必要なスコア
TOEIC800点 – 850点
IELTS (Academic)6.0 – 7.0
TOEFL iBT79点 – 89点
Duolingo105点 – 140点
※今後変更になる場合もありますので、ご自身で出願前に必ず確認してください。またコースにより異なります。

その他詳細はGeorgian Collegeの ウェブサイトをご覧下さい。

特に追加でエッセイなどの課題提出は求められていませんが、TOEICは基本的にReading/Listeningという英語のインプット要素が多く、話す、書くというカナダでの生活や学校生活で必要なスキルへ余り対応をしていないので、TOEICで基準点を達していても、英語プログラムを数ヶ月ほど予め受講するなどし、授業についていけるよう英語力の底上げを図っておきましょう。

出願システムはどうなっているの?

英語力は満たしていても、「出願システムが分からない!」という人も多いと思います。
カナダのカレッジは、各学校のホームページ上で入学募集が発表された後に出願することが可能です。入学の合否決定は申込をした順に、基準をクリアした学生から入学が確定していくシステムになっています。
日本のように共通試験を受け、一次試験を受け、一斉に合否発表というものではありません。
カナダも州により異なる場合が多いですが、目安として知っておきましょう!

また英語力がたりていなくても申し込みは可能な場合が多く、その場合「Conditional Acceptance(条件付き入学)」として扱われ、期限までに英語力の受験をクリアする必要があります。
これでクリアしなかった場合、入学が取り消されますのでご注意下さい。

まとめ

主要はやはりIELTS/TOEFLですが、Georgian CollegeのようにTOEICを受け付けてくれる学校も稀にあります。自身が目指している学校の要項をきちんと見直し、必要な書類を準備していきましょう。

また、カナダ国内大学・カレッジ進学のためのIELTSという別の記事も出していますので併せて目を通してみて下さい。

実践から学ぶ

Metropolitan Academy of English

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